平成２９年１０月１日（日曜日）アルコール関連問題啓発フォーラムなどに出席しました

１０時，「広島県アルコール関連問題啓発フォーラム・第５４回全日本断酒連盟全国（広島）大会」に出席しました。
お酒は生活に豊かさと潤いを与え，その伝統と文化は生活に深く浸透していますが，その一方で「不適切な飲酒」はアルコール健康障害の要因となり，本人の健康の問題のみならず，家族や周りの人に対しても深刻な影響や重大な社会問題を生じさせる危険性が高いものでもあります。このため，広島県では，平成２９年３月に「アルコール健康障害対策推進計画」を策定し，アルコール健康障害の発生，進行，再発の各段階に応じた防止対策の推進を図っているところです。参加者の皆様には，本日のフォーラムでの講演や体験発表を通じて，アルコール健康障害に対する正しい理解と関心を深めていただき，誰もが関わりある問題として，アルコール健康障害の予防に取り組むきっかけにしていただきたいと思います。

１２時２０分，「第６回全国仮装大会inおのみち２０１７」のオープニングセレモニーに出席しました。
毎年，多くの仮装姿の参加者や観光客の皆様で賑わうこの大会は，尾道の秋の一大イベントとして定着しています。尾道市の歴史や文化芸術が全国へ発信される本大会が，今年も継続して開催されることは，広島県への観光誘客にとっても大変意義深いことです。「アニメ」のキャラクターや「歴史上の人物」に仮装し，ご参加いただいている皆様には，今年も本大会を華やかに彩っていただき，大いに盛り上げていただきたいと思います。広島県としては，文化芸術の重要な拠点であり，多彩で魅力的な観光資源を有している尾道市とより一層緊密に連携しながら，「観光地ひろしまの推進」に取り組んでいきたいと思います。

１４時，三次市との共催により平成２９年度総合防災訓練を実施しました。
今年７月，梅雨前線と台風第３号の影響で，九州北部を中心として全国で猛烈な雨が降り，４０名近い方が亡くなりました。広島県においても，７月４日から６日の大雨では，甚大な被害が発生し，２名の尊い命が犠牲になりました。また，９月には台風第１８号が列島を縦断し，全国各地で観測雨量を更新する雨が降り，２９道府県に被害をもたらしました。さらには，今後３０年以内の発生確率が約７０％と言われている「南海トラフ地震」の発生が危惧される中，県においても，五日市断層など複数の活断層が存在しており，ひとたび，地震が発生した場合，本県でも大きな被害が生じることが想定されています。このような災害による被害を最小限にとどめるために，これまで以上に「防災」，「減災」に全力で取り組んでいく決意の下で，市町はもちろんのこと，住民，企業など関係者の皆様と一層の連携を深め，地域の防災力を強化していくことが極めて重要であると考えています。このため，本日は，同時多発災害を想定した総合的かつ実践的な訓練を，三次市市内４ヶ所で実施しました。皆様方には，本日の成果を地域の防災活動に活かしていただき，安全・安心確保に向けた一層の御尽力を賜りますようお願い申し上げます。