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平成27年6月5日(金曜日)2015「戦争も核兵器もない平和な世界を」市民の集いに出席しました

印刷用ページを表示する掲載日2015年6月5日

10時,2015「戦争も核兵器もない平和な世界を」市民の集いに出席しました。多くの市民の皆様が,平和を願い,学び,考えあう集いに参画されますことは,大変意義深いことであり,このような取組に対して,深く敬意を表します。世界には,依然として,人間の文明を消滅させるのに十分な数の核兵器が存在し,核兵器の拡散・使用のリスクは,非国家主体によるその可能性も含め,地球規模で増大しています。最近においても,ロシアによるウクライナでの核兵器の使用準備に関する報道がされたり,アメリカによる新型核実験が継続される等,核兵器の問題は過去の問題ではなく,現在でもなお,我々が直面している問題です。本県では,核兵器のない平和な国際社会を実現するため,「国際平和拠点ひろしま構想」に基づき,核兵器廃絶と復興・平和構築の取組を包括的に進めています。今年は被爆から70年の節目の年となることから,人類史上初の核兵器により破壊され,その廃墟から復興した広島の使命と役割を再認識し,決意を新たに国際的な気運を一層高める必要があると考えています。このため,私自身,NPT運用検討会議に参加し,各国の政府関係者等との意見交換やシンポジウムを通じ,世界に向け,「本県の平和の取組」と併せて,各国の「政治指導者の被爆地訪問」の重要性を発信しました。残念ながら,最終文書の採択には至りませんでしたが,「政治指導者の被爆地訪問」については,最終文書案に,被爆された方や,コミュニティと交流し,体験を直接共有することを通じて,軍縮・不拡散教育を継続・強化するという文言が盛り込まれており,本県といたしましても,一定の貢献ができたのではないかと考えております。8月には国連軍縮会議が広島市において開催されます。広島市と連携して,各国参加者に,政治指導者の被爆地訪問を働きかけるなどの取組を進めてまいります。今後も,広島市や他の自治体,教育・研究機関,市民の皆様との連携を一層強化し,オール広島で,平和の取組を進めていきたいと考えております。

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