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平成28年度 「親プロ」講座の様子 「府中市立図書館」

「『親の力』をまなびあう学習プログラム」講座の様子

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 「親プロ」ファシリテーターと図書館との連携協働により,「読み聞かせ」教材の講座を実施した先進事例です!
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期日

平成29年3月9日(木) 10:30~11:30

実施機関・団体等/参加者数

府中市立図書館/0~2歳児を持つ親と子10組 計22人

テーマ

教材:28 おひざにだっこでおはなししましょう~絵本をひらいてみませんか?~

講師(ファシリテーター)

メイン:岡本 由姫美
サブ:山野 正子,高月 未知子
協力:府中市立図書館 田中館長,図書館職員2名 

講座の様子

  「親プロ」ファシリテーターと,府中市立図書館との協働による「親プロ」講座が行われました。講座の計画段階から,「親プロ」ファシリテーターと,図書館職員,府中市教育委員会担当者等による協議が行われ,準備が進められました。このような講座を県内に広めたいという思いから,今回は福山市と庄原市,世羅町の家庭教育支援担当者,ファシリテーターにも参加を呼びかけ,当日はスタッフとしても協力してもらいました。
  本講座は,月例で行っている図書館の「赤ちゃんのおはなし会」と併せて行う形をとったため,「赤ちゃんのおはなし会」,市広報,チラシ等を通じて参加者を募りました。当日は0~2歳児10組の親子の参加となりました。
  講座前の9時30分から,関係者による当日打合せが行われました。福山市,庄原市,世羅町からの関係者も参加し,講座の展開・会場配置・役割分担などについて連携しました。

はじめに よびかけ 田中さん

  講座のはじめに,田中館長から,「今日はみんなで楽しい時間を過ごして,お話と少し勉強をしましょう。これから『親プロ』をはじめますよ」という紹介がありました。
  続いて,岡本ファシリテーターの進行により「親プロ」の内容に入っていきました。はじめにこの講座の内容「読み語りとは,年齢にあった本の選び方,子供が喜ぶ本の読み方」と,「親プロ」の3つの約束について伝えました。
  アイスブレイクは「おなたのお名前は」という歌遊びをしました。歌に合わせてファシリテーターの合図で,参加者一人一人が子供の頃に呼ばれていた名前を声に出していきました。会場に笑顔と和やかな雰囲気が広がり,お膝に抱かれている子供たちにもそれが伝わっていきました。 

 読み聞かせ大 手遊び 大グループ

  次に,0歳児の親子と,1歳児・2歳児の親子の2つのグループに分かれて,図書館職員の進行により,絵本の読み語りを聞き,手遊びをしました。そして全体で大型絵本の読み語りを聞き,体を使った触れ合い遊びをしました。この時,可能な子供はファシリテーターがだっこして,読み語りを聞いている子供の表情を親に見てもらうという取組を行いました。お母さん方は絵本を見ている我が子の表情をしっかり見ながら,読み語りを聞くことができました。また,図書館職員という専門的な立場からの,季節や子供の年齢に応じた絵本選び,その読み方や手遊びの与え方など一つ一つが大変参考になるものでした。 
   次に田中館長から,子供の発達段階に応じた絵本選びのポイント,母親の声が子供に安心感を与えること,母親のお膝が子供にとってのベストポジションであることなどについて伝えられました。

  田中さん話 大型絵本 手遊び

  最後に全体交流と講座のまとめを行いました。岡本ファシリテーターが参加者に「子供の頃好きだった絵本」を聞き,府中市の中学生に聞いた「子供のころ好きだった絵本」のアンケート結果と関連付けて話しながら,自分の絵本経験を思い出してもらいました。
 さらに「もっと聞いてみたいこと,困っていること」などについて問いかけ,「読み聞かせに絶対という言葉はないこと」「四角い絵本に丸い心(を込める)」ということを呼びかけました。
 田中館長からは「子育てはみんなでするもの」「図書館は絵本でそのお手伝いをする」「悩みがあったら悩みが小さい時に相談に来てほしい」ということを伝えました。
 2人 教材 まとめ

   お母さん方は講座が終わった後も,個別にファシリテーターや図書館の方にもっと聞いてみたいことについて話を聞いたり,さっそくカードを作って本を借りたりしておられました。「親プロ」ファシリテーターと図書館との連携により,効果的な講座を展開することができました。

参加者の声

・絵本を読んでもらっている時,子供がとても楽しそうに絵本を見ていたので,これからも本を読んでいきたいと思いました。
・無理に親のペースで読むのではなく,タイミングを見て子供のペースに合わせて絵本を与えていけば良いということが分かりました。
・“母のお膝が世界一”ということを聞いて,お膝にだっこで絵本タイムを続けようと思いました。

ファシリテーターの感想

・会場が図書館ということで,周りにはたくさんの絵本がありました。講座が終わって「家でも読んであげたい」と感じた参加者が,すぐに絵本を借りることができる環境が整っていて,図書館で行うことの意義を感じました。
・今日,参加してくれた方は満足して帰ってくれたと思います。今後このような会に参加されない親子を支援していくことも大切なこととして考えていきたいです。
・今までも「読み聞かせ」教材を扱ったことはありましたが,今回は図書館と協働することでより専門的な内容を提供することができたと思います。
・いろいろな機関が多様な関係性を作って子育てを支援していくことが大切だと思います。今回,府中市では「親プロ」と図書館のコラボという初の試みを行いましたが,今回をスタートとして今後も連携していきたいと思いました。

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