早朝,広島空港から羽田に向かいました。本年5月3日からニューヨークで開催される核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議において,核兵器廃絶に向けた実効ある合意がなされるよう,内閣総理大臣と外務大臣に積極的なリーダーシップを発揮することなどを求めるためです。
午前中,外務省で西村智奈美政務官に岡田克也外務大臣宛の要請書を手交,午後から首相官邸で平野博文官房長官へは鳩山由紀夫総理大臣宛の要請書を手交しました。
要請文には,「各国首脳の広島への来訪について,政府として特段の配慮をすること」という内容も盛り込みました。広島には,核兵器による破壊の現実が残されています。核兵器保有国をはじめとした各国の首脳に,ぜひ広島を訪問いただき,核兵器が人間の社会を,そして人間性そのものを,いかに徹底して破壊するのかという現実を見ていただき,核兵器廃絶への決意を深めていただきたいと思うからです。
14時,国際協力機構(JICA)の緒方貞子理事長と大島賢三副理事長を訪問し,広島県の平和貢献や国際極力への取り組みなどについて意見交換しました。
20時に広島空港へ到着し,東広島商工会議所会館で行われた東広島青年会議所の4月例会に出席し,田邉昌彦県経営戦略審議官の講演に引き続き,東広島に対する私としての期待などについてお話をさせていただきました。