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「エコひろしま」マスコット「みゃんぼー」紹介ページ

印刷用ページを表示する掲載日2018年1月24日

「みゃんぼー」の生い立ち

 みゃんぼーイラスト広島県のまれ少な野生生物「ミヤジマトンボ」をイメージしたキャラクターで,「エコひろしま」のマスコットとして平成15年に誕生しました。

【みゃんぼーから一言】 
○生息地宮島が平成24年7月3日にラムサール条約に登録されました。(環境省HPへリンク
 
○平成24年6月4日から6月25日まで行われた
広島県キャラクター総選挙では,見事5位(989票)を獲得しました。
 応援していただいたみなさん,ありがとうございました
! 
 これからも「エコひろしま」のマスコットとして,広島県の環境対策の取り組みや豊かな自然などの情報を発信していきますので,よろしくお願いします。

※キャラクター総選挙結果はこちらをご覧ください。

モデルの「ミヤジマトンボ」の紹介ミヤジマトンボの写真

  「ミヤジマトンボ」は,シオカラトンボの仲間で,大きさはシオカラトンボよりも少し小型で姿形はとてもよく似ています。
 世界中で宮島と香港にしか生息していない非常に貴重なトンボで,広島県では,「野生生物の種の保護に関する条例」で緊急に保護を必要とする特定野生生物種に指定し,採取を禁止しています。
 また,広島県と環境省のレッドデータでも絶滅危惧1類に分類され,もっとも絶滅が心配される種のひとつとなっています。

「ミヤジマトンボ」の生息地

 「ミヤジマトンボ」は,ヒトモトススキが生えて,満潮時に海水が入り込んで汽水域となる湿地に生息しています。
 宮島のミヤジマトンボの生息地は4箇ところで,そのうち1箇所は,平成20年から21年にかけ,ミヤジマトンボ保護管理連絡協議会によって整備され誕生しました。 
 ※「ミヤジマトンボ」の生息地の詳細は,マニアによる密猟対策のため公表されていません。

ミヤジマトンボがすむ海浜湿地

なぜ絶滅しそうなの?

  生息地の湿地と海をつなぐ水道が風や海水の影響で埋まって,湿地が淡水化したり,生息地が大型台風の襲来によって,壊滅的な被害を受ける危険な状況に,常におかれているためです。

 【淡水になるとミヤジマトンボは生きていけないの?】 
 ミヤジマトンボは汽水域でないと生きていけないわけではありません。
 淡水だとミヤジマトンボの天敵となるオオシオカラトンボなどほかのトンボのヤゴも生息できるため,ミヤジマトンボのヤゴは,ほかのトンボのヤゴに全部食べられてしまいます。
 ほかのトンボが生き抜くことのできない塩分濃度の高い水域でかろうじて生き残っているのです。

 【マニアによる密猟】 
 ミヤジマトンボは「広島県野生生物の種の保護に関する条例」及び「自然公園法」によって採取が禁止されています。しかし,過去にはマニアによる密猟が原因で絶滅が心配されたこともありました。
 生息数が少ないために,心ない捕獲が直接絶滅に結びつくこともあるのです。

絶滅から守るための取り組み

 ミヤジマトンボを絶滅から回避するために,平成17年9月広島県を事務局として廿日市市,環境省,林野庁,広島市昆虫館,学識経験者,保護活動家などで構成するミヤジマトンボ保護管理連絡協議会を設立し,主に次のような取り組みを行っています。

 ● 生息地の環境整備(水道復旧,草刈など)
 ● 幼虫の飼育(広島県→広島市昆虫館委託事業)
 ● 普及啓発(ミヤジマトンボを題材とした環境学習)
 ● 生息調査(環境省事業)
 ● 密猟パトロール(広島県野生生物保護推進員)

ミヤジマトンボはどこで見ることができますか?

 ミヤジマトンボの生息地は陸道からは行くことができず,残念ながら,なかなか見ることはできませんが,
 廿日市市の宮島水族館(みやじまりん)でミヤジマトンボのレプリカと生息地の映像を見ることができます。

ミヤジマトンボ写真館

写真提供:坂本充(広島市森林公園こんちゅう館)

1齢幼虫

3齢幼虫

1齢幼虫

3齢幼虫

生息地で確認した幼虫

終齢幼虫

生息地で確認した幼虫(6齢から11齢幼虫)

終齢幼虫

脱け殻みゃんぼー

脱け殻

みゃんぼー

成熟オス未成熟メス

成熟オス

未成熟メス

※広島県では,台風などにより生息地が壊滅的な被害を受け,ミヤジマトンボが絶滅してしまうことを回避するため,広島市昆虫館に委託し,幼虫の飼育を実施しています。生息地の被害がない場合は,できる限り自然への影響を少なくするため,12月ころに採卵した生息地に放虫しています。

※幼虫の捕獲は,「自然公園法」「広島県野生生物の種の保護に関する条例」の捕獲ばかり可を受け行っています。 

問合せ先

 ● 「みゃんぼー」に関すること 環境保全課 Tel 082-513-2921
 ● 「ミヤジマトンボ」に関すること自然環境課 Tel 082-513-2933
 ● 「ミヤジマトンボ保護管理連絡協議会」に関すること 自然環境課Tel 082-513-2933

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