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今すぐecoじゃけん広島こども環境会議 【事業・学習プログラム事例】

 ~わたしたちの思いを発信しよう!~

分野:環境
事業形式:学級・講座
学習展開方法:参加型

事業の様子

事業の様子の写真1
地球のボールを使ったゲームの様子

事業の様子の写真2
個々の「町」をつなげて世界の繋がりを
実感する様子
事業の様子の写真3
自分たちでつくった「町」について
発表する様子
特徴○参加体験型で,ゲーム感覚で楽しみながら,環境について考えられるプログラムである
○子どもの理解度に配慮して,対象年齢を限定している。
概要

《目的》 
 「広島発・ストップ地球温暖化県民運動」の一環として,県内のこどもを対象に,環境について気付き,話し合う場を設け,こどもから大人や社会に対するメッセージを発信する。

《日時》
 平成20年8月28日(木曜日)10時00分~15時30分

《会場》
 広島市まちづくり市民交流プラザ

《主催》ひろしま地球環境フォーラム・広島県

《後援》
 環境省中国環境パートナーシップオフィス(EPOちゅうごく)

《対象》 
 広島県内のこどもエコクラブ等で活動する小学校4年生から中学校3年生までの児童生徒(最大定員30名)

《内容》
<午前>
○オリエンテーションの実施
 ~今日の過ごし方の説明と仲良くなれるゲーム~
○環境に関する気付き・学びが得られるゲームの実施
 「自分の町をつくってみよう」
 ~みんなが地球に住めるかな?~
<午後>
○意見交換,メッセージ作成のためのワークショップの実施
 「みんなで話そう」

  • 今の生活・環境って?
  • これからみんなはどうする?アイディア出し大会
  • グループごとにメッセージをつくろう
    ~こどもからおとなへ,そしてこれからの自分たちについて~

○メッセージの発信(発表)

  • グループでつくったメッセージの発信

《プログラムの詳細と結果》
 講師(ファシリテーター):環境教育事務所 LEAF 河野宏樹

1 仲良くなるゲーム

○目的
 今回のプログラムの中で,どのような人が参加しているのかを知ることにより,参加者の緊張をやわらげる。

○方法・手順
 (1)世論調査(女の子,男の子,緊張してる?,どこから来たか?)
 (2)ハイイハドン
 (3)ボールトス

○参加者の状況
 大人が多く室内が狭いこともあり,全体的には緊張感のある場だった。
 ボールトスあたりでは大分緊張もほぐれてきたが,完全とは言えない様子だった。

○配慮事項
 ボールトスでは,地球のボールを使うことにより,地球上の水の面積の割合を計算し,次のアクティビティ(自分の町をつくってみよう)へのつなぎとした。

○結果
 目的は達成することができた。

2 自分の町をつくってみよう

○目的
 自然環境を保ちながら自分たちの町をつくるロールプレイを通じて,自分たちが生活をすることの環境へのインパクトを考えるきっかけをつくる。

○方法・手順
 (1)役割(工場,商業施設,住民,住宅など)の説明を行なう。
 (2)役割(工場,商業施設,住民,住宅など)を誰が担当するかを決める。
 (3)模造紙に町の全体図を書き,その土地利用を各役割の立場になりきって考える。
 (4)土地利用が決定したら,模造紙に施設を貼り付けたり,マジックで書き込んだりして町をつくる。
 (5)完成したら,全体で共有するためにグループごとに発表する。
 (6)実際に個々の町は,一つの世界なので繋がっていることを模造紙を繋げることにより確認する。

○参加者の状況
 各グループについたスタッフの関わり方により,プロセスは左右された。
 比較的時間が短かったので,集中してできた。

○配慮事項
 施設模様は張り替えやビジュアル的にわかりやすい,写真パウチを使用した。
 子どもの創造性を大切にするため,施設以外のものも自由発想で書き込めるようにした。

○結果
 すべてのグループともに土地利用を考えることができた。
 迷惑がかかりそうな施設は,住宅から遠ざけるという結論が多かった。

3 みんなで話そう,メッセージの発信

○目的
 環境に対して,自分ができること,大人にしてもらいたいこと,を考える。
 子どもが考えたことを元に,社会に発信するソースをつくる。

○方法・手順
 (1)現在の地下資源がどのようにできたのかを,体験型教材で学ぶ。
 (2)グループごとに,自分ができること,大人にしてもらいたいことを考え,付箋紙に書き込む。
 (3)付箋紙を模造紙にはりつけ,カテゴライズする。
 (4)カテゴライズされたものを再度みなおし,グループで自分ができること,大人にしてもらいたいことについて,重点項目をまとめ,メッセージとする。
 (5)まとめたメッセージを全体に発表する。
 (6)子ども,大人から発表に対してのフィードバックをもらう。

○参加者の状況
 子ども自体のポテンシャルがもともと高いせいもあり,意見がでるスピードが早かった。ただし,一般的に社会的なメッセージとして蔓延しているものが多くでており,そこからもうひとつ考えるための関わり方は十分でない点もあった。

○配慮事項
 いわゆるエコ活動をするということは,エネルギーと資源の有限性を学ぶために,地下資源をできる過程を学ぶ体験型教材を作成した。

○結果
 多くの意見が出た結果,グループごとに複数のメッセージを発表することができた。

 今すぐecoじゃけん広島 こども環境会議
~わたしたちが考えた『エコロジーについてのメッセージ』~
<ビックちょう>
☆おとな

  • エコパックを使用しましょう
  • エコ通勤(近い場所などは,車を使わず自転車や徒歩)
  • 緑を増やそう

☆こども

  • ゴミの分別をきちんとする
  • ものを大切にする
  • 水を大切に使うようにする
  • 電気を使わない時は消す

☆両方

  • エコ活動を広めてグローバル化できるようにする

<TEAM3.4.5>
☆おとな
 1位 タバコとお酒はダメ!!
 2位 車に乗る回数を減らす。
 3位 環境の問題について考えてくれる国会議員を選挙で選ぶ。

☆こども
 1位 節電&節水
 2位 Myバック&Myはしを持ち歩く
 3位 社長さんにい意見の手紙を送る

<TEAM箸め>
☆おとな

  • 教科書をリサイクルする
  • ムダな道を作らない
  • 残飯税を導入する

☆こども

  • お米のとぎ汁を植物にかける
  • ごみを分別する

マイ箸,マイコップ,エコバックを持つ

<TEAM麦茶>
☆おとな

  • 公共交通機関で通勤する
  • 自動販売機0を目指す!

☆こども

  • 冷房の温度を28℃にする
  • ポイ捨てをしない
成果等

【成果】

  • 子どもたちが,地球規模で環境について考え,それを守っていくために自分たちに何ができるか,身近な取組みとして何から始めたらいいのかを考えるよい機会になった。
  • 普段は各々のエコクラブ内で活動している子どもたちが,他のエコクラブのメンバーと一緒に環境について考えたり,意見交換することができ,交流ができた。
問合わせ中国環境パートナーシップオフィス(EPO-chugoku)
広島市中区八丁堀16-11日本生命広島第二ビル2階        Tel: 082-511-0720       Fax:082-511-0723
 

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