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知事記者会見(平成24年10月9日)

印刷用ページを表示する掲載日2012年10月9日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はYouTubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

 
会見日:平成24年10
月9(火曜日)

 動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。

【動画リンク】 1/3 2/3 3/3

(発表項目)

 ひろしまクールシェアの取組状況について 
 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。

(質問項目)

 府中町児童死亡事案について
 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。

 原子力災害対策指針原案について
 府中町児童死亡事案について

 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「2/3」をご覧ください。

 原子力災害対策指針原案について
 ひろしま菓子博について
 岡山県知事選について

 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「3/3」をご覧ください。

【会見録】

 (幹事社:中国新聞)
 幹事社の中国新聞の野崎です。知事のほうから発表項目があるということなので,よろしくお願いいたします。

○ ひろしまクールシェアの取組状況について

(知事)
 では,私から1点発表項目がございます。
 今年の夏に,「ひろしまクールシェア」を県内の各市町,また民間と連携をして取り組みましたけども,その結果をまとめましたので,御説明をさせていただきたいと思います。
 まず,取組期間中の参加施設につきましては,これは,県とか市町の施設が101ほどありまして,県内の商業施設が124あったんですけれども,この来店・来館状況というのは,1日平均約38,000人ということで,多くの方に参加をしていただけたかなと思っております。
 この結果,これはなかなか想定も難しいんですが,仮にこちら[クールシェア参加施設]にいらっしゃった皆さんが家にいなかったという計算をすると,1日平均,約8,400キロワットの節電効果があったという計算になります。
 参加をした施設を対象にアンケートを実施していますけれども,半数を超える参加施設から,イメージアップやPR効果,また,来店・来館の増加などのメリットがあったというふうにお答えをいただいております。そして,8割の施設から次回も参加したいという前向きの回答もいただいております。
 今年は初めての試みでしたけれども,一定の平日の昼間,いわゆるピーク時の節電対策の一助になったのではないかなというふうに考えています。
 来年[度]もこれは継続して,さらに充実をして,また参加人数も増やしていきたいですし,また,参加施設の拡大もしていきたいというふうに思っておりまして,こういった取組を通じて,節電の意識が根付いていくことを期待しております。
 それで,今日は,実はこのクールシェアをやって,プレゼントをするというのがありまして,その抽選を行いたいと思っております。応募は440件ありました。
 [1等当選者を]10名選ぶんですよね。ということで,こちら[抽選箱]から。
 [10枚選んで]1,2,3,4,5,6,7,8,9,10・・・[11枚目について]残念でしたね,この人。1等の当選者は,この10名の方ですね。これは,ホームページのほうで発表させていただきたいと思いますが。ご住所,竹原氏在住のAYさん。違うな,ごめんなさい。名前,名字のイニシャルで言うと,YAさん。東広島市のAIさん。三原市のHOさん。安芸太田町のKKさん。三原市のTSさん。東広島市のYUさん。三原市のHMさん。三原市のYUさん。呉市のIFさん。そして,西区己斐のKSさん,以上10名でありまして,ホームページで公表させていただきます。公表は,やはりイニシャルと在住所名ということで,発送をもって最終的な発表とかえさせていただきます。
 あと,2等以下は,別途抽選を行って,これも同様にさせていただきたいと思います。
 どうも,ご協力ありがとうございました。

(幹事社:中国新聞)
 今のひろしまクールシェアの発表について,何か質問などございましたらよろしくお願いします。

 (質問なし)

○ 府中町児童死亡事案について

(幹事社:中国新聞)
 無いようですので,幹事社質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 まず1点目なんですが,先日ありました広島県府中町で小学5年生の女の子が母親の暴行を受けて死亡した事件について伺います。県の対応について,府中
町への引継ぎが不十分だったんではないかという指摘があります。それから,入所措置を解除した後のフォロー体制が不十分だったのではないかという指摘もあります。国の指針についても,それに沿ってなかったのではないかというふうにも指摘されてます。今後の対応については,検証委員会を設けて検証するということになると思うんですが,現時点で,知事としてどのような県の体制に問題があったと考えるのか,もしくは,問題点は無かったと考えるのか,それから,問題点があったとすれば,どのように改善していくべきと考えていらっしゃるかお聞かせください。

