記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はYouTubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)
会見日:平成24年7月24日(火曜日)
動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。
環境浄化分野における中国四川省での商談会の開催について
※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。
全国知事会議について
岩国基地へのオスプレイ搬入について
※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。
岩国基地へのオスプレイ搬入について
広島ブランドショップオープニングイベントの開催状況について
サンフレッチェ広島の好調について
※上記項目の動画は上の動画リンクの「2/3」をご覧ください。
岩国基地へのオスプレイ搬入について
大津市いじめ問題に係る教育委員会の対応について
岩国基地へのオスプレイ搬入について
※上記項目の動画は上の動画リンクの「3/3」をご覧ください。
(幹事社:読売新聞)
幹事社の読売新聞の児玉です。よろしくお願いします。今日は知事のほうから発表項目が一つあるということなので,お願いします。
(知事)
私のほうから1点,発表項目がございます。環境浄化分野における中国四川省での商談会の開催についてであります。
7月25日,26日に,四川省で環境浄化分野の商談会を行います。この商談会は,環境浄化産業クラスター形成事業の一環として行うんですが,広島県からは,水処理,土壌浄化,廃棄物処理等の技術を有する13社が参加をいたします。 四川省の企業は約30社が参加予定になっていまして,2日間で約70件の商談を行うという予定にしております。
また,昨年8月,四川省との経済交流協定の締結にあわせて商談会を行いましたけれども,この商談会に参加をしたラボテック株式会社と四川省企業との商談が成立をしまして,今回の商談会の場で,環境分析機器の代理店契約と購買契約を締結するという見込みになっています。 県としては,こうした商談会等の場の提供を通じまして,企業の海外ビジネスを積極的に支援していきたいと考えております。 私からは以上であります。
(幹事社:読売新聞)
この件について質問がある社はお願いします。よろしいでしょうか。それでは,幹事社質問のほうに移らせていただきたいと思います。
(幹事社:読売新聞)
今日は2点なんですけれども,まず1点目,先週あった全国知事会議についてお伺いします。今回は,報道を見る限りでしか私も知らなくて恐縮なんですが,原発事故の収束とか,防災についてのことがメインになったんじゃないかと思うんですけれども,全体的に振り返られての感想と,今回の意義みたいなものをちょっと教えていただければと思います。
(答)
そうですね。知事会では非常に幅広い議論をしたというふうに思っておりますけれども,もちろん,今お話のありました復興の話,原子力防災の話,エネルギー問題であるとか,あるいは円高,地域経済対策,そういったようなこと,それから当然,地域主権改革も知事会として関心の高い分野でありますし,社会保障であるとか,あるいは地球温暖化対策等々非常に幅広い分野で活発な議論ができたかなというふうに思っています。特に,最近の知事会は,非常に皆さん比較的発言をコンパクトにされるので,割と,何と言うか,やりとりが丁々発止ということもないですけれども,結構ボールのやり取りがあるので,そういう意味で非常に実質的な議論ができているのかなというふうに思ってます。
そういう意味で,なかなか政府のいろんなことについての動きが鈍いなとか,ちょっとどうなのかなということが最近多々ありますけども,そういう中で各知事が非常に熱意を持ってこういうことをやらなきゃいけないとか,我々がその責任の一翼を担って日本を変えていかないといけないという雰囲気というか熱意があるので,活発な知事会になっているんじゃないかなというふうに思っています。
日本のグランドデザインという話も扱ったんですけども,本県が主張しております,多様化を通じた日本の再生,ということもしっかりと盛り込んでいただきましたんで,こういう大きな絵柄を含めて,国に対して積極的に提案できるように今後も続けていきたいと思っているところです。
(幹事社:読売新聞)
ありがとうございます。いろいろと話されたことはあるということで,多岐に渡るかもしれないんですが,その中で1点だけ。今回の被災地の知事のほうから,技術職員が不足していて,その応援を求めるような声が結構あったということを報道で読んで知ってますけれども,その点に関して,県として何かお考えがあるならば教えていただければと思っております。
