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知事記者会見(平成24年8月29日)

印刷用ページを表示する掲載日2012年8月29日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はYouTubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

 
会見日:平成24年8
月29(水曜日)

 動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。

【動画リンク】 1/3 2/3 3/3

(発表項目)

ハワイ州訪問の主な成果について
国際平和フォーラムひろしまの開催について
「Peace for World in Hiroshima 2012」,「子どもピース音楽祭」の
開催状況について
がん患者団体等ヒアリング・ワークショップの開催について

 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。
 一部動画がない部分があります。

(質問項目)

米軍岩国基地に先行搬入されているオスプレイの安全性について
広島高速5号線二葉山トンネルについて

広島ブランドショップについて
 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「2/3」をご覧ください。

正木県議会議員のリコール署名活動について
大河ドラマに関連した観光振興策について
広島経済同友会のサッカー専用スタジアム建設の提言について

 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「3/3」をご覧ください。

【会見録】

 (幹事社:中国新聞)
 今月から幹事社を務めます中国新聞ですよろしくお願いいたします。まず知事の方から発表項目があるということなので,よろしくお願いいたします。

○ ハワイ州訪問の主な成果について

(知事)
 はい。今日は4点発表項目があります。
 1点目は,先週まで行っておりましたハワイ州訪問の主な成果についてであります。
 今回ですね,県内の企業とともに米日カウンシルが主催をした日米の知事会議に出席をしまして,エネルギー問題などについて意見交換を行ないました。また,ハワイ州政府との間で経済交流等を中心とした連携強化に関する覚書を締結して,新しい経済交流の強化に向けた関係作りを行なってきたところであります。
 米日カウンシル知事会議ではですね,本県が有する環境浄化技術といったことのご紹介を含めてアピールを行ないまして,県内企業4社同行していただいたんですが,それぞれの独自技術,あるいは製品等のプレゼンをおこなっていただきまして,結果としては参加したハワイ州政府,あるいはハワイ電力といった現地企業から非常に強い関心が示されて,今後継続的に情報交換を行なうということになりました。今回の訪問を契機として,環境エネルギーの分野,これはハワイというのも少し特殊な環境にあるところですから,そういった分野に強い関心をお持ちなんですが,本県とハワイの相互発展に繋がるようなビジネス交流を一層促進したいと考えております。
 また,〔ハワイ〕州と〔広島〕県での友好提携の15周年という年でもありまして,この15周年の記念行事をはじめとして,コナと東ハワイ広島県人会創立45周年記念,これもありましたので,これに出席をして,旧交をあたためてきたところであります。
 さらに環境分野における今後の交流に役立てるために,県内企業とともにバイオ燃料の発電施設,あるいは廃棄物エネルギー化施設などを視察して,また研究・人材育成機関でもある,イーストウェストセンター,これは連邦政府の機関ですけれども,ここも訪問をして,人材育成面で同センターと連携をしていくといったことについて合意をしてきました。今回のハワイ訪問を通じまして,これまで人的,あるいは文化的な交流を中心に進めてきてましたけれども,こういった15年にわたる交流を基礎として,環境・エネルギー分野をはじめとする新たな経済交流の強化に向けた関係作りができたんではないかなあというふうに考えております。

○ 国際平和フォーラムひろしまの開催について

 次に2点目,国際平和フォーラムひろしまについてであります。9月4日火曜日に広島市と連携いたしまして,広島国際会議場で,「国際平和フォーラムひろしま」を開催いたします。
 このフォーラムでは平和構築をテーマに,ひとつはリーダーズトークとして,ユニタールの広島事務所長やJICAの中国国際センター所長に国際的な視点で,広島の使命と役割,期待と課題などを発表していただきまして,地元側として,広〔島〕大〔学〕の浅原学長また,松井広島市長と私がそれぞれの立場から平和構築に関する思いであるとか,あるいは今後の展望を語るということ,さらに今後の更なる連携など広島の可能性について議論をしたいと考えています。
 その後,パネルディスカッションを行ないまして,復興・平和構築分野の研究者や実務家による議論を通じて,復興の経験を基に,広島での平和人材育成の意義や今後の取組について方向性を考えるということにしております。
 このフォーラムを通じてひとりでも多くの方に広島が世界の平和構築のために担う使命と役割を考えて認識していただければと考えております。
 ということで,ぜひ,このフォーラムについて報道にご協力をいただいて,多くの方にご参加いただけるようにお願いをしたいと思っております。

