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平成30年度広島県社会教育委員研修会【報告】

研修内容(※参加者150名)
 詳細はこちらから (PDF:603KB)

日時・会場

平成30年6月1日(金) 12:15~16:30
はつかいち文化ホール さくらぴあ(廿日市市下平良一丁目11-1)

開会行事・表彰(12:15~12:50)

行政説明(12:50~13:10)

演題:「学びのセーフティネット」構築に向けた取組
説明者:広島県教育委員会 乳幼児教育・教育支援部長 池田 肇
行政説明 行政説明 
行政説明

 家庭の経済的事情等にかかわらず,全ての子供の能力と可能性を最大限に高めることを目指す 「学びのセーフティネット」構築に向けた施策の方向性や基本的な考え方について行政説明が行われました。広島県が推進する教育支援の取組について新たな知識を得るとともに,子供の貧困対策における社会教育からの支援の在り方や学校教育と社会教育の両輪による体制整備の必要性等について意識を高めるよい機会となりました。

 説明資料はこちらから(PDF:492KB)

講演(13:20~14:50)

演題:子供の貧困と社会教育
講師:岡山県立大学 教授 近藤 理恵
 講演 講演 講演

 子供の貧困を取り巻く現状やその背景について,日本,アメリカ,イギリス,フランス,韓国での調査データや各国の支援施策の体制をもとに御講演をいただきました。文化資本や社会関係資本が十分でない貧困状態にある子供が自らの人生を肯定的に生きる力を獲得するためには,「社会教育」が極めて重要な役割を果たすこと,また,そのためには貧困状態にある子供と保護者(家庭)が「社会教育」にアクセスしやすい仕組みを作ること,教育行政と福祉行政の連携が不可欠であることなど,具体的な取組事例をもとに,大変分かりやすく話をしてくださいました。
 社会教育委員として,また社会教育関係職員として,今後どのように子供の貧困に向き合い,課題を解決していけばよいのか,それぞれの立場での役割について,多くの学びを得ることができました。

トークセッション(15:00~16:25)

テーマ:社会的包摂の実現に向けた社会教育の役割
 ~全ての子供が健やかに育つための地域からの支援とは~

【登壇者】
岡山県立大学 教授 近藤 理恵
愛媛県家庭教育支援チーム 大洲子育てサポート“そよ風”家庭教育支援員 山口 和惠
福山市神辺町「こども食堂もこちゃん」NPO法人こどもステーション 理事長 奥野 しのぶ
庄原市総領自治振興区 事務局長 矢吹 正直
廿日市市学校支援ボランティア 山田 恭子
【 コーディネーター】
広島修道大学 教授 山川  肖美
トークセッション トークセッション2  トークセッション3 
トークセッション トークセッション トークセッション

 
本研修の初の試みとなる「トークセッション」では,山川コーディネーターのもと,参加者全員で,次世代を担う全ての子供たちがその能力と可能性を最大限に高め活躍していくために,社会教育の立場から何ができるのか,どのように支援をする必要があるのかについて考え,意見を交流しました。
 登壇者には,「家庭教育支援チーム」による相談活動,子供の体験や学習を支援する「放課後子供教室」,「地域未来塾」,「学校支援地域本部」の取組,「こども食堂」や「ひとり親家庭への支援」の活動など,様々な活動事例とその活動に対する思いや今後の展望等について熱く語っていただきました。また,全体交流の時間には,フロアーにも降りていただき,参加者の話に耳を傾けたり,一緒になって意見を交流したりしてくださいました。参加者は,登壇者の話に深い関心を寄せながら,それぞれの地域における社会教育の取組について意見や情報を交換し,社会的包摂の実現に向けた社会教育の役割とその可能性について学びを深めていくことができました。 

登壇者のプロフィール等はこちらから (PDF:299KB)

アンケート集計

平成30年度広島県社会教育委員研修会アンケート集計 (PDF:231KB)

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