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Step2 本体を考える

印刷用ページを表示する掲載日2011年11月22日

 作りたいアクティビティの大枠を整理したら、次は本体部分を考えます。
アクティビティの本体部分は、体験学習の場で「どれだけ心に迫った体験ができたか」「過去の経験をどれだけつなげることができたか」などに大きく関わる、まさにフルコースの料理で言うところの「メインディッシュ」にあたるものです。参加者側から見れば、本体部分で体験したことから得た達成感や充実感などが期待されます。
 体験から呼び覚まされた参加者の生の声を引き出すポイントである「人との関わり」や、さまざまな感覚を使った「直接体験」をすることを、特に意識して組み立てましょう。
 しかし、いきなり一人でオリジナルのアクティビティを作れる人はいません。既存のアクティビティを応用したり、何人かのグループで作ってみると良いでしょう。
 ここでは、何人かのグループで作る(考える)場合の手順について紹介します。

1.思いを出し合う

 それぞれのグループメンバーが、今どんなアクティビティを作りたいのか、どんな材料(自然、施設、場面など)を使ってみたいかなど、自由に出し合います。
 その時の手法としては、「ブレーンストーミング」がおすすめです。ブレーンストーミング(brainstorming・集団思考)は、いろいろなアイデア出しとして重宝されるほか、参加者に対してあるテーマを設定し討議をすれば、立派なアクティビティにもなる手法です。

ブレーンストーミングの進め方自由に意見を出し合おう!

<その1:テーマを設定する>
 何について意見を出すのか、そのテーマを設定する。例えば、「この場所で何をして遊びたいか」「子どもたちとどんなことをしたいか」など。
<その2:ルールを徹底する>
(1)批判しない・・・・・・出された意見に対して、いっさい批判・批評をしない。異色な意見、主旨に反する意見、その他どんな意見も受け入れる。
(2)自由な意見・・・・・・テーマに対して、あらゆる角度から考える。常識にとらわれない斬新な意見などは大歓迎。
(3)量を求める・・・・・・思いついたら、すぐ発言する。下手な鉄砲も数打ちゃ当たる!?
(4)結合と発展・・・・・・違った意見を組み合わせたり、出された意見に新たな考えを付け加えて、どんどん発展させる。
(5)簡潔な意見・・・・・・一つの意見に伝えたいポイントは一つだけ。わかりやすい言葉で、短く表現する。(メモを活用すると良い)

 <その3:整理する> 
 どんな意見が出てきたのかを整理してみる。この時に、各自の思いを尊重して分類することが大切。

 2.アクティビティのねらいを決める 

 ブレーンストーミングで出てきた意見を基に、今回作りたいアクティビティのねらいを決定します。ねらいは欲張らず、1つまたは2つぐらいにしておきましょう。ねらいをたくさん設定すると、アクティビティの焦点がぼやけ、参加者にもねらいが通じない場合が多くなります。
ねらいは、「欲張らないこと」がポイント! 学習活動では、この「ねらい」をもつことが大切です。楽しく活動をすることを通して、何に気づいてもらいたいのか、 何を話し合ってほしいのかを明確にしておきましょう。
 グループで話し合う際、次のような状態に陥ることが予想 されます。このプロセスは、さまざまな議論の場面で見られるものです。グループで話し合う際の心構えとして知ってお くと良いでしょう。

グループワークの心構え

 グループワークの心構えのイラスト 

3.どんな内容(方法)にするかを決める

 ねらいが決まったら、次はいよいよ「何をするのか」を決めます。この時、「アクティビティ企画シート」の要件を思い出しながら、内容を決めていくことが大切です。
 また、ただおもしろければ良いという、それ自体が目的のゲームとは異なり、体験から呼び覚まされた参加者の生の声を引き出すポイントである「人との関わり」や、さまざまな感覚を使った「直接体験」ができるよう、配慮しましょう。
 議論が小康状態に陥ったり分散し始めた場合は、必ず『このアクティビティのねらいは何か』について、もう一度スタートに立ち戻って考えてみましょう。そうすることで、議論の的を絞ることができます。逆に、議論が活発に行われ、とんとん拍子に出来上がった時も要注意!ねらいや対象者などを無視した『ひとりよがりのアクティビティ』になっている危険性があります。
 常に、アクティビティ企画シートの内容を念頭において作ってみましょう。

この場所だけは使いたい!この時期だから絶対これ!


体験学習の格言として覚えておこう! 聞いたことは 忘れる
 見たことは 覚える
 やったことは わかる
 見つけた(発見した)ことは できる

 この言葉は、中国のことわざです。  
 体験学習をする場合、またアクティビティを作る場合の『格言』として覚えておくと良いでしょう。

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