(答)
 まず,今回の事件については,堀内唯真[ほりうち ゆま]さんが残念ながら亡くなられるということになりまして,これについては本当に残念だと思ってますし,哀悼の意を表したいと思っております。児童虐待防止の責務を負う行政の立場として,こういった,本当に[事件の]内容を読んでても非常に悲惨に感じるんですけれども,こういうことが起きてしまったということは,本当に悲しいことだというふうに感じています。
 それで,県としては当然に,非常に重く受け止めておりまして,今,いろいろご指摘ありましたけれども,それについてはしっかりと検証して,今回の結果を防ぐことができたのかということは十分考えていきたいというふうに思っています。これは,いろんな複合的なことが絡んで,結果に繋がっていくということだと思いますんで,今,単純にこれこれ,こういうことなんで,ということはなかなか適切じゃないのかなというふうにも思いますので,そのために検証委員会を開くわけですから,そこでしっかりと議論していただいて,検証していただきたいなというふうに思っております。その上で,必要な手順,あるいは体制上の問題があれば,そういったことについても,対応していきたいというふうに考えています。

○ 原子力災害対策指針原案について

(幹事社:中国新聞)
 ありがとうございます。もう1点なんですが,原子力関係のことで伺います。
 先日,国の原子力規制委員会が,福島第一原発事故を踏まえた原子力災害対策指針の原案を公表しました。この中で,防災対策の重点区域を30キロ[メートル],それから放射性ヨウ素剤の配布を検討する区域を50キロ[メートル]とする案を発表しました。
 広島県ではですね,島根原発と,それから建設を今計画している上関原発で50キロ圏関係するものと思いますが,この原案について50キロ圏という範囲について,どのようにお考えかお聞かせください。

(答)
 今回,今の50キロ圏というのは,いわゆるPPAと呼ばれるもので,これはプルーム通過時の被ばくを避けるための防護措置を実施する地域というふうに呼ばれてます。これは,要するに放射性物質を含んだ雲のようなものが移動して影響を与えるということですけれども,これが福島の場合,概ね50キロ圏に及んだということで,今回こういった内容のことになっているというふうに理解をしております。
 これは,ただ50キロというのは,以前から議論の対象になってきたことで,今回改めて原子力規制委員会において,防災指針のたたき台が示されて,これからこのPPAについて議論をするということになっているというふうに理解をしておりますので,引き続き,国において具体的な対策というのをこれから検討を進めていくと思いますけれども,その対策が出てくればですね,直ちに対応できるように国の動向を注視していきたいというのが1点と,引き続き国との連携体制の構築であるとか,あるいは地域防災計画への反映について検討をしておきたいというふうに思っております。
 もっぱら,これは島根原発のことかなというふうに思っておりますけれども,島根原発については中[国]電[力]とはですね,情報連携体制というのを構築しておりますので,そういったことも含めてですね,今後の対応のベースにしていきたいというふうに考えております。

(幹事社:中国新聞)
 原発に関連してもう1点なんですが,上関原発について中国電力は[10月]5日,計画推進に向けて,公有水面の埋立免許延長を申請しました。これに対して山口県の山本知事は,現時点では申請を許可しないという方針を明言されていますし,政府も新増設をしないという原則の対象だということで認めない方針を改めて示しています。
 この中電の対応,それから山口県,政府の方針について,エネルギー政策も含めて,どのようにお考えかお聞かせください。

(答)
 エネルギー政策全体についてはですね,少しまだふわふわしてる感じがありますけれども,ただ,現時点で少なくとも,まさに素からの建設は認めないということは,はっきりと言ってますんで,国としてはそういう方針だというふうに理解をしてますし,山口県の対応というのは,当然にそういった方針を受けたものだと思いますし,ある意味で言うと中国電力もそれはわかった上で,不許可というかですね,になることを前提として提出をされたんだろうというふうに理解をしております。
 
(幹事社:中国新聞)
 ありがとうございます。では,国なり,県が不許可の方針としていることは,2030年代に原発ゼロという方針を示しているところからすると,当然だろうというふうにお考えですか。

(答)
 そうですね。

(幹事社:中国新聞)
 その関係で言えば,島根原発の3号機の建設を認めることはですね,2030年に原発ゼロということと合致しないんじゃないかという指摘もありますけども,そのことについてはどのようにお考えですか。

