平成29年9月5日(火曜日)10時00分~16時30分 広島県福山庁舎第3庁舎381・382会議室
所長挨拶・日程説明の後,事務連絡を行いました。
「生涯学習支援におけるコミュニケーションのあり方について」
講師 香川大学生涯学習教育研究センター・センター長 教授 清國 祐二
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清國先生からは,生涯学習支援におけるコミュニケーションのあり方をテーマに,最近の社会教育主事講習の見直しの議論から,社会教育関係職員・社会教育主事として社会から求められている能力について,講義をしていただきました。
これから,より強く求められていく力としてコミュニケーションがすべての基本であり,その中に,コーディネーション,ファシリテーション,プレゼンテーション,ネゴシエーションがあることを演習を交えて詳しく解説をしていただきました。
午前の演習では,「相手に自分が伝えたいことは,相手にきちんと伝わっているかどうか」ということで,指示をする側の人,指示を受ける側の人,2人1組となり,6つの積木を動かして指定された形にすることができるか,という体験をしました。受講者は,自分の伝えたいことは相手になかなか伝わっていないことに気付き,言葉だけで伝えることの難しさを自らが体験しました。良好なコミュニケーションは,一方的な関係では長続きがしにくく双方向の関係,つまりお互いに相手意識をもつことが大切であることに改めて気付くことができました。
午後の演習では,受講者が自らの自治体の関係施策・事業の現状を振り返る中で,今後の社会教育行政においては,地域住民に地域課題に関心を持ってもらったり,そのために必要な学びをコーディネートしたりする重要な役割があることをグループワークを通して気付き,具体的な解決策を見い出しました。最後に,全体交流で発表し合い,それぞれの意見を共有しました。
「コミュニケーション場面を通しての気付きや学び~日頃の業務を通して~」
進行 広島県立生涯学習センター 社会教育主事 里本 佳子
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まず,「ケース1:クレーム対応~申し込みが混乱しクレーム殺到~」「ケース2:計画・立案~海外からの視察団を歓迎しよう~」「ケース3:人材育成~事業実施の難しさ~」「ケース4:連携・協働~職員間の意思疎通不足~」の4ケースについて,受講者自らが取り組みたいケースを選択し,4つのグループを主体的に作りました。前半では,事前課題として,提出していた「コミュニケーション場面を通しての気付きや学び~日頃の業務を通して~」というテーマでお互いの失敗例や問題点等について意見交換を行い,アドバイスし合いました。
後半は,4ケースについてグループワークを行い,主体的な学びの中で問題点と解決策をグループでまとめました。併せて,グループワークを進める際に,ファシリテーター(主)(サブ),記録,発表者の役割を決めてファシリテーションの実践も行いました。
事前課題ワークシート (Wordファイル)(28KB)
ケース1~4 (Excelファイル)(23KB)
グループワーク成果物 (PDFファイル)(364KB)
振り返りの時間では,本日の研修を自身で振り返り,学んだことや気が付いたことについてグループで分かち合いました。
振り返りシート (Wordファイル)(29KB))
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