ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

高陽地区イベントプランニング講座「高陽劇団」 【事業・学習プログラム事例】

~笑いと元気で世代交流を提供します~(高陽,真亀,口田,倉掛公民館)

分野:市民生活
事業形式:学級・講座
学習展開方法:参画型

事業の様子

「花咲かないじじいの人生劇場」の上演風景
花咲かないじじいの人生劇場

「チョッと待った!あなた!」の上演風景
チョッと待った!あなた!

「がばいばあちゃんのオモロイ人生」の上演風景
がばいばあちゃんのオモロイ人生

特徴

 この講座は,地域住民による劇団を結成し,その活動を支援することで住民の居場所づくりと地域の活性化を目指したものである。毎月1回の講座で自分たちで創作した劇の稽古を積み,地元の公民館祭りなどで上演している。この活動は,団員の生きがいになるばかりでなく,地域へのメッセージを発信することで地域づくりにも貢献している。

概要

《経緯》
 平成20年度に行われた「生涯学習コーディネーター講座」で,受講者が地域への願いや思い,町の課題等を語り合い,企画づくりを進める中で,劇団の話が持ち上がった。そして,この企画をもとに,翌年「高陽地区イベントプランニング講座『高陽劇団』」が開催されることになり,受講生11名で劇団を結成した。
《目的》
 住民発案による高陽町活性化の一助となることを目的とした「劇団」の設立。演劇を通して,世代を超えて多様な人が集まり,身近なテーマを元にしたストーリーで劇化することにより,地域住民の自己表現,居場所づくりを図るとともに,地域の人材を掘り起こし,地域を元気づける人材の育成を目指す。
《目標》
 劇団の目標:「遊ぶ」「学ぶ」「仲間づくり」を目指しながら,地域社会に貢献する。
 個人の目標:自らの目標に向かって進む。誰かに習うのではなく,自ら作り上げていく。
《対象》
 高陽地区住民(先着30人) ※現在の受講生(団員)は16名
《場所》
 倉掛公民館を中心に活動し,高陽地区の公民館や集会所などで上演している。
《活動の経過》
 平成21年7月 劇団立ち上げ(結成に向けての心構えと話し合い)
 8月以降は毎月第3水曜日(13時30分~15時30分) に公民館に集まって稽古を重ねている。
 11月 倉掛公民館まつりで「花咲かないじじいの人生劇場」を初演
 2月 成果発表会での上演
 3月 ふりかえりと今後の活動について
 平成22年1月 倉掛公民館で防犯講座の寸劇「チョッと待った!あなた!(悪質商法に巻き込まれないための防犯寸劇)」上演
 4月 真亀公民館まつりで「花咲かないじじいの人生劇場」を上演
 5月 高陽公民館まつりで「花咲かないじじいの人生劇場」を上演
 11月 倉掛公民館まつりで「がばいばあちゃんのオモロイ人生」を上演
 平成23年1月 可部公民館で開催された「安佐北演劇空間」で「がばいばあちゃんのオモロイ人生」を上演
《内容》
 高陽劇団は,平均年齢約60歳の地域の住民たちによる手作りの劇団である。台本を始めとして大道具や小道具,衣装やメークまでみんなが自分の得意なところで力を発揮し,住民に笑いと元気を届けている。
 「花咲かないじじいの人生劇場」は,民話をモチーフにしたオリジナルのストーリーで,意地悪じいさんが現在の高陽地区にタイムスリップして,人の温かみを知り,優しいおじいさんに変わっていくというお話。時間は約30分で,高陽東高校など地元の名前も登場する。衣装や小道具,背景などはすべて団員で手作りし,オカリナの生演奏も音楽に取り入れるなどアイデアを盛り込み,派手なアクションを交えた演技で観客を楽しませている。
 また,防犯劇では,言葉巧みに火災報知器を売ろうとする詐欺まがいの手口を寸劇で演じ,住民に注意を呼びかけている。
 「がばいばあちゃんのオモロイ人生」は,高陽地区で貧しくも楽しく暮らすおばあちゃんと孫の一郎,そして住民とのやりとりが,会場の笑いを誘う人情劇である。最近は地域外からも上演の依頼があるなど,認知度や期待も大きくなってきており,来年度は自主グループとして活動することを目標としている。
《感想》
 観客の声・・・「とても良かった。また来てほしい。この劇には感激しました。」
 団員の声・・・「素人なりに地域に愛され,喜ばれる劇団づくりを目指しています。また来てやってほしいという言葉が一番の励みです。」

成果等

《成果》
 この「高陽劇団」は,住民たちによる住民たちのための劇団である。異世代,異業種の人が集まり,交流を深めながら,地域を題材にした創作劇を演じ,この劇を通して,ふるさとへのメッセージ,住民へのメッセージを届けようとしている。高齢化が進む中で,高齢者自らがグループを作り,若い世代も巻き込みながら自分たちのメッセージを発信していくことは,大きな達成感,充実感とともに生きがいづくりにもなっている。
《今後に向けて》
 多種多様なメンバー構成のため,みんなが集まっての練習が難しいこともあるが,この劇団は異世代交流の場,地域活動のモデルとしても意義がある。元気な高齢者の姿は,町の活気にもつながり,劇を通して高齢者の視点からの地域社会,住民への提言も可能である。これからも地域の課題や問題に目を向けた楽しい中にも大切なメッセージの込められた演劇活動が期待される。

問合せ

(財)広島市ひと・まちネットワーク 広島市倉掛公民館
〒739-1743 広島市安佐北区倉掛一丁目12-1 
電話:082-845-1710(ファクシミリ兼)
E-メール:kurakake-k@hitomachi.city.hiroshima.jp

みなさんの声を聞かせてください

満足度 この記事の内容に満足はできましたか? 
容易度 この記事は容易に見つけられましたか? 

この記事をシェアする