○ 「Peace for World in HIROSHIMA 2012」「子どもピース音楽祭」の開催状況について

   3点目。子どもピース音楽祭の開催状況についてであります。それから「Peace for World in HIROSHIMA 2012」ですね。この2つを併せてご報告をしたいと思います。
 先日「ピース・アーチ・ひろしま」プロジェクトのプレ・イベントコンサート等を行ないましたけれども,これはご承知の通り,来年8月に開催予定である,「ピース・アーチ・ひろしま」プロジェクトのメインイベントであるワールドピースコンサートに向けた機運醸成の一環として行なってきたものであります。8月18日が「Peace for World in HIROSHIMA 2012」ということで,プレイベントを。〔8月〕25・26日に「子どもピース音楽祭」を開催をしました。いずれのコンサートも大変好評でですね多くの方々にご来場をしていただきました。特にプレ・イベントコンサートについては,県外からも多くのお客様にご来場いただきました。このプレ・イベントはユーストリームで世界にも発信をしまして,昨夜ですね,NHKのBSプレミアムでも全国放送されたところであります。今後ともこういった取組をおこなって,来年のワールドピースコンサートの成功に向けて,一層の機運醸成に努めていきたいと考えております。

○ がん患者団体等ヒアリング・ワークショップの開催について

 4点目,がん患者団体等ヒアリング・ワークショップの開催についてであります。この度ですね,次期「広島県がん対策推進計画」の策定中であるということはご承知の通りだと思いますけれども,その一環として,がん患者団体などから直接ご意見をうかがうヒアリング等を開催いたします。
 がん患者あるいはそのご家族を含む県民の意見を広く取り入れていくということを目的としております。がん対策推進協議会でこの新しい計画の検討を行なっておりますけれども,その中には5名の県民の方がいらっしゃいます。これに加えて,がん経験者の方などを含みます,がん患者団体等からのご意見を直接いただくことによって,県民総ぐるみで取組むがん対策の実現というものをさらに強力に進めていくということを期待しております。
 また当日はですね,国の「がん対策推進協議会」の委員であります本田麻由美さんにもお越しいただきまして,がん患者や家族への支援のあり方などにつきまして,平成24年6月に変更された「がん対策推進基本計画」を踏まえた全国的な観点からの御意見等をいただきたいと考えております。
 ヒアリング等については,公開で行うこととしておりますので,こちらも取材をいただければと思っております。

発表項目については以上です。

(中国新聞)
 ありがとうございました。発表項目について何かご質問などありましたらお願いします。

○ 米軍岩国基地に先行搬入されているオスプレイの安全性について

 無いようですので,幹事社質問2件ほどさせていただきます。
 まず1点目はオスプレイの問題について伺います。防衛省は昨日,米〔国〕海兵隊岩国基地に先行搬入されている垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて,4月にモロッコで墜落した事故は副操縦士の人的要因が大きく機体自体に要因は認められないとの報告書を公表されました。まずはこの点についてどのように受け止められるかご見解をお聞かせ下さい。

