制御技術科では,2年生になるとFA制御実習という,1年生のときに習ったことを総合的に応用していく授業をおこないます。
写真で学生が取り組んでいるのは,ピンポン玉搬送装置です。装置の回転テーブル上にあるピンポン玉を1個ずつ取り出し,別の搬送機に渡して元のテーブルに戻す動きをする実習機器です。
決められた動作で装置が動くように,いろんな機器を調整し,プログラムや機械を動かしていきます。この実習ではPLCという生産工場で使うコンピュータを使っており,PLCのプログラミング知識が主に試されます。しかしそれだけではなく,機械(空圧機器,モータなど)や,センサの知識も実習課題では必要となります。
(指導員から)
【柴井指導員】
プログラミング(PLC)や空圧機器,モータ,センサなどの知識を1年生の時に基礎から習い,2年生になってこのような実習で知識をためし習熟していく狙いがあります。
生産ラインなどでは円滑に製造装置を動かすため,さまざまな知識や経験が要求されます。このような実習を通じて経験していき知識の整理整頓を図り,難易度は高いので課題が完成した時,学生は達成感を感じまた,知識をより深くして成長できると思います。