今日は,第84回広島県中央メーデーであいさつを行いました。今年は,「ひろしま菓子博2013」の開催もあり,広島みなと公園が会場となりました。その菓子博は,来月12日までの会期中に,約80万人の方が訪れると見込まれています。 今年度はこの博覧会に始まり,夏には「ワールド・ピース・コンサート」,来年3月からは,愛媛県や関係自治体と共同で開催する「瀬戸内しまのわ2014」博覧会がスタートするなど,県を挙げて取り組む大型行事が連続します。 この一年はまたとない好機であり,本県の魅力を余すところなく引き出し,大きくアピールしていきたいと思っています。また,本県経済は,ここにきて,円安,株高で推移する国内経済を追い風に,一部に持ち直しの動きが見られつつあります。一方で,立地企業の事業再編に伴い多数の離職者が出るなど,先行き不透明な状況も続いており,県民の仕事や暮らしに対する不安は解消しきれていません。 こうした不安に目を向け,働く意欲のある全ての人を応援していくためには,県経済を,安定した成長の軌道にしっかりと乗せていく必要があると思っています。 今年度のキーワードは,「進化」。これまでの様々な取組を起点に,新しい価値を生み出すイノベーションを通じて,新たな産業の芽を育み,その先にある雇用の創出と所得の向上に向けて,広島県の「進化」を促す年にしたいと思っています。 そのためには,県民一人ひとりが,それぞれの持ち場で,ためらうことなく新たな可能性に挑戦することが重要と考えます。県としては,それをしっかりと支え,個々の事情に応じた就労あるいは創業支援などをきめ細かく行うことによって,頑張る人が,新しいことに何度でもチャレンジできる環境を整えていきたいと思っています。
13時45分から「森を育てるナイター電力カーボンオフセット記念セレモニー」を「Mazda Zoom-Zoomスタジアム広島」で行いました。カーボンオフセットとは,企業活動などで発生する二酸化炭素などの地球温暖化ガスを別の場所の森林吸収量や排出削減量で埋め合わせする,すなわちオフセットするという考え方です。「Mazda Zoom-Zoomスタジアム広島」のナイター照明に伴って排出される二酸化炭素を広島県が県営林で取得したカーボンオフセット・クレジットによってオフセットすることとし,スタジアムの命名権を持つマツダ株式会社と売買契約を締結しましたので,この取組を開始することを記念し,今日のセレモニーを行うこととなりました。またに地元広島への環境保全活動といえます。マツダ株式会社並び広島東洋カープの各関係者様,ありがとうござました。