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【平成29年12月22日更新】「親プロ」講座の様子 平成29年度 「県立戸手高等学校」

「『親の力』をまなびあう学習プログラム」講座の様子

期日

平成29年11月9日(木)11:45~12:35

実施機関・団体など/参加者数

県立戸手高等学校/3年生 17人

教材:1 おぎゃーってスゴイ!~生まれてきた自分,やがて生まれてくる命~

講師(ファシリテーター)

野田 千代

講座の様子

  県立戸手高等学校において,3年生を対象に母性看護の授業で「親プロ」講座が実施されました。
  生徒は事前課題として「赤ちゃんのベッド作り」に取り組みました。卵を自分の赤ちゃんに見立てて,それを寝かせるためのベッドを作りました。空き箱や木箱,タオル,ガーゼ,綿など素材は自由に柔らかな発想で工夫して作るというものです。卵には顔を書き,名前をつけ 命名の理由も考えました。生徒は思い思いに趣向を凝らして,赤ちゃんのベット作りに取り組みました。

課題2 課題3 

 ファシリテーターは戸手高等学校の野田教諭が務めました。
 授業の冒頭では,事前課題で作った友達の赤ちゃん(卵)を取り出し,作品に対する感想やコメントを付箋に記入しました。友達が心を込めて作った「赤ちゃんのベッド」をしっかり見て,友達の赤ちゃん(卵)を手にすることで,他者の我が子に対する愛情を感じ取ってもらうことを考えました。「ベッドの上に飾りがついていて卵の赤ちゃんが安心して寝ているので,いいなって思いました。まわりにもふわふわしたものを置いていたので,卵の赤ちゃんがすごく気持ちよさそうでした。ベッドも卵の赤ちゃんもすごくかわいかったです」といった記入がありました。
 次にワークシートを配付し,「親プロ」の3つの約束を確認しワークの内容に入っていきました。
 まず,母性の定義を押さえ,卵の命名について事前課題のワークシートから発表しました。
 つぎに,自分の卵をベッドから取り出し,みんなで輪になって卵を回し,一周したら卵をベッドに戻しました。卵を回すとき,戻すときなどに感じたこと,思ったことをワークシートに記入していきました。そして自分の親(保護者)に対してどう思ったかを考えました。
  生徒は,事前課題から当日の授業までを通して,子育てについて考え,疑似体験をし,自分の親のこと,将来の自分の子育てのことなどについてしっかり向き合い考えていました。生徒の振り返りの中に,「子育てはすごく大変だと思いました。だけど卵の赤ちゃんはすごくかわいかったので,本当の赤ちゃんはもっとかわいいだろうなと思いました。私は将来,子どもはいらないかなと思っていたけど,今は少しだけ子どもをつくってもいいかなと思いました」という声があり,印象的でした。

参加者の声

・今まで以上に親に感謝しなければと思いました。親って自分が思っている以上に自分の時間はないし,自由ではないけれど子どもが大切ということが分かりました。
・子どもが成長することのうれしさ,さびしさを実際に卵を通して感じることができました。親に感謝し続けたいです。
・自分がたくさんの人に支えてもらいながら生活しているんだと改めて考えることができました。親の大変さや苦労を感じることができたし,親に感謝しようと思いました。
・親が自分のことを大事に思って育ててくれていることが分かりました。自分が親になった時も愛情を持って大事に育ててあげたいなと思いました。

ファシリテーターの感想

・週末課題の「赤ちゃんのベッド作り」を通して親になる疑似体験をすることで,母性を意図的に耕し,当日の授業で自分だけの考えだけでなく他者の意見に触れコミュニケーションを図る後天的な学習によって母性の発達を育むことを目的としました。
・昨年度もこの教材に取り組みましたが,提出された赤ちゃんは寒い時期に合わせ,今年は毛糸で編んだ敷物とお揃いの服まで着せたものもあり,毎年生徒のアイデアには驚いています。また漢字の持つ意味を込め親が子を思い命名したものもたくさん見られました。
・当日の授業では,子どもを産むつもりはないと考えていた生徒の母性が目覚めたという感想など目標が達成された瞬間がありました。
・プログラム1番は本校だけでなく他校においても広く実践し,母性看護に限らず授業を通して主体的に自分の人生を描くきっかけづくりを行っていきたいと考えます。

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