(答)
 はい。今回の報告というのはモロッコの件だと思いますけれども,これはまた詳しくというかですね,実際には,沖縄〔県〕と山口〔県〕と岩国〔市〕に対して今日・明日と説明をするということで,それにあわせて広島県にもですね,まだ具体的に決まっていませんけれども,近日中に防衛局から説明をお伺いするということになっています。これについては,そのお話をお伺いしてからというふうに思っていますけれども,いずれにしても,モロッコとあとフロリダの事故もありますので,このいずれについてもですね,事故原因そのものですよね,それからそのどういう頻度で起き得るものなのかというようなことであるとか,あるいは具体的な再発防止の対策をですね,こういったものがどういうふうに取られるのかということもお伺いしたいと思っていますし,そういったことも含めて総合的に評価をしていかなければいけないんじゃないのかなあというふうに思っております。その上で,今後の対応について判断したいなあというふうに思っています。いずれにしても,住民の皆様の不安というものが払拭をされるということが必要だと思っていますので,地域の皆さんが理解をできるようにですね,そこはわかりやすく説明をいただきたいなというふうに思ってます。

(中国新聞)
 その点についてちょっと追加で伺いたいんですけれども,県議会の総務委員会ではですね,落ちたこと自体が問題で,不安は払拭されないんじゃないかという意見も出ました。同様の意見も沖縄県知事さんもおっしゃっているようです。試験飛行を認めるための不安払拭には何が必要とお考えになっているかということと,今おっしゃったように,山口県知事,岩国市長さんに明日説明をされるようですけれども,そういう地元の見解を踏まえて対応するということになるのかどうかと,その2点をお聞かせください。

(答)
 どういうことがあれば払拭されるかということについてはですね,やはりその原因は何かということでですね,再現するものなのかということですよね。一般論から言えば,あらゆる機械ですね,これは自動車にしても飛行機にしても車種の故障をしたり事故を起こしたりするということはあるわけですけれども,それが本当に偶発的なものなのか,あるいはその何か特定の要因で反復性のあるというものなのかということが,やはり大きな違いだと思うんですね。今回事故が連続していますので,それが本当にたまたまそういうものなのか,やはり何らかの理由で事故を起こしやすい,それがその機械的なものであり,人為なものでありですね,そういったものをやはりわかりやすく理解できるように説明をいただくということが必要じゃないかなあと思います。2番目の質問がちょっとよく理解できなかったんですけれども,地元の対応を・・・?

(中国新聞)
 山口県知事さんなり岩国市長さんの対応というんですか,その試験飛行を認めるかどうかみたいなところまでの反応が出てから,それを参考に広島県としても対応するということになるんですか。

(答)
 当然それは考慮に入れる必要があると思いますし,現時点での認識では試験飛行というのは本当に岩国基地の近郊を飛行するということで,広島県内に飛来するということはあんまり想定されていないみたいですから,それを持って,広島県があまり山口県の頭を越えてあれこれ言うのもいかがなものかなあという感じもしますので,そういう意味ではそういう状況における試験飛行に関する見解としては,それを踏まえた上でということになるかと思います。

○ 広島高速5号線二葉山トンネルについて

(中国新聞)
 それから2点目です。二葉山トンネルについて伺います。広島市東区の広島高速5号〔線〕二葉山トンネル建設について,安全性を検証する検討委員会を先日〔広島〕県と〔広島〕市,広島高速道路公社に安全の施工が可能とする報告書を提出しました。まずはこの報告書をどう受け止めるかお聞かせ下さい。

(答)
 これまでですね8回に渡って審議会を行なっていただきまして,色んなご意見があったんだというふうに認識をしております。それをまとめる形でですね,報告書として出来ているというふうに認識をしておりまして,これからその詳細な吟味も必要だと思ってますけれども,地域住民の安全性の確保を含めてですね,必要な検討を行なったうえで最終的な事業判断を行なっていくのかなというふうに考えてます。

(中国新聞)
 この件については,地元住民の中には地盤沈下の根強い不安があって,検討委員会でも,退席される一幕もあるなど溝は最後まで埋まりませんでした。こうした不安をどのように解消するべきか,結論に生かしていくべきかということはどのようにお考えですか。

(答)
 そうですね。これは科学的な知見なりそのなんていうんでしょうか,やはり科学的な見通しとして,例えば一定の沈下があると。ないしは一定の傾きが生じると。それが具体的にどういう意味があるのかということも含めてですね,住民の皆様にはご理解をいただく必要があるんじゃないかなあというふうに思いますね。つまり,普段何と言うか工事とは関係なくですね,そういうこともおき得るわけだし。私の実家も昔河川工事に伴ってちょっと沈下したこともありますけれども,別に日常生活には支障はないというようなこともあったりとか,そういうことも含めてこれが具体的にどういうことを意味するのかということを説明していく必要があるんじゃないかということだと思いますね。

