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三光電業 代表取締役 森脇 喜美代(経営者から学ぶ 学生によるインタビュー特集9)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年7月25日

 

最新の情報提供と最適な提案 人材投資や働き方改革を推進

 三光産業代表取締役の写真

第9回は三光電業の森脇喜美代氏。電子、制御、FA機器などの地場大手商社で、従業員への思いや、働き方改革、事業成長の背景を聞いた。

 

学生記者によるインタビュー

三光産業インタビューの様子

―主な事業内容は何ですか。

 電子、制御部品、FA機器などの販売に加え、導入先の業務改善や効率化につなげられるよう、カスタムや提案も手掛けています。最新の情報提供と最適な提案をモットーに、お客さまにとって「なくてはならない」商社が目標です。ロボットの導入提案にも注力。多様な機器をネットワークにつなげるIoT(モノのインターネット)が注目される中、2018年2月15日には、メーカーさま以外で中四国初のロボットショールーム「ロボットパークひろしま」を南区比治山本町に開設しました。

 

―2005年の社長就任の経緯は。

 初めは社長になるつもりはありませんでしたが、先代社長を務めていた父から「会社の未来のためにやってほしい」と言われたことがきっかけでした。社長になるには覚悟が必要です。仮に社員が営業車で重大な事故を起こしてしまったとしたら、私は床に額をつけて謝れるだろうか。想像して、それができる、と思えた。幸いそのような事態は起きていませんが、これが腹に落ちて社長職を引き受ける覚悟となりました。

 

―経営方針については。

 もともと経理を担当していましたから、社長就任後の数年は売り上げが落ちてもやっていける算段がありました。目先の売り上げと利益だけを追っても将来性がない。そこで、これから会社を引っ張っていく人材の育成に経営資源を集中投入。いったん売上高が落ちたものの、育成した社員が付加価値の高い業務を行えるようになり、結果はV字回復。16年7月期売上高で100億円を突破し、無借金経営で現在も堅調に推移しています。私は「3分の1理論」を掲げ、利益の3分の1ずつを事業投資、社員への還元・人材投資、残すお金にしています。これによって、特に人材への投資を惜しむことなく行えます。3分の1を使い切って良いのですから。

 

製品解説の様子

 

―人材投資の取り組みは。

 スキルアップ手当や、社員の子どもが20歳になるまで行う子ども手当の支給などがあります。毎月、目標達成率の高い営業員と、その人の所属先の所長を食事に招き、モチベーションを高めてもらっています。

働き方の改善にも長年取り組み、社員が有給休暇を必ず取得し、週1回は午後6時に退社するよう徹底。月20〜50時間分の固定残業代を付けるなど、努力した人は早く帰っても収入が減らない仕組みを整備。すると、しっかりと休むための仕事の工夫を始めてくれました。次長職以上が若い人の仕事を引き受けて早く帰らせる一方、若い人も上長に恩を感じて彼らにも早く帰ってもらえるよう一層効率的に働くように。必ず早く帰る日を家族にも認識され、家での居場所ができたり、スキル向上の本を読むなど有意義に時間を使ってもらっています。商社は一般に残業が多いのですが、今では毎日、午後9時までの退社をほぼ実現。昔、ふと「自分も社員も仕事が楽しくてしょうがない、でも仕事だけになっていないか」と思って始めた取り組みが実り、社員の仕事と私生活が充実している姿を見ると、本当に良かった。1月末には「広島県働き方改革実践企業認定」を受けました。

―森脇社長にとって「働く」とは。

 収入を得て生活のためにという理由もありますが、仲間をつくりながらも、他人と自分との違いをはっきりとさせ、それぞれの価値観を大事にする場だと思っています。

 考えながら働くことが大切です。どうすれば相手のためになるか。来客後の片付けひとつとっても、「片付け」と捉えるか「次のお客さまのお出迎えの準備」と思うかで違う結果が表れます。あいさつを例にすると、相手の背景に存在する全ての方々に向けてする。もしかすると周囲の方々に「あの会社は雰囲気が良い」と伝えてくださり、広がりが生まれるかもしれない。こうした心掛けが質の高い仕事を生み、お客さまに選んでいただける会社の実現につながると考えています。

 社会貢献として「赤い羽根の水」を通じた募金やプロバスケットボールチーム・ドラゴンフライズのスポンサードゲーム開催などを実施。また、当社部活動の和太鼓は、さまざまなイベントに引っ張りだこになっていて、うれしい限りです。

 

―学生へのメッセージをお願いします。

 私たち中小企業は新卒採用時に選ぶ感覚ではなく、「(大企業ではなく)うちに来てくれた」、「ご縁を頂いた」と感じています。能力面の育成は企業側の仕事。だからこそ、学生さんには素直さと熱意を大切にしてほしいです。今は先のことを深く考えすぎずに、学生時代を存分に楽しんで、いろいろな経験をすると良いと思います。肝心なときに一生懸命、真剣に物事に取り組むことが大事です。

 

会社概要と社長プロフィール

【会社概要】

1957年創業、62年設立。電子、制御、FA機器などの販売を手掛ける。関連会社に三光ホールディングス、三光電子製作所、三光サービス、ニッコー電機。大阪、松山、福山、岡山、松江、高松、山口、福岡、北九州に営業所を構え、三光電子製作所は広島工場、福山工場、松江工場がある。

【社長プロフィール】

1979年に入社し、経理畑を歩んだ。86年主任、90年課長、2000年部長、05年の取締役を経て同年に社長就任。

 

学生記者のインタビュー後記

・社員のことをとても気に掛けて、お母さんのような温かさを感じました。片付けは次の物事のための準備ということが、印象に残っています。今回の貴重な経験を生かし、就活に取り組み、残り少ない大学生活を楽しく過ごしたい。(梅田)

 

・最新の情報提供と最適な提案を常に実行している点が印象的でした。今後のトレンドを見越してロボットショールームを開設するなど、先見性にとても驚きました。さらに、人材投資を惜しまず、社員の生活向上やスキルアップにつながる仕組みや評価制度を整えており、将来、起業を目指している私にとって、とても勉強になりました。(阿部)

 

(インタビュー記事・会社概要・社長プロフィールは2018年3月8日時点)

 

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