(答)
そうですね。これまで,復興支援として延べ316人,本県の職員を派遣しておりまして,今年度は福島[県]に3名,それから宮城県に3名,1年間の長期派遣というかたちで派遣をして,港湾施設であるとか,農業用施設の災害復旧に携わっているんですけれども,さらに6月に全国知事会を通じて追加の派遣要請がありましたので,8月から更に1名,土木職員を福島県に派遣するということにしています。
人員的には,県でもなかなかきつきつのところでやっているので,すごく大量に何十人も送り込むということはなかなか難しいんですが,いろんなアイディアもあって,OBを活用したらどうかとか,そんな議論も出てましたけれども,いずれにしても,個別にやるよりは少しまとまって知事会として考えていくのがいいんじゃないかなというふうにも思ってますので,そういった中で,必要な協力というのは更に進めていきたいと思っているところです。
(幹事社:読売新聞)
ありがとうございます。そしたら,2点目オスプレイのほうに移らせていただきたいと思います。先程,辰巳[防衛省中国四国防衛]局長との面談がありましたけれども,その中で話された内容について,また知事のほうから要望されたようなことがあれば,それも含めて教えていただきたいと思います。
(答)
まず,基本的にはですね,これまで事故原因あるいは安全対策等について納得できる説明をしてほしいと,それまでは先行搬入というのは中止してほしいというふうに申し上げてきたところですけれども,それを今般,そういう状況の変化がないまま陸揚げが強行されたということについて遺憾である,ということを申し上げました。
今後はですね,この安全性について,きちんとご説明をお願いしたいということと,それから,それ[説明]が行われるまでは,オスプレイの試験飛行というのを岩国で考えていらっしゃいますけれど,それを行わないでいただきたいということを中心にお願いをしました。
局長からはですね,そもそも論としてのオスプレイの軍事展開上の必要性であるとか,あるいは過去の事故の簡単な説明であるとか,そういったことを中心にお話をいただきました。我々の要望については十分に認識をされたというか,承ったというか,お話を聞いていただいたというふうに認識はしております。
(幹事社:読売新聞)
オスプレイの機能とか配備の意義とかについての説明は十分にされたということではあったと思うんですが,一方で,今後の見通しですね,安全性が確認されるまでは試験飛行はされないということだとは思うんですが,例えば駐機が伸びるんじゃないかとか,ブラウンルートのことだとか,その辺のことの説明は,今日は局長はされてないというふうに言われてたんですが,その辺の懸念がある中で,説明もなく納得されたのかという辺りをお伺いしたいのですが。
(答)
今日の説明は,納得するとかしないとかということではなくて,我々の要望をまずお伝えするということでありますので,駐機については,期間がどういうものであっても,まず一つには安全の確認が納得できるかたちでない限りはですね,試験飛行はそもそも行わないということでありますし,それから,仮に安全が確認されたとしてですね,沖縄に配備されるまで,岩国にある間に試験飛行以上の飛行は行わないというお話でありましたので,期間がどれぐらいかというのとはあまり関係なく,要するに事実上影響のあるような飛行はされないとお話をいただきました。なかなかそれ以上の,じゃあいつまでというのは普天間[基地]との関係もあるので,なかなか我々から申し上げにくい部分もあると思っているんですけれども,早く普天間に受け入れなさいということでもないと思いますし,今後,沖縄がどういう対応になるのかというのは,我々もよくわからないところもありますけれども,いずれにしても,知事会のほうでも要望を出しているとおり,また,我々の今日の抗議文の中にもあるように,沖縄を含めて関係自治体の意向というのを十分に尊重して進めていただきたいなというふうに思っています。
(幹事社:読売新聞)
各社さんありましたら,お願いします。
(中国新聞)
中国新聞の野崎です。よろしくお願いします。昨日オスプレイの話で知事のほうからテストコースの確認については明日[本日]局長がいらっしゃった時に確認しようと思うというふうにおっしゃってましたが,これについてはどのような説明があったのでしょうか。
(答)
岩国の滑走路の沖合いですね。基本的には制限区域というか,その範囲以内で行うという見込みであるというふうにお話をいただきました。
(中国新聞)
広島への影響というか,沖合いに宮島なんかもありますけども。
