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平成24年11月1日(木曜日) 国連欧州本部を訪問しました

印刷用ページを表示する掲載日2012年11月1日

 ジュネーブ最終日,早朝は晴れていたのですが,風が強く,その後は曇,小雨,晴れなど目まぐるしく変わる天気。この地方の特色のようです。気温は10度くらいでしょうか,コートがないと肌寒く感じます。しかし,屋内は暖かく,コート無しでも十分で,出入り口は外からの寒い空気が入らないよう回転ドアやドアが二重になっているのが印象的です。余談でした。

 9時30分,国連欧州本部にカシムジョマルト・トカエフ事務局長を表敬訪問しました。トカエフ氏はカザフスタンの出身で,外務相,首相,上院議長などを経て,2011年5月に事務局長に就任されています。ジュネーブは「軍縮の都市」と言われていますが,広島は「平和構築の都市」と言われるように取組んでいきたいなどと意見交換を行い,核兵器の不拡散については,惜しみなく協力すると,強い賛同を得ました。広島への招聘に対しては,来年7月末頃には広島に行きたいとの表明もあり,カザフスタン外相にも「国際平和拠点ひろしま構想」を説明したいと積極的な支援をいただきました。カザフスタンは,セミパラチンスクという旧ソビエト連邦の核実験場があった国で,「中央アジア非核兵器地帯条約」を締結するなど核兵器廃絶に向けた取組みを行っています。このような取組みと連携し,核兵器廃絶に向けたプロセスの推進や平和構築のために人材育成などを行っていきたいと思います。

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 その後,世界保健機関(WHO)本部を訪問し,中谷比呂樹事務局長補と意見交換を行いました。中谷氏は広島県福祉保健部長の経験もあり,今回の訪欧に際し,事前の調整から色々とご配慮をいただきました。ありがとうございます。広島についても良くご存知であり,国際機関や海外から見た広島についての御意見もいただきましたので,今後のグローバル化や人材育成などの施策に活かしたいと思います。

 また,今年から,広島大学の医学部学生2人がインターンとしてWHOで研修しており,勤務内容等の報告を受けました。二人とも元気で楽しく働いている様子した。大変貴重な経験になると思われます。頑張って!

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 15時30分,国連欧州本部において,記者会見を行いました。多くの国内外のマスコミに参加していただき,「国際平和拠点ひろしま構想」を取りまとめ,核兵器廃絶と平和構築に取組んでいる状況を紹介するとともに,今回の欧州訪問における成果について説明を行いました。

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