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平成23年8月23日(火曜日) 四川省と経済交流協定を締結しました

印刷用ページを表示する掲載日2011年8月23日

 2日目です。

 午前,成都経済技術開発区(龍泉駅区)を訪問しました。成都市は四川省の省都で,中国の西南地域の交通通信,科学技術,金融・商業貿易の中枢都市です。同開発区は成都市の東南部に位置する中国を代表する大規模開発区のひとつです。同開発区には,既に国内外から自動車や建設機械関連企業が多く進出されており,今後の四川省の経済産業の要となる地域です。はじめに,昨年工場を立地し稼動を始めた,中国第一汽車集団公司との生産合弁会社,四川一汽トヨタ自動車有限会社を訪問し,その後,成都経済技術開発区(龍泉駅区)管理委員会を訪問しました。

成都経済技術開発区1成都経済技術開発区2成都経済技術開発区3成都経済技術開発区4

 この後,広島県にゆかりのあるコベルコ建機株式会社の関連企業,成都神鋼建設機械有限公司を訪問しました。同社は,94年に日系の建設機械メーカーと中国企業との間での初めての油圧ショベルを生産する合弁会社として設立されて以来,中国の建設機械事業の成長を支えてこられました。成都市において広島県にゆかりのある同社が,この開発区を代表する企業として発展されていることを大変嬉しく思いますとともに,今後の広島県・四川省の経済連携の牽引役として非常に心強く思っています。

神鋼建設機械有限公司1神鋼建設機械有限公司2神鋼建設機械有限公司3

 成都市中心部に戻る途中,広島四川中日友好会館の立て替え予定を見学しました。近い将来ここに機能的な会館が建設され,広島・四川の交流の拠点となることを期待しています。

広島四川中日交流会館1広島四川中日交流会館2

 15時,四川省環境保護庁の皆さんと意見交換しました。今回の訪問では,広島の環境関連分野の企業の方々も同行されており,四川省企業側との商談会の場も設けてあります。本県には,かつての高度経済成長期以降の公害防止対策で培った技術やノウハウがあり,環境保全に関する技術力としては非常に高いものがあります。広島が有するこうした技術等が四川省における環境改善の取り組みに結びつけば幸いと考えていますとご挨拶しました。

環境保護庁1環境保護庁2

 18時30分,四川省の蒋巨峰省長とお会いし,中国四川省との経済交流協定を締結しました。蒋省長からは,四川省大地震から3年が経過し,被災地・被災者の生活も平常に戻ったが,復興事業の完了と同時にこれからの発展,特に現在世界同時的に発生している経済危機をどう乗り越えていくかが現在の大きな課題である。四川省の開発に広島県企業の進出があれば歓迎したい,とりわけハイテク技術による開発や製造に関する分野を伸ばして行きたいと考えているので,四川省及び広島県の相互補完の関係を強化したいとお話いただきました。また,四川省には9千万人の人口があり,省都・成都が中国本土のほぼ中心部であり,その影響は周辺都市にも大きな波及効果を生むという地理的特性がある。企業間における情報交換を密に行えるようにし,経済面のみならず文化面においても交流を深めて参りたいと,蒋省長からは大変力強いお言葉をいただきました。

四川省長表敬1四川省長表敬2四川省長表敬3四川省長表敬4

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