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知事記者会見(平成26年1月28日)

印刷用ページを表示する掲載日2014年1月28日
   記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はYouTubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

 会見日:平成26年1月28日(火曜日)

 動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。

【動画リンク】 1/2     2/2  

(質問項目)

広島空港の利用促進について(中国)
広島市立中学校で発生したノロウイルス食中毒について(毎日)

※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/2」をご覧ください。

鞆地区道路港湾整備事業について(NHK,中国,読売)
広島新庄高等学校の第86回選抜高校野球大会出場決定について(毎日)
広島市東部地区連続立体交差事業について(朝日,中国)

※上記項目の動画は上の動画リンクの「2/2」をご覧ください。

【会見録】

(幹事社:中国新聞)
幹事社の中国新聞です。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は11時を予定しています。知事からの発表がないということなので,幹事社の質問から入りたいと思います。

○ 広島空港の利用促進について


(幹事社:中国新聞)
広島空港の利用促進についてお伺いします。現在,春秋航空の日本の成田線就航の準備が進んでいますが,先日,全日空の広島・成田線の撤退報道がありました。今後の広島空港の利用促進について,知事のお考えをまずお聞かせください。

(答)
 全般についてっていうことでよろしいんですかね。

(幹事社:中国新聞)
 撤退の受け止めからですかね。

(答)
 撤退って言うか,一便減便ということですかね。はい。そもそも全日空のこの成田便というのは,ほとんど国際線の乗継で使われてるものなんですね。9割ぐらい,要するにANA便の国際線に乗り継いでいくっていうものだと聞いてまして,今回,運休されるというのは全日空が成田から羽田の方に国際線の重点をシフトしていくという動きにあわせて,羽田の国際線を強化するという一環として,運休になったということと聞いてますので,航空会社としての戦略というのはそういうものかなというのはそういうふうに理解をしています。
県としては,広島空港から海外へ渡航するという際の選択肢を増やしていくというか,確保していくということが重要かなと思ってますので,そういう意味で引き続き航空ネットワークの拡大というところに努めていきたいなと思ってます。
ちなみに,春秋が就航した場合には,これまだダイヤとか運賃が発表されてないんですけれども,広島~成田線というのは一日3便運航になります。全日空以外の航空会社への乗継というのもありますので,そこが便利になるのかなということを期待をしているところであります。

(幹事社:中国新聞)
 近隣の空港をみると,今回,ダイヤ改正などで,岩国錦帯橋空港の東京便の大型化だったり,岡山空港の増便,山陰をみると米子空港にスカイマーク社が就航したりしてるんですけど,中国地方全体で見たときに広島空港の拠点性みたいな低下も懸念されてるところなんですが,そのあたりの知事の所感をお伺いできたらと思います。

(答)
 いや,各空港がいろいろ便利になるのは,それはいいことであって,広島空港も今回〔の春秋航空日本の就航〕と,10月にANAが復便をして,利用者はまた前年度を超えるかたちで推移を,回復しつつあるという状況もありますし,国際便の充実というのも引き続き進めてますので,必ずしも広島空港の拠点性が失われているということではなくて,私は他の空港が充実をしているんじゃないかと。これは度々言ってますけれども,県にとっては広島空港が利用されるということが重要なのではなくて,県民の皆さんにとって,便利な交通体系が,交通サービスが提供されるということが重要なので,これ,新幹線も含めてですけれども,我々はそういうふうに受け止めてます。直接影響するのはやっぱり広島空港と岩国空港だと思いますけれどもね。

(幹事社:中国新聞)
 今,新規ネットワークの拡大に努めるという話もありましたけれども,国際線,国内線あわせて,今,県として一番の新規路線の開拓に関して,重要項目,ターゲットは何に絞ってやってるかっていうのはあるんでしょうか。

(答)
 路線ですか。一つは例えば台湾の,ネットワークの拡大という意味ではないですけれども,台湾のデイリーを更に増やしていくという,向こうからのインバウンドに便利な時間帯に入ってきてもらうとかですね。ソウルもそういう側面あるんですけれども。あとはやはり東南アジアにおける目的地と言うか,路線の拡大というところが一つあるかなと思ってますけど。

(幹事社:中国新聞)
 東南アジアという言葉も出ましたけれども,具体的にどこの国かというのはあるんでしょうか。

(答)
 東南アジアということで。はい。

(幹事社:中国新聞)
 今,空港アクセスについて,白市駅で路線バスを増発する社会実験をしていますが,確か3月末までですかね,途中段階ですけれども,知事としての評価と新年度は実験をどうしていくのかという見通しがあれば,教えていただけますか。