(中国新聞)
 日常生活への影響みたいなものを含めて説明する必要があるということですね。

(答)
 そうですね,はい。

(中国新聞)
 わかりました。それと,この件について広島市の松井市長は判断の指標として,〔広島〕市全体の利便性確保と住民の安全確保の調和という観点から判断したいというふうにおっしゃってます。それから時期については来年度予算というものを考えると年内には結論を出さなければならないというふうにおっしゃってます。判断の指標とか判断する時期について知事としてはどのようにお考えか併せてお聞かせ下さい。

(答)
 指標というかですね,それはまさにこれは道路というのは多くの方が使われるものであって,つまり広島市,あるいは広島市以外の人もですね,広島市に用がある方全体が使う。それに対して一定の公益ですよね。それに対して負担が一定の地域に集中するという形の公共事業ですよね。そこのその公益と負担の正にバランスですね。そういったものを〔広島〕市長がおっしゃってるんだと思いますけれども,それはもうその通りだと思います。事業判断の時期についてはですね,報告書あるいはこれまで住民の皆さんから色んなご意見をいただいていますので,これはもちろん松井市長とも協議をしながらですね,できるだけ早く判断していきたいというふうに思っております。適切なタイミングでですね。

(中国新聞)
 年内ということを一定の目処として出されてますけれども,やはり同様というふうに考えてもよろしいんでしょうか。

(答)
 そこは,年内じゃないといけないのかどうかっていうことは,それはまた色んな要素を踏まえて考えることかなあと思っています。年内より延ばすべきだと言ってるわけではないんですけど。

(中国新聞)
 ありがとうございました。幹事社からは以上です。まず幹事社質問に対して何かありましたらお願いします。
 無いようですので,それ以外も含めて何か質問などございましたらよろしくお願いいたします。

○ 広島ブランドショップについて

(広島テレビ)
 広島テレビの加藤と申します。東京にオープンしたブランドショップの「TAU」が1ヶ月経ちまして,当初年間で5億円の売り上げを目標にされているんですが,今のペースですと,ちょっとその達成が難しいというふうに見られるんですけれども,1ヶ月経っての手ごたえとか課題などありましたら教えてください。

(答)
 はい。これはちょっと説明上のテクニカルな問題もあるんじゃないかと思うんですけれども,5億円というのは要するに安定的に5億円ということなので,当然にショップとしてはだんだんと上げていくっていう,そういうようなことになると思うんですね。1ヶ月経ったところで,今単純な平均からいくと確かに低いんですけれども,これをどう上げていくかということが一番の課題じゃないかなあというふうに思ってますんで,これからまた運営事業者ともいろんな話し合いをしながらですね,認知度の向上であるとか,売り上げ増ということを目指して,色んなイベントあるいはその他の取組を進めていくということだというふうに思ってます。

○ 正木県議のリコール署名活動について

(中国新聞)
 中国新聞の荒木です。
今日からですね,正木県議に対するリコールの署名集めが本格的に始まっているんですけど,県内いろんな見方がありますが,知事として思っておられることがあればお願いします。

(答)
 何て言いますか,これは議会の議員に対する,まさに選挙あるいはその反対のリコールっていう問題でどういう選択をするかっていう,これはまさに住民のみなさまの,政治的選択の問題だと思うんですね。そこであんまり知事である私がですね,突っ込んだコメントをするのはね,どうかなと思いますけれども,このリコールの問題とは別に正木先生の行動としてはね,それなりの一定の責任ていうのを,これは議会からも求められてますし,住民の多くの方からも求められていることなんで,そこはやはりけじめをつけたほうがいいんじゃないかなっていうふうには感じていますけども。
 リコールがどうなるかっていうのはね,これはいろんな立場があるかもしれません。そこはあんまり突っ込んだことは差し控えておきたいと思ってます。

