UIJターン先輩紹介vol.21~カイハラ(株)
“事業も人材も広島から世界に展開。
面白さや、やりがいを感じる仕事選びを。”
先輩 | 企業名・お名前 | 企業紹介 |
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カイハラ株式会社(福山市新市町) 舛見 聖太さん ~広島市安佐北区出身。2012年に岡山大学を卒業。国家公務員を経て、15年5月に入社。 | デニム素材を製造、販売。国内で唯一、紡績から染色、織布、加工までを一貫生産している。世界中に顧客を持ち、生産量・輸出量共に国内トップシェアを誇る。海外生産にも乗り出し、15年10月にタイに工場を設けた。 |
▽広島にUターンしようと思ったきっかけは。
大学卒業後、国家公務員として1年目は東京で勤務し、2、3年目は鹿児島でダム建設に携わりました。第一志望だった国家公務員になり、大学で学んだことを生かせる職場で、事業規模が大きく、業務内容も就職前の予想とそれほど離れていませんでした。しかし、仕事に「やりがい」を持つことができませんでした。そこで「面白さ・やりがい」を求めて転職を考え始めました。働く場所にこだわりはありませんでしたが、地元・広島にある企業は自然と最初に目に入っていました。
▽現在働いている企業を選んだ理由を教えてください。
市役所などの公務員か、民間企業のどちらで働くか迷っていたとき、なんとなく立ち読みした雑誌でカイハラの紹介記事を発見。学生の頃からオシャレに興味があり、デニムにも親しみがあったので、すぐにカイハラに「御社のことを教えてください」と電話。当時、募集案件はありませんでしたが快く受け入れてくださり、後日、本社で人事担当の方から会社説明を受けました。事業内容が面白く、実際に働いている方の良い雰囲気も伝わったので、その場で選考をお願いしました。
▽仕事の内容を教えてください。
入社してすぐに購買部の資材課に配属されました。主に製造に必要な機械や材料の仕入れ、物流の管理などを担当しています。仕入れという製品化の最初の段階を担う責任ある仕事で、とてもやりがいを感じています。16年4月からは、新たに設けたタイの工場への異動が決まっています。仕事の幅も大きく広がるでしょうし、自分にとっても会社にとっても大きな挑戦。この機会に一回りも二回りも大きく成長したいです。
▽職場の雰囲気はどうですか。
会社の立地が影響しているのでしょうが、社内外問わず人間関係が密接だなと感じています。初めは少し戸惑いましたが、温かい人が多いので、今では居心地が良いですね。
▽休日の暮らしは充実していますか。
月に2回は安佐北区可部にある実家に帰ります。これまでは東京や鹿児島などを転々としていてなかなか帰省できなかったので、その分、家族に会うようにしています。実家がすぐそこにある安心感があります。趣味は読書で、仕事終わりや休日は本を読んで過ごすことが多いです。
▽これから就職する皆さんにメッセージをお願いします。
「働く理由は入社してから考える」といった理由の後付けは意外と難しいものです。就職先選びに、安定性や待遇、肩書を重視することはもちろん大事ですが、いざ入社してみると、それだけでは働くモチベーションが保てないことがあります。書面上の数字や言葉だけではなく、興味のある企業にアポイントを取って、実際に働いている人から直接話を聞いたり、職場を見たりすることが大切ではないでしょうか。海外展開に力を入れている企業や、オンリーワン、ナンバーワンの技術・商品を持つ企業など、広島には面白い企業がたくさんありますよ。