(答)
 はい。今後についてはまだ検討してるところですけれども,なかなか思ったように利用が伸びてないなというところがあります。それについては,やはりなぜなのかということをもう少しよく分析する必要があるんじゃないかなと思ってますし,そういうことも踏まえて,どういうふうに白市〔駅〕の活用を図っていくかということは検討していきたいと思ってます。

(幹事社:中国新聞)
 4月以降はまだ終了するとか,その辺も含めて…。

(答)
 まだ未定です。

(幹事社:中国新聞)
 未定なんですね。

(答)
 はい。

(幹事社:中国新聞)
 アクセスの関係で,航空関係者の間では軌道系アクセスの待望論というのが未だ強いんですけれども,その辺り,知事のお考えはどうなっているんでしょうか。

(答)
 軌道系についても繰り返し言ってますけれども,軌道系が事業的に成立するというのは,今のシュミレーションだと広島空港の利用350万〔人〕というところなんですね。現実として考えたときに,軌道系の場合に,軌道系を使った場合に,造った場合に,時間的にはバスよりも長くなります。必然的に待ち時間が発生すると。最大,今の,例えば,今の山陽本線と同じ便数が仮に出たとしたら,最大20分の待ちが出るということですよね,大体20分に1本ぐらいですから。そういう状況の中で,本当に使われるのかということも含めて,慎重に考える必要があるのかなと思ってます。

(幹事社:中国新聞)
 県のスタンスとしては〔軌道系アクセスは〕確か凍結というようなかたちかと思うんですが,その状態が今も変わらないというような捉え方でよろしいんですね。

(答)
 それは特に変わってません。凍結というか,ですから凍結というのは何かが進んでて凍結ということだと思うんですけど,何か具体的に動いてたわけじゃないので,凍結の前に,軌道系というのはまだ具体化をしていないということじゃないかと思います。

(幹事社:中国新聞)
 今まで,バス利用者の利便性アップに取り組んできたと思うんですけれども,今後,自家用車で乗り付ける人への利便性アップももうちょっと考えていかなきゃいけないと思うんですが,その辺りどのように考えているかという点と。そうなると空港駐車場料金の引き下げみたいなものも検討状況にあると思うんですが,その辺りのお考えもお聞かせください。

(答)
 空港の駐車場については,国の運営している駐車場と県営駐車場とそれから民間駐車場というのがあって,今それが一定程度の近さとかということも含めて,バランスした状態にあります。結構混むという状況もありますので,それ全体を勘案しながら考えていかなければいけないことかなと受け止めてます。
(中国新聞)
 全体のバランスを何,とおっしゃんたんですか。

(答)
 全体のバランスを考えながら検討していく必要があるんじゃないかなと思っているということですね。

(幹事社:中国新聞)
 料金設定で言うと,現在の県の今の一日800円というのは国に準拠して設定している話ですよね。

(答)
 準拠というか,国の料金ともバランスを取りながらということですね。

(幹事社:中国新聞)
 この件で何か質問がある社はお願いします。
 その他に質問がある社はお願いします。

○ 広島市立中学校で発生したノロウイルス食中毒について


(毎日新聞)
毎日新聞です。先般,広島市内で中学校で大規模な食中毒事件が発生しましたけれども,これに対して,県として,改めて,食品の衛生管理について徹底していきたいことというのはお伺いできますでしょうか。

(答)
 はい。もちろん,この時期,ノロ〔ウイルス〕による食中毒というのが発生のリスクが高くなるということで,従来からさまざまな機会を通じて,注意喚起しているところですけれども,今般のこの事案も受けて,再度,やはり徹底はしていきたいと思ってます。

(毎日新聞)
 個別の施設への指導をされていくとか,そういうような案というのはあったりするんでしょうか。

(答)
 指導というか,個別のその一件一件を指導というのは,もちろんこういう事案があればね,そこに対するというのがありますけれども,むしろ,いろんな何ていうんですか,うーん,何ですかね,例えば防疫訓練であるとか,あるいは従来からやっているような,あるいは,市町の教育委員会との会議であるとかそういうところを通じて徹底を図っていくということかなと思いますし,引き続き,その関係,健康福祉局がもちろん対応としてはメインになりますけれども,今言ったような教育委員会とか含めて,連携をしながら進めていきたいなと思ってます。

