ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

三原市老人(ふれあい)大学 【事業・学習プログラム事例】

分野:市民生活
事業形式:プロジェクト
学習展開方法:講義・演習型

事業の様子

パソコンコース・チャレンジ学習の様子

パソコンコース・チャレンジ学習

大学院生が講師の補佐をする様子

大学院生が講師のサブで活躍

レザークラフトコースの様子

レザークラフトコース

特徴

●テーマ「楽しみから喜びへ 学んで輝き 伝えて輝く」
 
学習の成果を大学祭はじめ,様々な場で披露,発信している。また,小学校との交流学習,地域活動など学んだことで社会に還元している。
●卒業がない!
 
卒業がないので,継続して学ぶことができる。実際に,長年,継続している学生さんも多い。(10年以上236人,20年以上23人)。継続の第一条件は,「良き人間関係が築けること]。
●老大生作成ホームページ全国発信!
 三原市老人大学のホームページは,大学院パソコンコースの老人大学院生自身の作成によるもの。高齢化社会を迎えた今,一般的に「IT弱者」とされる高齢者自身がホームページを開設し運営することは,今後のIT活用の新しい波となる可能性がある。
 また,大学院パソコンコースの大学院生による「メールの輪」新聞も毎月1回発行している。大学のパソコンコースは,3年間の学習が保障されており,入門→初級→中級と進むことができる。そして,大学院へと進む学生もいる。
●自主的な学び 大学院コース
 平成20年度は,大学院が10コース開設。大学院でのコースでの学習は,そのコースのリーダーを中心に自主的な学習が展開している。また,大学院パソコンコースの大学院生は,大学のパソコンコースの講師として,また,地域での学習支援者として教えている。学んだことを教えていくことで,互いの学びを深め合っているのである。

概要

《3つの具体的実践目標》
(1)生甲斐を求める学習・・・趣味や特技をもつこと。未知への発見と挑戦。
(2)健康維持のための活動(健康療法・園芸療法・創作活動・音楽療法)
(3)社会貢献(ボランティア活動)・・・交流学習(主として小学校児童)  ・地域活動(地域のリーダーとして)<三原小学校との交流>  交流の様子(ふれあい新聞バックナンバー)
 三原小学校では,各学年とも年間教育計画の中に,三原市老人大学との交流を組み入れている。
(交流の目的)・・・先人の知恵に学ぶ事を目的にし,体験により育まれてきた成果を学ぶ価値の大きさがある(三原小学校 校長先生より)
(交流の内容)
 ○運動会指導と共演(健康体操コース) 5年生
 ○太極拳指導(太極拳コース) 3年生,6年生
 ○絵手紙指導(絵手紙コース) 4年生
 ○陶芸指導(陶芸コース) 3年生
 ○陶芸指導(大学院 陶芸コース) ひまわり学級
 ○正月遊びの指導(学生有志) 1年生
 ○レザークラフト指導(レザークラフトコース) 2年生

《老人大学の主な沿革・36年間の歩み》(三原老人大学ホームページより抜粋。)
 昭和48年6月 三原市高齢者教室として発足 開設コースは園芸コース65歳以上
 昭和50年4月 三原市老人大学に改称
 平成1年4月 入学年齢を63歳以上に改正。17教科21コースとなる。
 平成2年4月 大学院を開設
 平成6年11月 広島大学教育学部佐々木正治教授と協同で,老大生の自己教育力と学校児童の老人に対する意識調査を実施
 平成8年11月 「96学びメッセ広島in三原」が開催,様々な事業を実施。
 平成12年9月 県教育委員会よりマナビィ賞受賞
 平成12年11月 国民文化祭にボランティア協力する。
 平成14年5月 パソコン大学院生が三原小学校の児童の指導にあたる。
 平成16年4月 大学ホームページを全国に発信
 平成17年3月 新三原市誕生に伴い,三原市老人大学生募集を拡大。
 平成18年3月 文集「あゆみ31集」(合併記念号)を発刊。三原市中央公民館にて修了式。
 平成18年4月 三原市中央公民館にて入学式
 平成20年4月 5月20日現在,学生総数1534人,開学以来最大の学生数。
 大学と大学院を合わせて,31教科64コース。

《学習内容》(平成20年度)
○教科学習(31教科64コース)
○教養講座(年4回) ミニ教養講座(年間 複数回あり)
○教科別研修(仲間作りを目的としている。)

《開催期間,開設日および時間》
 学習は原則,年間20講座(月2回)とする。
 開設日および時間 ホームページへ

《入学資格》
○大学・・・三原市に居住する60歳以上の人。
○大学院・・・大学で同一の教科を3~5年学習した人。または同等の実力を有し,専門的な知識や技能を修得しようとする人。

《入学金等》
1 大学は年間6000円2教科から5000円
2 大学院は年間5000円
3 学習用教材の実費,研修諸費などは各自負担。

成果等【成果及び今後に向けて】
・自主的に学習したい学生達が集まって学習するチャレンジ学習という形態が定着しつつある。
・「楽しみから喜びへ」「学んで輝き伝えて輝く」の精神。即ち,学んだことを社会に還元していくことが老大生の使命であるとの自覚が近年高まりつつある。
・長年継続して学習してきた学生が多くいるのは,「良き人間関係が築ける」ことができてきたからである。
・教養講座の講師の選定や各教科のリーダーの養成,また,ホームページ作成等の後継者の育成をしていきたい。
問い合わせ三原市老人(ふれあい)大学事務局,三原市教育委員会生涯学習課
三原市館町2丁目3-1 電話: 0848-64-6868 Eメール:roudai@tako.ne.jp

みなさんの声を聞かせてください

満足度 この記事の内容に満足はできましたか? 
容易度 この記事は容易に見つけられましたか?