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知事記者会見(平成22年7月27日)

印刷用ページを表示する掲載日2011年11月1日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はYouTubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

会見日:平成22年7月27日(火曜日)

 動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。

【動画リンク】 1/3 2/3 3/3

 

(発表事項)

○パパママ応援!みんなで子育て!カープでリフレッシュ!の実施について
 
※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。

 (質疑)

○パパママ応援!みんなで子育て!カープでリフレッシュ!の実施について
 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。

○平成21年度の東広島市土砂災害について○国への災害対応要望について
 
※上記項目の動画は上の動画リンクの「2/3」をご覧ください。
○瀬戸内国際芸術祭について○国の概算要求について
 
※上記項目の動画は上の動画リンクの「3/3」をご覧ください。

【会見録】

(幹事社:RCC)
 では,記者会見を始めます。まずは,知事の方からの発表項目をお願いします。

○ パパママ応援!みんなで子育て!カープでリフレッシュ!の実施について

(知事)
 今日は発表が1点あります。
 「パパママ応援!みんなで子育て!カープでリフレッシュ!」の開催についてです。
 これは,子育て中の親子にリフレッシュの機会を提供しまして,子育ての楽しさを実感していただくことが必要だと考えているところですけども,これまで,広響のコンサートについて募集をしておるんですけども,非常に予想以上に反応が良くて,潜在的なニーズを感じてきたところであります。それで,広響だけではなくて「三大プロ」への拡大を検討したところ,カープ球団からご賛同もいただけましたので,今回の企画となりました。なお,サンフレッチェについてもですね,10月に行う予定としております。
 この企画は,広島東洋カープの全面的なご協力をいただきまして,8月3日から9月23日の間に行われますカープの試合,6試合に,乳幼児を育てていらっしゃるご家族を各1試合あたり1千名,合計6千名をご招待して,親子で安心して野球を楽しんでリフレッシュをしていただくと。そして同時にですね,球場全体で子育て応援の輪を広げるアトラクションなどを実施するというものであります。
 広響と基本的には同じなわけですけども,ねらいとしては,乳幼児を連れているとなかなか出かけにくいという現状もあることからですね,授乳やおむつ替えのスペース,あるいはベビーカー置き場といったものを設置して,紙おむつやミルク用のお湯を準備したり,キッズスペースや遊具を用意する,子どもが遊べる場所を用意するということですね。そういった環境を整えて,この際思い切って皆さん出かけてくださいと。そして,実際出かけてみていただいてですね,その出かける楽しさを知っていただくということになります。特にですね,ひとり親家庭あるいは障害のあるお子さまがいらっしゃるご家庭がですね,なかなか,特に子どもが小さい時に出かけにくいという現状もあろうと思いますので,全体の1割程度は別枠でご招待をして,できるだけ多くの,またこういった経験が難しい,やりにくい親子の皆さんにですね,子育ての楽しさを実感していただきたいというふうに考えております。
 それから今後もですね,こうした取組みを,カープ球団独自でも恒常的に実施していただくように働きかけを行っていく予定にしております。
 更にですね,もちろんこれはカープだけでなくて,他の企業にも広がっていただけるよう,こういった対応をすれば来場者,入場者が増えるというような,お客様が増えるというような意味も含めてですね。誘導をしていって,小さなお子さまがいても出かけやすい環境づくりというのを進めていきたいというふうに考えております。
 ちなみに先日,この日曜日に広響のコンサートに私も行ってきたんですけども,その時の倍率は,日曜日だったということもあって6倍ありました。2千人収容できたんですけども,1万2千人の応募があって,2千人いらっしゃったという状況です。実際ですね,ものすごい子どもたちの絶叫の中,演奏会が行われるという普通だったらありえないシチュエーションで進みまして,非常に皆さん良かったというふうにおっしゃっていただいてましたけども,こういったことがカープとかサンフレッチェとか他のイベントでもですね,できて安心してミルクを与えたり,おむつ替えができたりとかってのがあると,また違ってくるかなというのは,今般の日曜日にも実感をしたところでございます。
 私からの発表は以上です。

(幹事社:RCC)
 では,この件に関しまして質問がありましたらお願いします。

(朝日新聞)
 すみません,朝日新聞の水田です。これ,予算はどのような形になってるんでしょうか。

(答)
 どのような形というのは,金額ですか。

(朝日新聞)
 はい,金額と負担というのは,県の方の負担もあるんでしょうか。

(答)
 県が8千万でしたっけ〔実際は,約8,190万円〕。トータル。これはサンフレッチェも合わせてですね。原資は,基金。安心こども基金。

(中国新聞)
 すみません。基金というとですね,限りがあるものですし,今回も国の経済対策の一環の基金を活用されると思うんですけども,取組み自体は素晴らしいことではあるんですが,ある意味で打ち上げ花火のような,今回はそういう性格もあるんだろうと思うんですけども,それをいかに続けていくかというところで,今後のその取組みといいますか。それはいかがでしょうか。