(答)
そういうところは飛ばないということと理解しております。
(中国新聞)
それから今日の段階では,本格的に配備されて飛行する場合に中国地方を飛ぶ可能性があるかどうかというところまでは確認されなかったということでしょうか。
(答)
そうですね,それは今お伺いしてもですね,従来これは聞いてる話なんで,分からないというお話だというふうに理解しておりますので,それ以上はないかなと理解しております。
(中国新聞)
昨日の〔知事と〕記者との話の中で,安全性が確認されればその後の運用の話になるというふうにおっしゃっていました。それは騒音だとかそういう話になるとおっしゃってました。安全性が確認されれば,国防上というか,安保の観点からある程度オスプレイの配備運用はやむ得ない面もあるというお考えなのかなというふうに思ったんですが,その点については。
(答)
そうですね。安全性が確認されたという前提であればですよ,その前提を皆さんとっぱらっちゃって書いたりするんで,そうなると困っちゃうんですけど,それは他の戦闘機であるとかヘリであるとか,そういうものと基本的には同じということになろうというふうに思います。
(中国新聞)
中国新聞の門戸です。よろしくお願いします。
広島ブランドショップが今月16日にオープンして一週間少し経ってますけども,一週間の滑り出しとですね,あと売り上げとか,もし一週間の売り上げとかあれば,あわせて当初予定したものとどうだったのかも,ちょっと含めてお伺いできたら。
(答)
[広島]ブランドショップ,最初の一週間は上々の滑り出しであったかなというふうに思ってます。いろんな細々としたことはあるんですけれども,売り上げ,あるいはお客様の入りというかたちからいきますと,1日平均146万7千円という売り上げで2,653人の来店が,1日あたり平均してあったということでありまして,そういう意味では具体的に目標数値をこのようにしようというふうにこの一週間で定めていたわけではありませんけれども,期待より少し多くご来店はいただけたのかなというふうに思っております。
(中国新聞)
補足で伺いたいんですが,期待より多くの来店があったということで数字も今伺いましたけども,そういう結果に結びついた要因と言いますか,それはどういうところが評価されたと。
(答)
これはですね,まず,最初,オープニングなので,何と言うか,開店ご祝儀じゃないですけども,東京の広島関係者の皆さま方も,ある意味で言うと待ち望んでいた開店ということもあって,それでたくさん来ていただけたんじゃないかなというふうに受け止めています。
それから,この日曜日[7月22日]ですね,土曜日,日曜日,特に日曜日は「おしい!」委員長の有吉さんにも来ていただいて,そういう意味での集客効果っていうのもあったというふうに思っております。
課題としては,やはりこれがずっと継続をしていくということでありまして,1度オープンすると,何て言うか,フレッシュさっていうのが段々失われていきますから,そうならないようにですね,リピートしておいでいただく,そういう工夫,あるいはその努力をしていかなければいけないのかなというふうに思っています。
(RCC)
RCCの真田です。よろしくお願いします。
また話が変わりますけども,カープが最近調子良く,サンフレッチェもこの度首位に立つということがありましたけれども,両球団,広島ブランドという意味では結構大きな位置付けがあるかと思うんですが,サンフレッチェの好調についてですね,知事のほうから受け止め,評価と言いますか,お願いできますか。
(答)
森保監督になって,一般的なですね,その見方としては,少し,何て言うか,去年までの好調が維持するのが難しいんじゃないかっていうのが一般論としてあったと思うんですよね。だけど,一部の方々は,いや,むしろ森保監督になって強くなるっていうか,力を発揮できるんじゃないかっていうふうにおっしゃってる方々もいらっしゃって,見事,後者というかですね,森保監督がチームの力を引き出してくれてるということで,本当に嬉しく思ってます。
私は[監督と]同世代的なところっていうかですね,そういうところも含めて,またサンフレッチェ,前身のマツダも含めて,非常に長くプレイをしてくれてたっていうことも含めてですね,監督がこういうかたちで実績を残して,またチームのメンバーもがんばってくれていると。発奮してね,良い成績残してくれているっていうのはすごく嬉しいなと思ってます。
(RCC)
県知事のお立場からして,広島の球団が好調だということはいかがですか。
(答)
それはもちろん嬉しいですよ。これが少し定着をしてね,盛り上がっていくといいなというふうに思ってますけれども。
(RCC)