(中国新聞)
 すみません。若干,ちょっと聞き取れないところがあったんですけれども,けじめをつけられたほうがいいんですね。

(答)
 そうですね,はい。

(中国新聞)
 それは正木先生自体がその進退についてということ。

(答)
 ご自身のね。ご自身の問題としてね。リコールがどうなるかってこととは別に。

(中国新聞)
 それと,あまり県民に向けて説明をされてないというところも。

(答)
 いや,いや,そういうことですよ。そういうことも含めてね。はい。

(中国新聞)
 わかりました。

○ 「大河ドラマ」に関連した観光振興策について

(RCC)
 RCCの吉住です。
 大河ドラマなんですけれども,オリンピックの影響もあってか,視聴率があんまり良くないみたいなんですけど,それで音戸とか「清盛ブルーライン」でしたっけ,あの船の利用者も減ってるみたいなんですけども,その辺の関連どういうふうに見られているのかっていうのとですね,今後大河ドラマを活かした観光客誘致,どういうふうに取り組んでいかれるかっていうのを改めてもう一度聞かせてください。

(答)
 そうは言っても,西部の入り込み客数っていうのは前年よりも増えている状況ですし,8月はちょっと去年が「みやじマリン」のオープンていう特殊要因があるのでそれは別としてですね,年間通じてこれまでのところ高くなっているという効果は出てると思いますね。引き続き年末にかけて,やはり話題作りもしながらですね,それは取り組んでいきたいと思ってますし,できれば,東京なんかでも連携できればいいなというふうに思ってますけど。それはまだこれから考えるっていうか詰める話かなと思ってます。

(RCC)
 東京との連携というのはブランドショップとの。

(答)
 「TAU」とかですね。はい。

(RCC)
 ありがとうございました。

○ 広島経済同友会のサッカー専用スタジアムの建設の提言について

(中国新聞)
 すみません,1点。広島経済同友会が先日,県にサッカー専用スタジアムの建設を求める提言書を出されました。
 候補地としては南区の宇品・出島地区を挙げています。サッカー専用スタジアムを造ってほしいという要望についてどのように受け止められているか,まずお聞かせください。それと場所についても。

(答)
 サッカースタジアムが欲しいっていうのは,おそらくあったらいいなっていうのはみなさん思うことだと思うんですよね。そういう意味でサッカー団体,あるいは経済界のお気持ちっていうのは良くわかりますと。他方で現実問題としてコストのことがあって,県にしても,広島市にしても,財政状況厳しい中でありますので,これを現実の課題として解決をしていかなければいけないということだと思うんですね。そのためには県民であるとか市民のみなさまの支えが必要だと思いますし,経済界からの協力っていうのも不可欠じゃないかなというふうに思いますね。
 そういうこともどういうふうになっていくのかということを踏まえながらですね,あるいは考えながら,広島市ともよく連携をして,検討していく必要があるんじゃないかなと思ってます。

(中国新聞)
 場所についてなんですけども,市民球場跡地についてはサッカースタジアムなんかも想定したスポーツ複合型施設みたいなものも想定されています。それはサッカースタジアムみたいなものも念頭に置いてると思うんですけれども,今の南区の宇品・出島地区なんかも含めて,それから今の球場跡地なんかも含めて場所について,それから跡地利用の考え方について何かご意見がありましたらよろしくお願いいたします。

(答)
 サッカー場の場所っていう観点から言うと,今,ご承知のように西風新都にあるわけですけども,そこのアクセスがね課題になっているので,アクセスが問題のところに造ってもですね,問題解決にならないですよねっていうことはありますよね。そういう意味では〔広島〕市の中心部なり,〔広島〕市はそのお客さんが来やすい所っていうところがですね,1つ,今後としては考えていくことなんだろうと思いますよね。
 跡地の利用っていう観点からは,これまたいろんなご意見あるところですけど,市民球場跡地っていうのは,これは,私は考えていくべき方向としては,やはりその利用稼働率というか,利用頻度の高いものというものが必要になってくるんだと思うんですね。あるいは利用人口が多いということが必要だと思うんです。(広島市の)ど真ん中ですからね。それがやはり,土地の価値を含めて必要な要件になってくるんじゃないかと思うんですけども,そういったものに当てはまるかどうかってことがね,検討が必要じゃないかなと思います。