(答)
 そうですね。今ですね,今年その基金をまた使いまして,いろんな出かける先ですよね,公共施設あるいは,商店街だとかデパートだとか,そういう所にこういった授乳施設だとかですね。整備を進めてます。バリアフリー,スロープとか,いろんなもの,その他を含めてですけども,こういうものを整備してます。そういった施設が増えることによって,そういう集客施設でですね,出かけやすいという環境を作っていきたいと思ってます。あとは,こういう正にイベントも事業者の方々にご覧いただきながらですね,若いお客さんに来ていただくということが集客につながっていくということを,実感して取り組んでいただきたいなというふうに思ってます。

○ 平成21年度の東広島市土砂災害について

(幹事社:RCC)
 この件,これ以外いかがでしょうか。
 では,続いて幹事社の方から質問を1つさせていただきます。
 ちょうど1年前に当たりますけども,東広島市で建設残土が崩落して,お一人亡くなったということを受けてですね,遺族の方が先週,損害賠償訴訟を起こされましたけれども,この件に関連しまして,争う姿勢があるのかないのか含めてですね。知事のほうからコメントをまずは頂戴できますか。

(答)
 今後の裁判での対応というのはですね,今,検討中ですので,この場でのコメントは差し控えたいというふうに思ってます。

(幹事社:RCC)
 ちょうどゲリラ豪雨の被害とかもあったあとではありますけれども,再発防止策としてですね。行政としての規制を強めるのかどうなのか,二度とこういったことが起きないようにですね,どういった方法をとるべきだというふうにお考えか,現状は市町に権限移譲されてる状態だと認識しているんですが,こういったことに関しては。

(答)
 それは,若干ちょっと誤解がありましてですね,去年,東広島の事故というか,〔土砂災害〕があったのちに,専門家のご助言もいただいてですね,対応策は取りまとめているところです。
 広大〔広島大学〕に原因調査を依頼をして,2千平方メートル未満の対応についての提言をいただいてるんですけども,ガイドラインを作りましてですね,対応をするということで,市町とも協力しながら,進めているというところですね。このガイドラインは何かというと,そういった残土処分をしているところについて,どういった調査をするのかとか,あるいは安全性の判断について,どういうふうな基準をもってやるのかとか,あるいはそういった安全性に問題がある場合に,どう対応するかということなんですけども,基本的にはですね,2千平方メートル以上の許可が必要な場合のですね,安全基準を援用してるような形ですよね。それをもって,個別に事業者と対応していくという方針で今,進めております。それについては,市町にも説明をしてるところで,実際に今のところ,これまでの調査の中では危険と判断される箇所というのは見つかっていないということとですね,事業者についても,その対応についてですね,何と言うか,言うことを聞かないっていうかですね,そういう状況にはないので,こういったガイドラインに基づく対応を進めてるということですね。
 これは権限移譲をされてるわけではなくてですね,2千平方メートルまでは県条例の基準がありますと。各市,町で上乗せ規制ができるようになってるんですね。これは,やっぱり地域性がありますので,例えば都市部に近いところとか,あるいは全く何もないところとですね,やはり対応が違うと思いますので,そういったことを市町が判断をしてですね,追加の規制ができるということになってます。ですから,どうしてもやはり必要がある場合には市町とも相談しながらですね,その上乗せ規制というのを検討していくということになるんだろうと思います。実際には広島市は500平方メートルという基準と,それからこれは正確じゃないかもしれませんけども,500立方メートルという基準と,2つ設けて対応していただいてるということもあります。

(幹事社:RCC)
 では,そのガイドラインによってある程度当面は,再発防止は担保されるというお考えだと。

(答)
 はい。

(幹事社:RCC)
 では,この件に関連して,ご質問があればお願いします。
 はい。では,ないようですので,そのほか,災害関連含めて,ご質問をお願いします。

○ 国への災害対応要望について

(広島テレビ)
 すみません,広島テレビの延広です。明日,知事,東京に行かれて,国に激甚災害の指定を含め,いろいろ要望されると思うんですが,改めて,今回の災害に関して,国にどういうものを求めていくのかというのを,ちょっとまとめてお願いします。

(答)
 基本的にはですね,やはり,早期の災害復旧と,特に,応急措置ですね。二次災害あるいは再災害防止の早急な手当て,これを急いでお願いをしたいということと,それから,被災者の生活再建支援について,できるだけ協力をお願いをしたいということですね。

(広島テレビ)
 すみません,知事も今回,災害の現場をいくつか歩かれていて,もちろん,応急的な処置であるとか,二次災害の防止っていうのも,もちろん進めていくべきことではあるんですけど,今後それと同時進行で,例えば今回,亡くなられた方が皆さん高齢の女性であったりとかっていう現状もあるので,何か,地域でのつながりであるとか,今回どうしてこういうことが起こったのかっていうことを検証したり,何か対応していくことがあったりっていうもの,何か見えている部分がもしあれば,問題点であるとか,教えていただきたいんですがいかがですか。