そういう意味でビッグアーチの集客が好調にもかかわらず,なかなか伸びていかないという現状があると思うんですが,その辺についてはいかがお感じですか。
(答)
そうですね。全般的なレベルから言うと,何て言うか,必ずしも低い集客レベルにあるわけじゃないと思ってるんですけれども,〔1試合平均〕1万4,5千,5千[人]弱くらいですかね,来てると思うんですよね。Jリーグ全体の中でも低位というわけではないので,非常に低迷してるということではないと思うんですが,やはりもっともっと,それは足を運んで,実際にゲームを観ていただきたいと思いますし,「TAU」でもショップがオープンしましたんで,東京のファンの方もね,「TAU」に行っていろんなグッズも買っていただきたいなと思います。
(NHK)
NHKの加藤です。話がちょっと言ったり来たりして大変申し訳ないんですが,またオスプレイについてなんですが。試験飛行についてですね,米軍,アメリカ軍のほうは来月にも実施したいという意向を示しているわけなんですけれども,その後かなり短いスパンでそういうふうなことになる可能性もある中で,今日こういう説明がありましたけれども,地元の不信感や不安感ですかね,そういうものを払拭できるだけの説明が国からあるとお考えでしょうか。今までの経緯なんかを踏まえてですね,そこら辺についてどう知事がお考えになっているかお聞かせください。
(答)
はい,それについては非常にちょっと強い危惧を持ってます。これまでスケジュールありきでやはり動いているので,なぜそこまで推し進める必要があるのか,というのがやや理解できないところですね。ややというよりは,全く理解できないと思うんですよ。地元との,もちろん軍事上の必要性であるとかそういった検討の上での行動なんでしょうけれども,地元との良好な関係を壊してですね,進んでいくというのが,その長い目で見たときに良いのかというと決してそうではない。けれどもかなり強硬という印象がありますよね。そういう中で安全性の説明というのもどこまできちんとやっていただけるのかということはですね,正直危惧は持っています。
(NHK)
すみません,もう一つ。そういう中で,今日〔中国四国防衛〕局長が来て説明があった中で,本省[防衛省]の方ではもう専門家チームをアメリカに派遣してなんていう安全対策をすでに発表しておりますけれども,そういうような今後の安全対策の言及がなかなかなかったように聞いているんですけれども。今日のご説明の中でですね。
(答)
いや,今日は安全対策について説明をしていただきたいとも思わないし,それを受けて何か我々が判断を求められるっていうことなんて有り得ないと思ってますから,それは全く,何ていうか,スコープ外のことですね,今日はね。今日は岩国〔基地〕に強行搬入されたということに対して,我々としては抗議をしたいということでありますので,それに伴って局長のいろいろなご説明がありましたけれども,なんていうか,特に安全面がどうだってことについてお伺いをする場ではないと思ってます。
(HTV)
広島テレビの大瀧と申します。よろしくお願いします。
今のに続いて,オスプレイの話なんですけれども。安全性の確認ということを求めていくということで,知事もおっしゃっていたと思うんですが,いわゆる「ブラウンルート」という所に入っている県北の山間地域の市町からも批判の声が上がっているということなんですが,そういった地域の安全とかですね,というのについてはどのように,あと不安の払拭ですね,どのように。
(答)
そもそもですね,皆さんブラウンルートとかいろいろ気にされているんですけど,今それ以前の問題でしょうと。そんな,なんか試験飛行ができるかどうかって話をしているときに,訓練の飛行なんて議論するようなステージじゃないでしょうと。そんなこと言われてもね,こっちも困るし。仮に先方から,いやいやこういうふうに飛行する,そんな話をする前の段階でしょうということですよ。そんな議論はとてもじゃないけど,さっきの安全性云々という話と一緒で,そんなのはまだスコープの外ですよ。そういうふうに私は受け止めてますけれども。
(中国新聞)
中国新聞村田です。おはようございます。オスプレイの関連で。今日も,野田首相が安全性が確認されるまでは飛行はしないということを米軍とは合意しているんだということを国会の中で言っているようなんですけれども,その政府側の考えについてはどういうふうにお考えですか。
(答)
それは当然ですよ。
(中国新聞)
そういう発言が繰り返し首相からあると思いますが,その履行についての,さっきの安全性のところもですね,不安があるというお話もあったと思うんですけど。・・・についてはどういうふうに考えてらっしゃいますか。
(答)
ごめんなさい。どういう?