(答)
 いや,明らかに矛盾してますよね。

(幹事社:中国新聞)
 おかしいと。

(答)
 おかしいというか,矛盾してますよね。

(幹事社:中国新聞)
 ありがとうございます。
 幹事社質問について質問などございましたら,よろしくお願いいたします。

○ 府中町児童死亡事案について

(毎日新聞)
 毎日新聞の寺岡です。よろしくお願いします。
 府中町の傷害致死の事件に戻るんですが,広島県では2010年に福山市で虐待死事件があって,それを受けてまた検証委員会で提言等を受けた直後に,入所措置の一時停止をして3か月後に措置解除という形で,提言の中には継続的な見守りをするようにということも求められてたと思うんですが,今回そういった過去の教訓等,生かせなかったことについては知事としてはどのように考えられているか,そこの点,お願いします。

(答)
 今回の府中町の事案というのは,一時帰宅というふうに言ってますけれども,3か月間,自宅で過ごして,その間非常に良好であったというふうに認識をしたというふうに聞いてます。
 それをもってですね,以降の見守りというのがですね,基本的に不要であったという判断はしているわけですけれども,それについては結果を見ればですね,当然にそれは不十分であったということになるんですが,その時の判断として,どうしてそうなったのかというかですね,それについてはよく検証をしていく必要があるのかなというふうに思います。
 当然にこういった事案も起きているわけなんで,今後は見守りをするべきであろうという結論になるんであろうというふうに想像してますけれども,何と言いますか,児童虐待というか,勿論この虐待ということに非常に焦点があたって議論されるわけですけれども,これは勿論,家庭の話というかですね,であって,例えば今回も唯真ちゃんが家に戻りたいというのは非常に強い希望を持ってたというふうにも聞いてますけれども,そういった中で静かに暮らさせてあげるのがいいのかですね,ある意味で言うと,非常にこのリスク管理の立場に立って,ある意味で言うと干渉になるわけですけれども,そのほうがいいのかという考えはいろいろあるんだと思うんですよね。ただ,結果としてこうなったんで,それは過剰と言われても干渉するべきなんであろうということになるんだと思います。人間の暮らしの部分なんで,非常に複雑なことがあるのかなというふうには感じています。

○ 原子力災害対策指針原案について

(日本経済新聞)
 日経新聞の三田と言います。
 これまでの会見で既にお話になっていることかもしれませんけども,改めて原発についてお伺いしたいんですけど。先週上関〔原発〕の話があって,先程当然のことだというふうに受け止めをおっしゃっているんですけども,中国域内とか広島県内の産業立地政策の観点からして,将来の電源が無くなると言えばいいか,別の代替案を探さなきゃならないというかは別として,曲がり角になっていることに対して現時点でのお考えをお聞かせください。

(答)
 3号機が建設されるかどうか,建設というよりも建設はもう終わっているので稼動するかどうかというのは別問題として,県内の電源構成というのは,そういう意味ではあまり変わらないということですね。今の1号機が廃炉になった場合,稼動停止した場合にはまた変わってくるんですけれども,大枠は変わらないということでありまして,そういう意味では,コスト面でもそれほど大きな変化があるわけではないだろうと認識しているんですが。問題は日本全体の原発政策であるとか,それが国際的なエネルギー価格に与える影響であるとか,そういったことを通じて,例えば中国電力の場合には石炭,非常に大きいですし,その石炭の価格までに影響を及ぼしていくということになると,これは非常に大きな問題になっていくのかなというふうに考えています。更に言えば,当然CO2[二酸化炭素]の問題もありますので,これが地球温暖化対策の議論がどういうふうに今後推移していくのかということも,そういう意味では中国地方のエネルギー供給に対する影響は出てくるのかなと思っております。いずれにしても,エネルギーというのは安定的に供給していくということが必要で,またコストは当然低いほうがいいということなんですけども,そういった安定供給性,あるいは負担可能性というかですね,負担についてどういうふうになっていくのかということをしっかりと認識をしながら,最終的に国民の選択が出来るような形で議論を進めて最終決定をしていく,ということを私としては望みたいと思います。

(山陰中央新報)
 山陰中央新報者の錦織と申します。この会見今日初めて参加させていただきます。よろしくお願いします。
 先程,政府の島根原発3号機の容認方針とエネルギー戦略には明らかに矛盾があるというふうにおっしゃってました。広島県としての疑問であったり疑念を国政府にどう伝えていくのかということが一点と,あと3号機に対する島根県の判断というのはまだ分かりませんが,先ほど知事おっしゃったように50キロ[メートル]〔安定〕ヨウ素剤〔の配布〕とか,住民避難の受け入れ計画というところでは間接的に広島県も影響を受ける中で,島根県側の意見を聞くといいましょうか,広島県から島根県に広島の意見を伝えるといった場面ということは今後想定されうるでしょうか。

(答)
 すみません,何についてのどういう意見ですか?

