愛鳥週間ポスターの募集は,5月10日から16日までの愛鳥週間に合わせ,児童・生徒がポスターの作成を通じて,野生鳥類についての保護思想を高めることを目的に,毎年開催しています。
今回も「小学生の部」「中学生の部」「高校生の部」に分けて,平成31年4月から9月上旬までの期間,県内の学校から募集を行いました。
本年度は,小学生14点,中学生112点,高校生56点 応募総数182点 でした。
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安芸太田町立戸河内小学校 6年 松浦(まつうら) 太陽(たいよう) (講評:橋本(広島県中学校教育研究会美術部会)) ○画面全体に大きく色彩豊かな親鳥とひな鳥を配置し,背景には自然豊かな山々と人間社会との対比を道路を走る車と信号機で表現している。自然と人間の共存を小学生の目から見た新鮮な感覚で大胆に表現できる。 (講評:日比野((公財)日本鳥類保護連盟広島県支部)) ○野鳥が持つ自由さ可愛らしさと,怖いと思わせる大きい鳥の目が描かれています。怖いと感じさせる理由は,鳥類は最新の研究によって絶滅した恐竜の仲間であることが解明されているからかもしれません。 |
福山市立大門中学校 1年 木村(きむら) 健生(けんせい) (講評:橋本(広島県中学校教育研究会美術部会)) ○木の実をついばむヒヨドリの姿をしっかりと書き込んでいる。特に,木の実を赤の濃淡で表現することにより空間の広がりを見事に表現することに成功している。レタリングされた青の「愛鳥週間」の文字も印象的である。 (講評:日比野((公財)日本鳥類保護連盟広島県支部)) ○ヒヨドリの生態をうまくとらえています。木の実を食べようとしている情景を切り取り,動きが感じられます。野鳥が自然の中でたくましく生きていることを見る人に詩情を感じさせてくれます。 |
福山市立 福山高等学校 2年 大村(おおむら) 菜月(なつき) (講評:橋本(広島県中学校教育研究会美術部会)) ○今にも動き出し画面から飛び出しそうなヤイロチョウの姿が細かく描かれ,見る人の心を掴むことができる。特にヤイロチョウの目やくちばしの輝きに生命感と躍動感を感じる。背景の処理も大変巧みで,自然の中でたくましく生きる鳥類の姿を想像することができる。 (講評:日比野((公財)日本鳥類保護連盟広島県支部)) ○ヤイロチョウは,夏南方から日本にやってくる名前のとおりカラフルな鳥です。なかなか普通に見ることができない野鳥ですが,このポスターが多くの人の目に触れ,ヤイロチョウの美しさと迫力を感じ取ってもらえたらと思います。 |
【特別賞((公財)日本鳥類保護連盟広島県支部長賞)5点】
◆広島市立 安東 小学校 2年 西村 凛愛
◆庄原市立 庄原 中学校 2年 山岡 怜生
◆福山市立 神辺西 中学校 3年 合田 結香
◆広島県立 尾道東 高等学校 2年 藤原 里奈
◆広島県立 福山誠之館 高等学校 2年 岡田 佳央理
【入選(広島県教育委員会賞)9点】
【佳作(公財)日本鳥類保護連盟広島県支部長賞)14点】
※特選作品3点及び特別賞5点を(公財)日本鳥類保護連盟が主催する,令和2年度愛鳥週間用ポスター原画募集(全国審査会)に出品しました。
令和元年9月13日に広島県庁内で審査会を行いました。
【審査員】
公益財団法人 日本鳥類保護連盟広島県支部 日比野 政彦
広島県中学校教育研究会美術部会 橋本 忍
広島県環境県民局自然環境課 秋田 修
(1)広島県庁本館2階ギャラリー (令和元年度実績:5月10日~5月17日)
(2)食彩館しょうばらゆめさくら (令和元年度実績:6月5日~6月21日)
(3)広島県緑化センター (令和元年度実績:7月8日~8月7日)
(4)広島県福山第3庁舎1階ロビー (令和元年度実績:8月15日~8月30日)
(5)もみのき森林公園 (令和元年度実績:9月6日~9月24日)
(6)中央森林公園 (令和元年度実績: 10月4日~10月12日)
*令和2年度の巡回展示の日程は令和2年4月中旬に県HPで発表します。
●主催者等
主催:広島県,広島県教育委員会
後援:(公財)日本鳥類保護連盟広島県支部