今日は,広島中央サイエンスパークにある各種機関を訪問しました。
初めに,ひろしま国際プラザを訪れました。ここは,県立広島国際協力センターとJICA中国国際センターとが合築された施設で,海外から来日した青年への研修事業や,NGO・大学・行政が連携した支援事業等を実施しています。特に,サイエンスパークに立地しているという点を活かし,広島大学との連携を密に行え,平和構築,地域産業,環境保全といった分野でより効果的な事業が実施できているとのことでした。
次に,産業技術総合研究所中国センターを訪問しました。ここは,今年の4月に完成・移転したばかりの機関で,バイオマス・エネルギーの研究拠点と位置づけられ,バイオマス液体燃料製造プロセスのミニプラントを見学させていただきました。
次に,広島県産業科学技術研究所へ行きました。ここは,広島県が設置し,基礎的・先導的な研究開発を産学官共同の体制により推進している機関です。今日は,低アレルゲン鶏卵の開発研究室を見学させていただきました。産学官の協働による基礎研究を進めた結果,実際に製品化にまで至ったという実績もあるので,今行われている研究も広島県の宝の原石と言って良いと思います。
11時から,広島テクノプラザの第二EMC棟完成披露式に出席しました。この施設は,電気製品等から発する電磁波が,適正に規格内にとどまっているかなどを検査するための施設で,今回の第二EMC棟の完成によって,西日本では有数の規模を誇るものとなったそうです。新設の発端は,多くの企業から更に大規模で能力の高い検査施設へのニーズが高まったためとのことでしたが,それだけ広島テクノプラザが地域産業に密着した機関であることを物語っているお話だと思いました。