(中国新聞)
 場所でおっしゃった話で言えば,アクセスということでは宇品が問題があるというふうにお考えなのかということが1点と,それから利用頻度を考えるとサッカースタジアムというのは球場跡地としては若干,難点があるというふうに捉えられてるのかなと今の発言から思ったんですが,それはいかがなんでしょうか。

(答)
 そこまで明言はしません。

(中国新聞)
 場所についても明言を。

(答)
 だから,宇品がどうかっていうのはね,まさに電車の便であるとか,あるいは高速の便であるとか,そういうことを評価していくことじゃないかなと思います。今,まだ評価をしていないんでね。

(中国新聞)
 その他,最後,何かありましたらよろしくお願いいたします。

(中国新聞)
 中国新聞の荒木です。お願いします。
 サッカースタジアムの関連なんですけど,先程知事が〔広島〕市とも連携して対応していく必要があるとおっしゃったんですけど,具体的にはまだ建てる主体とかですね,場所も先程から全く定まってませんし,その辺り,まず何から取り掛かっていくかというレベルにあると思うんですけど,知事がおっしゃった対応をしていく必要があるというのはどういったところを市と話し合うということなのかというところが1点と,この問題,非常に長い年月ですね,浮上したりしぼんだりを繰り返してるんですけど,今サンフレッチェ広島が非常に好調であるというのを追い風にこういう動きも出てるかと思うんですけど,仮に優勝すればですね,こういったムードは是非,盛り上がって後押しになるとお考えかどうか,この2点,お願いします。

(答)
 優勝するかどうかっていうことはもちろん,直接にね,建設の何ていうか判断になるっていうことじゃないと思うんですけど,むしろそういったことをきっかけにファンの方が増えるかどうかっていうか,増えるというよりも実際にスタジアムに足を運ばれるということが定着していくかどうかっていうことですよね。過去の観客動員数を見ても,要するにどんどん伸びているというわけではなくて,過去最高を記録した上で落ちてですね,そしてまた徐々にちょっと上がってるっていう感じだと思うんですよね。だから過去のようなものが定着するということであればそこはまたいろんな何て言うか,考慮できることっていうことがいろんなこと出てきますよね。優勝っていうのがそういう道につながっていくかどうかっていうことじゃないかなと思いますけどね。

(中国新聞)
 広島市との連携については。

(答)
 だから,そういったことも含めて,どれぐらい財政負担が発生するのかとかですね,そんなことを考えるっていうことだと思いますけど。
 いや,いや,そんななんか難しいことじゃなくて。あったらいいなっていうのは,これはもうずっと誰も異論はなくてですね,ずっとあるわけですよね。いや,サッカー場なんていらないよと言う人は誰もいないと思うんですよ。全否定っていうかね,いやそんなものそもそもあっちゃけしからんのだって言う人はいないと思うんですよね。なぜ実現していないかっていうとこの厳しい財政状況の中でそれが現実的に負担できるかっていう,そういうことを言ってるんでしょ。基本的には。だからそれを踏まえて,実際出来るのかなっていうのをね,〔広島〕市と話をするということだと思いますけど。

(中国新聞)
 以上です。ありがとうございました。

ダウンロード

01 ハワイ州訪問の主な成果について (PDFファイル)(228KB)
02 国際平和フォーラムひろしまの開催について (PDFファイル)(842KB)
03 「Peace for World in Hiroshima 2012」「子どもピース音楽祭」の開催状況について (PDFファイル)(101KB)
04 がん患者団体等ヒアリング・ワークショップの開催について (PDFファイル)(187KB)

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