(山陰中央新報)
 島根県が何をもってどういう基準で賛否を判断するのかとか。

(答)
 3号機の稼動について?

(山陰中央新報)
 島根県が3号機稼動に仮にOKを出したとするとその理由を尋ねるとか,あるいは認めないといった時にその根拠等を照会するといったような,広島県が島根県への判断等にご質問,話を聞くといったことはありえるんでしょうか。お任せということでしょうか。
 

(答)
 我々としては,第一義的には島根県の判断が尊重されるべきであろうというふうに考えてます。その上で,もちろん安全対策については国の新しい原子力安全委員会のもとで,これは別に島根県だけに開示するというではなくて,国民全体に開示されることですから,それについては我々もしっかり理解する必要があろうかと思います。その上で,島根県がどういうふうに立地県としての同意の判断をされるかというのは分かりませんけれども,もし何か特別な意味合いのあるような判断がされれば,我々としてももちろん問い合わせをするということになると思います。

(山陰中央新報)
 国に対しては?

(答)
 国に対して?いや,もうよく分かっていると思うんで,改めてどうのこうのという話ではないと思いますけど。これはもう従前から申し上げているように,いろんな場面で我々は言ってますけれども,エネルギー供給については安定性,負担の問題,そういったことをよく勘案してしっかり決めてくれと常々申し上げています。 

(幹事社:中国新聞)
 原発関連でちょっと追加で聞かせてください。先ほど50キロ関係については今後議論していくということになると理解されているというふうに。

(答)
 議論というか,国のほうでですね。

(幹事社:中国新聞)
 今後その50キロ圏について,きちんと決まればですね,県として体制強化というものがあり得るのかというのがどうかというのが1点と,それから,以前原発の新増設に関しては,広島県として関わるつもりはないというふうにおっしゃってましたが,その50キロ圏というものを一定の明示をされた後も,その姿勢は変わらないのかどうかというのがもう1点。それから,最後,先程山口県と政府の判断ですね。埋立の延長申請。上関の話ですけれども,これについては「当然」というふうに説明がありましたけれども,その基になる2030年までに原発をゼロにするという方針が,次期衆〔議〕院〔議員〕選〔挙〕で政権が代われば,そのエネルギー政策自体,原発政策自体が変わるかもしれないという指摘もあります。そのことについては,どのように一貫性みたいなものについてどのようにお考えかという,その3点についてお願いします。

(答)
 まず,1点目の50キロ圏ということで変わるかということですけれども,これはあくまでもプルーム対応ということでありますので,それこそ重点地域として指定されるその30キロ圏とは少し性質が違うんだろうなというふうに理解してます。そういう意味で,50キロ圏にいわゆる地元立地県としての,例えば同意権ということを認めるということはおそらく想定しにくいのかなというふうにも思ってますので,我々としてはもちろんそういった立場としての範囲内で,最大限対応を我々も求めるということになろうかというふうに思います。で,2点目はなんだっけ?

(幹事社:中国新聞)
 今の答えとちょっとだぶるんですけれども,新増設について,県として現時点では?