(幹事社:中国新聞)
ほかに質問のある社は。

○ 鞆地区道路港湾整備事業について


(NHK)
NHK秦です。鞆の浦なんですけど,今後どのように進めて,話を,まだトンネルとか橋とか,トンネルに対しての理解はまだ得られてないと思うんですけれども,今後どのように進めていかれるんでしょうか。

(答)
 まず,いわゆる架橋推進派の住民の皆さまと話し合いというか,協議をしていますけれども,いずれこれ,もちろん福山市とも連携をしながら,町全体に対して,もう一度説明会を開くとか,そういうことは進めていく必要があると思ってます。で,その上で,その上でというか,そういういろんな説明であるとか話し合いの機会を通じて,住民の皆さまに県の考えていることを理解していただきながら,また,今,県が提示しているものというのは,あくまでも案というか,素案でありますから,例えば駐車場ないしは,あるいは交通対策であるとか,いろんなことについて,またご意見もいただきながら,その最終的な計画として進めていきたいと思ってます。

(幹事社:中国新聞)
 最終計画として進めたいという話もありましたけども,知事としてはいつぐらいを目途に最終計画として練り上げたいといいますか,まとめたいというか,そういう時期的な目途というのはご自身の中にお持ちなんでしょうか。

(答)
 もちろんその,すぐに着手できることと,それから,それこそ進めていく上で少し時間がかかるものがあると思いますので,着手できるものは一日でも早く進めたいと思ってますし,その他も,もちろんできるだけ早く進めていきたいと思っているところです。

(幹事社:中国新聞)
 例えば,今〔任期〕二期目が始まったわけですけれども,今期中にはとか,そういったところもない,今のところはできるだけ早くというところですか。

(答)
 できるだけ早くということです。

(幹事社:中国新聞)
 ほかに何かありましたら。

(読売新聞)
 読売新聞の内田です。マスクしたままで申し訳ありません。今すぐ着手できることは一日でも早く進めたいということで,来年度の予算に鞆に関する調査費が計上されるということだったんですけれども,これが今知事のお考えになるすぐに着手できることに当たるものになるんでしょうか。

(答)
 私がすぐに着手したいと申し上げたのは,事業として,すぐに着手をしたいということでありまして。で,ちなみに予算というのはまだ決まってないので,今,検討をしているところですけれども,着手したいというのは具体的な事業ですね。はい。

(幹事社:中国新聞)
 そのほかに。

(中国新聞)
 中国新聞の荒木です。鞆の浦で若干関連して確認したいんですけど。先ほど,その架橋反対派以外の町民も含めて,県の案を説明して,これは県が示しているのはあくまでも素案であって,意見を頂いた上で最終的な計画として進めたいということでしたけれども,若干これ,いろいろ誤解も生まれがちなんですけれども,県としては架橋を撤回して,トンネルを通したいという大きな変更点があって,それと付随して,町の防災機能を高めるとか,交通をもっと便利にするとか,そういうちょっとこうスケールは若干小規模ですけれども,非常に生活により根差したようなまちづくりの案が混在していると思うんですけれども,意見を頂きながら最終的な計画として進めたいとおっしゃったのは,両方に関してですか。今まで,県は何と言うんでしょうか,トンネルに転換して,何と言うんですか,地元では未だに埋立架橋なんかを求める声が一部には強いものがあって,〔地元は〕そこも県は見直して欲しいと言っているんですけれども,そこの部分についても意見をかなり交わしながら柔軟に変更していくような考えもあり得るということになるんでしょうか。ちょっと,これはしっかり整理して説明してください。

(答)
いやいや,それはね,これまで何度も記者会見とか,こういう場で説明をしているので,僕は前提にお話をしていますと。で,県がどういうふうに言っているかというのはご承知のとおりですよね。大きな三つの原則みたいのがあって,それは守っていくべきでしょうと。それはなぜならば,その住民協議会というのを経て,そこでの結論を踏まえて出してきたことなので,それを変えてしまうということは,そもそもこの前段にあった住民協議会ということを全く無視していくことになるので,そうではありませんということは申し上げているとおりです。それから,その他いろいろなことについては,住民の皆さんのご意見も踏まえながら,柔軟に対応したいということも,これも何度も申し上げていることなので,それを申し上げているだけでありますので。はい。

