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平成30年度社会教育主事講習(広島大学)報告

平成30年7月30日(月)~8月24日(金)まで,広島大学(文部科学省委託事業)主催の平成30年度社会教育主事講習が行われました。科目は,生涯学習概論,社会教育計画,社会教育演習,社会教育特講の4科目です。鳥取県,島根県,広島県,山口県内から25名の受講者が広島大学大学院教育学研究科(教育学部)を主会場に熱心に学ばれました。県立生涯学習センター職員は,社会教育演習〔社会教育施設演習事前指導,社会教育施設の実地視察,実地視察の成果発表・共有〕の鳥取県・広島県班を担当しました。

≪社会教育演習≫

1 社会教育施設の実地視察の様子

(1)実施期日 平成30年8月4日(土) 10時00分~16時15分
(2)視察場所 広島市三滝少年自然の家,広島市二葉公民館,広島市立東区図書館
(3)受講者数 5名(鳥取県1名・広島県4名)

三滝少年自然の家 二葉公民館 東区図書館

広島市三滝少年自然の家

広島市二葉公民館 広島市立東区図書館

【広島市三滝少年自然の家】
講師:主任 三村 富雄
広島市三滝少年自然の家は,自然環境の中で集団宿泊生活を通じて,心身ともに健全な少年の育成を図るために設置された施設で,グリーンスポーツセンターも併設されています。広島市内中心部から近いこともあり,幼稚園や保育園といった幼児や園児の利用も増えています。また,個人でも利用することができるため,地域の子供会や家族単位での利用もあります。様々な方が利用される中で円滑な運営をしながら,主催事業と地域をつなげるための工夫や努力,成果や課題等についてお話を伺いました。

【広島市二葉公民館】
講師:館長 免出 豊,社会教育主事 樋口 英子
広島市二葉公民館は,東区の区役所,社会福祉協議会と同じ建物内にあり,東区の調整公民館としての機能も有しています。広島駅からも近いこともあり,区外からの利用者も多く,施設稼働率は市内で一番高くなっています。地域課題を踏まえた事業や講座をはじめ,できるだけ多くの地域住民や児童生徒に利用してもらうための工夫や努力,多様なニーズに合わせた支援の在り方について学びました。

【広島市立東区図書館】
講師:館長 中 研司
広島市立東区図書館は,市内に13館ある市立図書館の一つで,蔵書数は約73,000冊です。年間の利用者数は約227,000人,貸出数は約393,000冊に上ります。地域に根差した図書館として,乳幼児や児童を対象としたお話会を地域ボンランティアの協力を得て企画したり,小学生の社会見学や中学生の職場体験学習,大学生のインターンシップを受け入れたりしています。多くの利用者のニーズに対応するための図書館司書に求められる資質・能力について,具体的な場面や事例を挙げながら説明していただきました。

 

2 実地視察の成果発表・共有の様子

(1)実施期日 平成30年8月8日(水) 9時00分~12時15分
(2)実施場所 広島大学大学院教育学研究科第一会議室
(3)受講者数 25名

発表1 発表2 発表3

発表の様子1

発表の様子2

発表の様子3

県(班)別に実地視察した内容をプレゼンテーション資料にまとめ,「効果的な学習,効率的な運営のための工夫」,「施設と地域社会のつながり」,「施設職員に求められる資質・能力」,「施設の使命(ミッション)」の視点等に沿って発表し,交流しました。他県(班)の受講者からは質問や意見が多く出され,多様な視点から考えを深めることができました。今後,受講者の皆さんが社会教育主事として御活躍されることを期待しています。

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