(答)
 そうですね。ですから,立地県としての立場を行使できない以上ですね,基本的にはその立地県の意向というか,判断というのがまず第一義的に尊重されるべきなのではないかというふうに思っています。広島県は,そういう意味ではどちらかというと,電力については,利用県であってですね,ある意味で言うとその電源立地について,これは原子力だけではなくて,例えば三隅なんかも島根〔県〕にあるわけですけれども,大きな発電所は広島県外にやはりたくさん立地してまして,ある意味で言うと,負担をお願いしている立場にあるということを認識しながらですね,広島県の産業というのはそれをベースに発展してきているということも勘案しながらですね,対応していきたいというふうに考えています。
 国のエネルギー施策が変更になるんじゃないかということについてはですね,エネルギー政策というのはもちろん政権が代わったら変わり得るものなんですけれども,まさにこういう国民的議論なりですね,国民的コンセンサスを得ていかなければいけないというような,タイミングないしは性質の,現時点でのエネルギー施策というのはそういうものですよね。だから,そういうふうに政権交代をしたらもう180度変えますみたいなですね,そういうエネルギー施策というようなものをつくってもらっちゃ困ると。逆に言うと,与野党含めてコンセンサスを得られるようなエネルギー施策というのを,きちっとつくっていくと。それはとりも直さず国民の大半から支持されるということですけれども,そこは慎重な議論が必要なのかなと。場合によっては,今すぐに決めなければいけないことでもないかもしれなくてですね,もちろんその間原子力をどうするかということについてはいろんな課題が出てくるわけですけれども,仮に,今民主党が2030年原発ゼロといっても,再稼動については行なっていくという方針だと理解しておりますし,そういうことを前提に,2030年に廃止なのか,あるいはもっと前に廃止なのか,あるいは今の島根にしても,大間にしても,2030年を超えて稼動するということを容認するのか,そういったことを含めて,時間をかけても議論すべきことかもしれないですね。

(幹事社:中国新聞)
 確認ですけれども,新増設については,例えば認める権利を国なりに要望していく考えは無い,というふうなことでよろしいですよね。

(答)
 事実上難しいと思いますね。

(幹事社:中国新聞)
 それから2030年に原発ゼロという施策については,こういうものについてはできるだけ変えるべきではないというふうにお考えということで。

(答)
 そうですね,結局閣議決定できていないわけですよね。それは何を意味しているかというと,今の政府内でも,なんか変な位置づけになってますよね。その不安定性を表しているわけですよね,それはね。そうじゃなくて,しっかりと閣議決定できる原発を含めたエネルギー施策,エネルギー全体については引き続き議論はしていますけれども,それを作るべきだというふうに思います。

(幹事社:中国新聞)
 ありがとうございます。その他何かありましたらよろしくお願いします。

○ ひろしま菓子博について

(山陰中央新報社)
 菓子博につきまして,1点ほど質問です。
 開幕まで200日をきりまして,今,県の菓子工業組合さんではレモンを使った新商品開発ですか。もみじ饅頭に並ぶような新ブランドにも繋げたいというふうなところで今開発中です。始まる前からポスト菓子博の話を聞くのはちょっとあれなんですけれども,菓子博を機に,そういう新商品とか新ブランドの開発等が進んでおるんですが,閉幕後に広島に何を残すかといったところも大事なことといいましょうか,菓子博の盛り上がりをどう終わった後に広島に残していくかというところも,大きな課題かと思うんですけれども,その辺り新ブランド,新商品というのはひとつ大きな菓子博を契機としたシンボリックな動きかなと思うんですけれども,知事としては,菓子博を経て,どう広島を菓子会といいましょうか,業界といいましょうか,含んで産業経済にも繋がるかもしれませんが,ブランド戦略も含めてお考えがありますでしょうか。

(答)
 あんまり言うと鬼に笑われるということかもしれませんけれども,ご指摘のように新しい商品というものがこれを機に開発されて,定着していくということは非常に素晴らしいことだと思いますし,何よりも,やはりこの菓子博をひとつの契機として,広島を訪問いただきまして,もちろん菓子博だけじゃなくて,いろんな食べ物,観光地を含めて広島を体験いただくということが一番重要かなと。そういった広島での体験を通じて,広島ファンになっていただくというか,今一生懸命「おもてなし」とかそういったこともやっていますけれども,広島は良い所だなというふうにお感じいただいて,また来ていただくと,そういうふうに繋げていくのが一番重要なことかなと思います。

○ 岡山県知事選について

(NHK)
 すみません,NHKの橋本と申します。
 岡山県知事選についてなんですけれども,先だっても知事,岡山〔県〕入りされてまして,以前の会見でもお話が出た時に,向こうから要望があればそれに応えていく形でというような発言をされていますけれども,選挙近くなってまいりましたので,どのような形で関わっていこうと考えていらっしゃいますか。改めてお願いします。

(答)
 昨日ですね,岡山県政を考える会という会がありまして,そこに出席をして伊原木さんとディスカッションをしてきましたけれども。今後についても,実際に告示が明後日ですかね?始まって,その中でまた応援に来てくれという要望があれば対応していきたいと思ってます。

(幹事社:中国新聞)
 その他ございますでしょうか。無いようでしたら以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。

 

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  ひろしまクールシェアの取組状況 (PDFファイル)(189KB)

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