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平成28年3月19日(土曜日)広島市で地域の宝チャレンジ・トークを開催しました

印刷用ページを表示する掲載日2016年3月19日

 9時,広島市中区の国際会議場で,青少年外相会合及びSHAPEアジア・太平洋会議2016の歓迎セレモニーに出席しました。

 青少年外相会合広島は来月10日,11日に開催されるG7広島外相会合のプレイベントとしてG7参加国の青少年が広島に集い,共に世界平和について考え,意見交換することにより友情と相互理解を深めることを目的に開催されるものです。また,SHAPEアジア・太平洋会議2016は各国の政財界リーダーが参加するダボス会議等を主催するWEF(世界経済フォーラム)が任命する若者コミュニティ,いわゆるSHAPE(シェープ)が主催するアジア地域会議です。 この二つの会議が連携して,今日から3日間の日程でグループディスカッションや平和記念資料館の視察,被爆体験証言の聴講などの活動が行われます。世界の若者たちがこの広島の地で有意義な時間を過ごしていただければと思います。

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 10時5分,第23回県政知事懇談「湯崎英彦の地域の宝チャレンジ・トーク」の一環として,まず最初に南区元宇品町の元宇品公園に御邪魔しました。こちらではアース・ミュージアム元宇品・自然観察ガイドの会の皆さんに元宇品公園を回りながら会の活動や恐竜と同じ時代の地層やサイコロ石などについてご説明をいただきました。また,海岸沿いの遊歩道から一歩中に入るとクスノキやツプラジイなどの広葉照樹林の原生林が広がっていました。改めて広島の都市と自然の近接性を実感する体験でした。

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 11時30分,場所を佐伯区湯来町に移して,古民家SATOYAMAを訪問し,湯来里山会の土井さんと渡辺さんから空き家再生や耕作放棄地を再生利用した野菜や米作りの活動についてお話を伺いました。お邪魔した古民家SATOYAMAも築100年を超える古民家を皆さんで改修されたものでした。実はお二人ともUターン,Iターンで湯来町に定住された方です。地域の皆様の信頼を得て,活動に協力していただけるようになるまでのご苦労や田舎暮らしの魅力などお話を伺いました。

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 12時5分,場所を「湯来西公民館」に移して,地域の宝ネットワーク交流会を開催しました。これまでの「宝さがし」や「チャレンジ・トーク」に参加していただいた方を中心に,昼食をいただきながら情報交換させていただきました。今回で4巡目となる「地域の宝チャレンジ・トーク」の最後のネットワーク交流会です。今回の交流会に限らず,これまで県内23か所で築いてきたネットワークが有機的に繋がっていくことを願っています。

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13時30分,「湯崎英彦の地域の宝 チャレンジ・トーク」の開催です。今回は5組の方に発表していただきました。まずはNPO法人「小河内O(オー)プロジェクト」理事長の安福孝昭さんと理事の迫田勲さんです。能登原学区まちづくり推進委員会委員長の佐藤平治さんです。お二人からは人口が2000人から1/4に減ってしまった小河内を源快集落として蘇らせるための取組について,「田舎暮らし体験塾」の活動を中心にお話をいただきました。二番手は日本山岳会広島支部ロングトレイル研究会代表の田川宏規さんです。トレイルとは人や動物が通ってできた道だそうで,ロングトレイルを直訳すれば「長距離自然道」となります。田川さんからは中四国初のロングトレイルとして整備を進めている広島湾岸トレイルについてや山を歩くことで免疫力が向上することなどについてお話をいただきました。続いては市立白木中学校3年生の村井愛莉さんです。村井さんは日本書道教育学会主催の「第65回学生書道展」中学生の部で文部科学大臣賞を受賞されています。村井さんからは小学生の時にはいきたくないなと思ったことがあるという書道教室の様子や中学校でのバレーボール部での活動や体育祭の様子についてお話をいただきました。4番目は市立広島工業高校情報電子科3年生の岡本真美さんと2年生坂倉佑希さんのお二人です。お二人からは広島市工サイエンス工房としての活動についてお話をいただきました。特に昨年度から取り組んでいる土砂災害検知ユニットや今年度から取り組んでいる熱中症対策ユニットの作成についてお話をいただきました。最後は県立湯来南高校3年生の小田樹君,2年生の和手茜さん,松本鮎実さん,1年生の廣岡和樹君,千崎梨帆さんの5人です。マスコットキャラクターである「ユキナンチョウ助」君も登壇して,「学校が湯来町を元気にする」をスローガンに地域で活動している「湯来南高校温泉同好会プロジェクト」について,地元食材を用いた新メニューや商品開発・販売などの活動を中心にお話をいただきました。

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 平成26年4月の呉市を皮切りに2年間かけて県内23市町のすべてで「湯崎英彦の地域の宝チャレンジ・トーク」を無事開催することができました。この間,発表者の皆さんをはじめとして,地域で活動される皆様から頂いた,たくさんの元気を源にしてこれからも県政運営に励んでいきたいと思います。また,視察等でいろいろとご準備をいただきました地域の皆様や市町職員の方々,そして何よりも会場においでいただきました皆様にこの場を借りて改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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