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平成29年8月20日(日曜日)広島豪雨災害犠牲者追悼式に参列しました

印刷用ページを表示する掲載日2017年8月20日

10時00分,広島豪雨災害犠牲者追悼式に参列しました。
平成26年8月20日の豪雨災害により犠牲になられた方々の御冥福をお祈り申し上げ,御遺族に深甚なる哀悼の意を表するとともに,復興への思いを新たにするため,追悼式を執り行いました。

平成26年8月に広島市をおそった豪雨災害から3年となります本日,御遺族の皆様,御来賓の皆様の御参列のもと,ここに「広島豪雨災害犠牲者追悼式」を執り行うにあたり,広島県民を代表して,犠牲になられた方々の御霊に,謹んで哀悼の誠を捧げます。77名ものかけがえのない命が失われた災害の発生から,早くも3年の月日が流れました。突然の大災害により命を落とされた方々の無念や最愛の御家族や御親族,大切な御友人を亡くされた方々のお気持ちを思うと,今なお,哀惜の念に堪えません。ここに改めて,衷心より哀悼の意を捧げますとともに,被災されたすべての皆様に心からお見舞いを申し上げます。
あの日から3年間,県は,国や広島市と一体となって,被災された方々の速やかな生活再建に力を尽くして参りました。防災施設の整備につきましては,「8.20土砂災害 砂防・治山に関する施設整備計画」に基づき,計画的に砂防ダム等の整備を進め,今年の5月には,国や県が実施する57か所すべての緊急事業が完了いたしました。さらに,地域の安全性を高めるための砂防ダムの追加設置など,緊急事業と一体的に実施する事業についても,県が実施するすべての箇所において工事に着手し,概ね計画どおりに進捗しております。引き続き,国や広島市と連携を図りながら被災地の復旧・復興に取り組んで参ります。
また,土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域等の指定につきましては,基礎調査を平成30年度,区域指定を平成31年度までに完了させることを目標に,住民説明会などを実施しているところであり,引き続き計画的に調査を進めて参ります。
3年前の災害を教訓にスタートした「広島県『みんなで減災』県民総ぐるみ運動」につきましては,県民の皆様をはじめ,あらゆる主体と連携して展開しており,災害危険箇所の把握や,避難場所の確認など,5つの行動目標の起点となる「知る」取組を集中的に進めております。また,災害の記憶を風化させぬよう,「土砂災害 啓発・伝承プロジェクト」を開始し,防災教育や地域と連携した災害伝承の取組を進めているところでございます。
こうした中,先月の大雨により,広島県内におきまして2名の方の尊い命が失われましたことは,極めて残念なことであり,「いつ,どこで起こるかわからない災害」から,「命を守る行動」をとっていただくことができるよう,これまで以上に,県民の皆様とともに,県民総ぐるみ運動に,強力に取り組まなければならないと決意しております。
引き続き,「災害死ゼロ」を目指して,ハード・ソフト両面からの防災・減災対策を全力で推進し,「災害に強い広島県」を実現することを,改めて,ここに固くお誓い申し上げます。
終わりに,犠牲になられた方々の御霊が安らかでありますように,お祈り申し上げますとともに,御遺族の皆様の御平安を心から祈念いたします。

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