(中国新聞)
野田首相が日本政府として安全性が確認されるまでは試験運行はしないんだと繰り返しているその発言が履行される,きちんと履行されることについての・・・。
(答)
ですから,その我々に納得できる形でおっしゃっていただけるのかというか,その一般の皆さんがね,ある程度不安を払拭できるだけのご説明をいただけるのかということについては,危惧を少し持っているということですね。政府としての調査が信頼できないとかそういう次元ではなくて,それをやはりいかに,ある意味で言うと,完全にというとちょっと言い方が難しいんですけれども,きちんと全体を分かるようなかたちで,それが一般の皆さんにも分かるような形で説明をしていただけるのかと。これも,だからスケジュールありきで,一度なんかよく分からないけども言ったら終わりです,ということにならないようにしてほしいなというふうに思ってます。
(中国新聞)
それと,政府のほうから安全性の説明ですよね。いろんな形が当然考えられると思うんですけれども,いわゆる基地立地県ではないですけれども,近隣県としてどういう形でまず県に対して説明があるべきか。それから近隣住民に対してですね,どういうふうな形で伝えていくべきか,そのあたりについて何かお考えというのはありますか。
(答)
県に対しては,それはどういう形にせよですね,防衛省の方からきちんと説明はいただきたいと思ってますし,住民の皆さんというのは,例えば住民説明会みたいなことをやってもですね,そんなにキャパシティがあるわけではありませんから300人,400人逆にご説明をしたらそれでいいんだという話でもないと思うんで,むしろきちんとメディアを通じて理解されるような説明,それから国会なり何なり,しかるべき場所でですね,それをきちんとご説明をされると,そういうことが必要じゃないかなというふうに思います。
(中国新聞)
例えば,県から説明をしてくれとかって話にならないとも・・・。
(答)
それは,筋が違うでしょうと。それは筋が違うと思いますね。それはね,正直言って今の[震災]がれきの問題に通じるところがあって,国は説明しませんから県でやってください,難しいところはって,そんなことは許されないですよね。
(中国新聞)
わかりました。それからもう1点だけ。滋賀〔県〕のですね,大津〔市〕の方でずいぶんいじめの話が・・・全然話が変わって申し訳ないんですけれども。その件について今知事ご自身がどういうふうに考えてらっしゃるかということをお伺いしておきたかったんですけど。
(答)
我々は報道で発表されることというか,報道で流れることしか分からないので,非常にコメントが難しいんですけれども,見ている範囲で申し上げると,この教育委員会の対応というのは非常に問題があるなというか,理解できないところが多々あります。その背景の事実関係はどうなのかというのはよく分かりませんけれども,あれだけある意味で言うとその行動が周りに見えていたはずだと。そういう中で,先生方もほとんど対応していないというふうに報道では読めるというか,聞こえるんですけれども,それも理解し難いと思ってます。
(中国新聞)
広島で何か知事のほうからご指示というか,というのは特にないでしょうか。
(答)
もちろんですね,このいじめの問題というのは,何と言うか,真剣に捉えてやらなければいけないということだと思います。ただ,突然,この何というか右往左往して何かをやりますと言ってもですね,それは一時的に隠れるだけなので,やっぱり根本的な対応というのが必要だと思うんですね。それは何かというと,やはりそのいじめないしはそういうことがあったときに,学校側がやはり隠さないということだと思うんですよね。そういったことは,きちんと問題を発見して対応すると。今回はその問題を覆い隠すというか,そういう行動なんだと思うんですよね。それは現場での対応,その後の教育委員会での対応がそういうふうに思えるんですけれども,そういうことではなくて,やはり問題を発見したら表に出してきちんと対応していくと。それが望ましい姿であるというのが教育委員会の中で共有できるような,あるいは学校の中で共有できるような,そういうふうにしていきたいなというふうに思っています。
(幹事社:読売新聞)
時間が過ぎましたので。最後の1問お願いします。
(朝日新聞)
すみません,時間が押している中で手短に。さっきのオスプレイの件で1点だけなんですけれども,住民が納得,不安を払拭できる説明ということですが,要素としてどういったことが盛り込まれているのが不可欠だとお考えでしょうか。
(答)
当然事故原因ですよね。事故原因がどういうものであるのかということと,それが何と言うか,反復しないというか,そういうことですね。それがきちっと説明をされるということが必要だと思います。
(幹事社:読売新聞)
これで終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
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