平成２９年７月２７日（木曜日）から２８日（金曜日）全国知事会議に出席しました
２７日１０時００分，全国知事会議に出席しました。
今回は，東日本大震災後はじめて，被災地の岩手県での開催となり，東日本大震災からの早期復興や地方税財源の確保・充実，地方創生，社会保障制度改革，憲法における「地方自治の在り方」，スポーツ・文化・観光振興など，多岐にわたる課題について，各都道府県知事の間で活発な議論を展開し，多くの提言や決議が取りまとめられたほか，山本地方創生担当大臣との意見交換が行われました。
会議において，私からは，
・地方基金残高の増加に関する議論について，これまでの職員削減等の地方の懸命な努力や地方交付税は地方固有の財源であることなどを多くの方に正確に御理解いただくため，全国知事会として，地方側の主張を強く発信すべきであること
・高等教育を含め，幼児教育・保育の無償化の議論について，負担の軽減自体は素晴らしいことであるが，財源等の制約がある中で，負担の軽減と保育・教育の質の向上，量的確保のベストミックスの観点から，総合的に施策を検討，展開すべきであること
・東京一極集中是正のためには，政府関係機関だけではなく，企業の地方移転の促進が重要であること
などの主張を行いました。
翌２８日には，東日本大震災により甚大な被害を受けた岩手県大船渡市，陸前高田市の復興状況やまちづくりの取組等についての政策勉強会（視察）に参加させていただきました。現地では，津波からの防災力を高め，活力あるまちづくりを目指した市街地形成の取組や防潮堤（海抜12.5ｍ・全長約2ｋｍ）の整備状況等について，お話を伺わせていただきましたが，改めて，震災の恐ろしさを痛感するとともに，震災の教訓を後世に伝え，常日頃から災害に備えることの重要性を再認識させられました。
【７月２７日（木）の全国知事会議の様子】
【７月２８日（金）の政策勉強会（現地視察）の様子】
