平成29年12月13日(水曜日)10時30分~16時30分 安芸府中生涯学習センターくすのきプラザ,府中町立府中小学校
発表者:
大竹市教育委員会 生涯学習課 社会教育係 主査 中本 篤子
放課後子供教室 統括コーディネーター 村上 久美子
放課後子供教室よつばクラブ 教育活動推進員 上村 徹治
始めに,大竹市教育委員会生涯学習課社会教育係 中本さんから,大竹市の概要,地域学校協働活動(放課後子供教室)の概要,統括コーディネーター,教育活動推進員等の役割についてお話しいただきました。
また,生涯学習課が作成したチラシを用いて,広報にかかわる工夫もお話しいただきました。
次に,統括コーディネーター 村上さんから,統括コーディネーターとしての活動内容,Snsを使った情報発信,関係者との情報共有について具体的にお話しいただきました。
さらに,放課後子供教室の一つである「はりねずみクラブ(低学年を対象とした文化活動の体験教室)」についてもお話しいただきました。設立経緯から,プログラム企画方法,講師の協力についてお話しいただきました。中でも特に具体的なプログラムとして,公民館活動者の方々を講師に迎えた陶芸,茶道に関わるプログラムを紹介していただきました。
最後に,放課後子供教室の一つである「よつばクラブ(「大竹の資源」を活用した体験型教室)」の教育活動推進員 上村さんから,設立経緯,プログラム企画方法,講師の協力についてお話しいただきました。
山を活用した三倉岳登山,川を活用した小瀬川河口干潟観察,海を活用した阿多田島釣り大会といった「自然を活用したプログラム」,手すき和紙づくり,亀居城・大竹潜水学校といった「歴史に触れるプログラム」,大工,パティシエ,水族館研究員,農協職員,公民館活動者,手話,ワクワク学び隊といった「多様な人材を活用したプログラム」,うさぎ,かえる,磯の生物等の「生物と触れ合うプログラム」といった,具体的なプログラムをご紹介いただきました。また,そのようなプログラム実施を支える「栄町を明るくする会」の見守り活動,地域ぐるみの交流についてもお話しいただきました。
さらに,活動のフィードバックとしての公民館まつりでの活動報告,実際の活動での苦労や思い出深い話,計画を考える際に大事にしていることについてもお話しいただきました。
事例発表の後には,地域ぐるみで活動する協力者の見つけ方,Snsの運用方法,費用・材料といった事前準備の実務状況について等,多数の活発な質疑がありました。
発表者:
府中町教育委員会 社会教育課 学習文化推進係 主任兼社会教育主事 幅野 得恵
放課後子供教室コーディネーター 小濱 樹子
始めに,府中町教育委員会社会教育課学習文化推進係 幅野さんから,府中町の地域学校協働活動(放課後子供教室及び地域未来塾)の枠組みについてお話しいただきました。
府中町の概要,地域学校協働活動の事業全体における位置付け,運営委員会の実際(委員の構成,議題内容,委員同士の連携),放課後子供教室の実施場所(小学校,公民館)による活動概要,地域未来塾(夏休みチャレンジ教室)の学校種(小学校及び中学校)ごとの活動概要,平成19年度から現在に至るまでの放課後子供教室運営のあゆみ,児童及びボランティアの募集の方法,ボランティアの養成方法(説明会,研修会),地域との連携,安全管理マニュアル,抱えている課題といった多岐にわたる内容をお話しいただきました。
次に,放課後子供教室コーディネーター 小濱さんから,放課後子供教室の実際と,コーディネーターとしての活動についてお話しいただきました。
放課後子供教室の実際として,コーディネーターの一日の流れ,年間を通しての活動内容といった概要から,地域の方(郵便局,保護者,煎茶の先生,国際交流協会)を講師としたプログラム,年間3回の5校合同のプログラム(みくまり峡散策,お楽しみ会,百人一首大会),地域未来塾(夏休みチャレンジ教室)といった具体的な内容をご紹介いただきました。
コーディネーターとしての活動として,様々な関係者との連携についてお話しいただきました。
コーディネーター間・社会教育課との連携,保護者との連携(説明会,おたより,出席連絡カード),ボランティアとの連携(募集,説明会,研修会),地域との連携(講師の依頼),学校との連携(運営委員会での打合せ,活動日誌での情報共有)と,多岐にわたる連携について,具体的なお話を聞かせていただきました。
この時間でも,安全な活動を支えるボランティアの数と児童の数に係る考え方について等,多数の活発な質疑がありました。
放課後子供教室コーディネーター 久光 千登勢
放課後子供教室見学では,コーディネーターとスタッフの打合せの様子,実際の放課後子供教室の活動の様子を見学させていただきました。また,ふだん「チャレンジ」と呼ばれる活動で使用しているものについても見せていただきました。
当日は,マジックカレンダー作成の工作を行いました。
実践交流の時間では,事前に参加者から提出していただいた意見交流したいテーマに基づいたグループごとに,課題と解決案について交流を行いました。
どのグループも,テーマに係る課題,解決案の検討だけでなく,それに関わる様々なことについて活発に情報交換がされていました。
事例発表をしていただいた大竹市教育委員会及び府中町教育委員会が,会場に実際のプログラムの成果物や記録を展示してくださいました。
大竹市教育委員会
府中町教育委員会
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