(中国新聞)
わかりました。これまでの基本スタンスと基本,変わってないと。

(答)
変わってません。

(中国新聞)
ということでよろしいですね。

(答)
はい。

(中国新聞)
わかりました。

(中国新聞)
 すみません,中国新聞です。今,町全体に対する説明会ということなんですが,これは開催の目途とか,そのあたりは何か目途があるんでしょうか。

(答)
今のところは,いつというのは全く決まってません。

(中国新聞)
 新年度予算も固まったらすぐにとか,そのあたりも考えてらっしゃらない。

(答)
いやいや。全くいつというのは決まってません。

(中国新聞)
町全体というのは,何と言いますか,町民全体という,何というか,そこに…。

(答)
これもね。ずっと記者会見とかで言っていることですけれども,住民説明会というのを一回やりましたよね,県が結論を出した後で。で,その後,今,推進,いわゆる架橋賛成派という方々との話し合いをしていて,で,ある意味で言うと,鞆町の中の一部の方とお話をさせて頂いているわけですけれども,そうではなくて,前回行ったような住民の皆さん全体を対象にした説明会というのは,これはやる必要があるというのも,これは何度も申し上げていることなので,それを言っているということであります。

(中国新聞)
 その説明会というのは,2014年度の県の取組を説明する会になるわけですか。

(答)
いや,違います。県がそもそもご提案をしている,いわゆるそのパッケージ案ですね。

(中国新聞)
 〔20〕12年6月の。

(答)
そうそうそうそう。〔20〕12年6月だっけ。

〔事務局から〕
2012年6月です。

(幹事社:中国新聞)
 すみません,そのほかにあれば。

○ 広島新庄高等学校の第86回選抜高校野球大会出場決定について


(毎日新聞)
 全く別件になってしまうんですけれども。先般もコメントは出していただいたんですけれども,広島新庄高校が県北勢として初めてセンパツ出場を決めました。県北は非常に人口も減ったりとか,ややもすると元気がないかなという部分もあるんですけれども,〔広島〕新庄高校が出場することでどんな地域効果が期待されるかというところをお伺いできればと。

(答)
 はい。まず県北は元気じゃないというのは誤解でですね。僕はとても元気な方もたくさんいるし,いろいろ厳しい条件があるというのはそのとおりだと思いますけれども。で,今回,そもそも日本全体でもね,雪で閉ざされる地域というのはなかなか不利な状況がある中で,広島県内においてもやはり県北というのはそういう状況がある。そこで非常に鍛錬を重ねて,〔広島〕新庄高校がこの度出場するということになったということは,やはり努力の賜物というか,本当になんというか,まさに不利な条件をね,乗り越えていくということで,本当に素晴らしいことじゃないかなと思います。それが地域の人にも勇気を与えると思いますし,地域の皆さんには盛り上がっていただきたいなと思いますし,県としても精一杯応援をしていきたいなと思ってます。

(毎日新聞)
 目指してほしい成績なんかも一言お伺いできればと思うんですけれども。

(答)
 いや,それはね,優勝というとまたプレッシャーになるかもしれないけど,常に,そこに行くんであれば,頂点を目指していただきたいですね。

(毎日新聞)
 ありがとうございました。

(幹事社:中国新聞)
 その他の質問があれば。

○ 広島市東部地区連続立体交差事業について


(朝日新聞)
 新庄からまたがらりと。朝日新聞の清水です。話は変わりますが,ちょっと確認で。先週も出た話なんですが,先ほどの住民説明会に関連して。海田町を中心の〔広島市〕東部〔地区連続〕立体交差事業について,またご説明の機会,ちょっと時期はまだ分からないよというのが先週のご見解でしたけれども,その後何か進捗がありましたら,あるいは日程等決まっていましたら教えてください。

(答)
 はい。東部連立については現時点で何か大きな状況の変化があったということではありません。そういう意味では,説明会の日程等については固まっているわけではいないという状況です。

(朝日新聞)
 わかりました。

中国新聞)
 中国新聞です。これは説明会がある場合には知事自らが出席するようなイメージでよろしいんでしょうか。

(答)
 それは具体的に説明会を調整する中で決定するということになると思います。

(幹事社:中国新聞)
 最後の質問にしたいと思います。何か質問のある社は。
 ではこれで知事定例会見を終わります。次回は2月4日火曜日の10:30からを予定しています。ありがとうございました。

(答)
 はい。ありがとうございました。

 

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