(答)
 そうですね,これは特に,何て言うんでしょうか。庄原についてはですね,いわゆる非常に大量の雨が集中的に降るっていう,ゲリラ豪雨で,しかもその注意報が出てからはしばらく時間もあるんですけれども,そんなに時間はないっていう短い時間の間にですね,実際に降雨があって,土砂災害にまで至っているということがありますね。
 で,こういったことが起こり得るんだといううことを前提にですね,避難の方法だとか,あるいはその避難のあり方っていうのを考える必要があるかもしれないなというふうに感じました。ただ,現実としてはなかなか難しいものもあってですね,これはやはり,事前の危険箇所の把握と,それから,そう至った場合の行動ですよね,それをきめ細かく,市町レベルで住民の皆さまに周知をして,対応していただくっていうことなのかなというふうに感じていますけども。なかなか難しい問題だと思いますね。

(広島テレビ)
 これから対応されていったり,考えていかれるという感じで。

(答)
 そうですね,取り急ぎ,足元ではですね,特に,二次災害防止という観点から,かなり厳しいというとあれですけど,避難の勧告であるとか,予防的な避難だとか,そういうことを勧めるようになってます。庄原市,あるいはその他の地域でですね。それ以上,どこまで踏み込めるかっていうのはね,ちょっと現時点では何とも言えないですね,はい。

(読売新聞)
 すみません,読売新聞の平井です。最初の回答に対しての補足なんですけれども,国に対して求められる要望の中で,早急な手当てだとか,その辺りは当然,財政面のことだという理解でいいんだと思うんですけれども。

(答)
 いや,財政面と言うよりはですね,早くやっぱり実行する,っていうことですね。
 早く,何をするかというのを決めて,早く対応してもらうっていう,それが一番大事だと思ってます。むしろ財政の話は後でもいい,と。財政の話は後でもいいから早くやってください,ということを言いたいですね。

(読売新聞)
 結局,その対策自体,例えば国交省〔国土交通省〕の緊急派遣チーム〔緊急災害対策派遣隊〕とかの助言を基に実際に作業をするのは県,それについて具体的に何をするか計画するのは県だとか市だとかいうふうに,国側が言っていたと思ったので。ちょっとその辺りで。

(答)
 いやいや,それはいろいろでしょう。その被災箇所によっていろいろありますんで。

○ 瀬戸内国際芸術祭について

(山陽新聞)
 すみません,山陽新聞の正本です。よろしくお願いします。ちょっといささか手前みそな質問にもなるんですけれども,現在,岡山県と香川県を挟む島で,瀬戸内国際芸術祭ですか,そういうのが開かれて,なかなか盛況滑り出しのようなんですけれども,海の道構想を提唱されている知事としては,この催しをどのようにご覧になっているのかということと,あと今後,例えば参考になることとか,職員の方をちょっと視察に行っていただくとかそういったお考えは何かございますでしょうか。

(答)
 この芸術祭は,当然,我々も注目してまして,瀬戸内海で行われる大きなイベントに育っていく可能性があるものですよね,瀬戸内海の道構想っていうのは,まさにこういった取組をどんどん応援していく,っていうのか,一緒にPRしてったりとか,あるいは拡大していったりとか,そういうことになっていくと思いますので,非常に重要なもののひとつだと認識しております。
 実際に芸術祭に職員が行くかどうかっていうのは,私はよく分かってないんですけども,多分,個人的にか,少なくとも,行きますよね。

(事務局)
 そうですね,事前の準備段階からいつも話は伺っておりますので。

(知事)
 連携はします。私も先般,ベネッセの方々とのお話をしたりもしてますし。そういう情報収集はしているとこです。

(幹事社:RCC)
 よろしいですか。そのほか,いかがでしょうか。

○ 国の概算要求について

(時事通信社)
 時事通信社の宮内です。国の概算要求の関係なんですけども,一律1割削減とかですね,特別枠,1兆円とか2兆円とかいろいろ出てますけども,この手法については旧来の自民党型と同じではないかという指摘もあるんですけども。知事はこの概算要求の,まだ決定ではないんですけども,やり方についてですね,どのような意見をお持ちでしょうか。

(答)
 結局ですね,積み上げ的にね,必要なもの,必要じゃないものを判断していくっていうことが,なかなか,事実上難しいっていうことですよね。で,一律削減しますっていうようなやり方になってると思うんですけども。要するにですね,もう国にはやりきらん,ということだと思うんですよね。霞ヶ関で全部,そこまで見れませんと。で,それを政策判断すると言ったって,それを政務三役だけでですね,見きらんと。つまり,官僚も見きらんし,政治も見きれないということじゃないかと思うんですね。
 そういう意味でも,地方にそれをやはり,配分をしていってですね,地方でもっと目が届くやり方っていうのをやっていく必要がある,と思います。地方でも結構大変なんですよ。地方でも大変なんです。やりきれるかというと,結構大変なんですけども,少なくとも,一般会計予算で,80兆とかですね,いろいろ込み込みで100兆とかなんとかっていうような規模をですね,あそこの霞ヶ関の中だけで見てるっていうことにちょっと無理があると,そういうことじゃないかと思いますね。

(時事通信社)
 わかりました。ありがとうございます。

(幹事社:RCC)
 そのほか,いかがでしょうか。では,ないようでしたらこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。

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