【解説】
JR「吉舎駅」北東にある丘陵頂部(比高約70m)に所在する帆立貝形古墳である。全長41m,直径33m,高さ8mで,北に幅15m,長さ13m,高さ2.2mの造出し部がある。周囲は周堤がめぐらされ,墳丘には20~30cm大の葺石(ふきいし)でおおわれ,円筒埴輪がめぐらされる。内部主体は盗掘によってその大部分が破壊されているが,竪穴式石室であったと考えられる。出土遺物としては,鏡2面をはじめとし武器(刀・矛(ほこ)),武具(短甲等),馬具,玉類などがあり,東京国立博物館に所蔵されている。5世紀後半の古墳と推定される。備北地域では,帆立貝式の形態をなす古墳がかなり分布しており,その一つである。
名称 | 三玉大塚古墳 | |
---|---|---|
よみがな | みたまおおつかこふん | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 史跡 | |
種類 | ||
所在地 | 三次市吉舎町 | |
員数 | ||
指定年月日 | 昭和53年10月4日 | |
構造形式 | 帆立貝形古墳,竪穴式石室 | |
法量 | 全長41m,後円部径33m,後円部高さ8m,造出部幅15m,造出部高さ2.2m | |
公開状況 | 常時公開,出土品の一部を吉舎歴史民俗資料館で展示 | |
交通案内 | ○JR「吉舎駅」から南へ約900m | |
関連施設 | 名称 | 吉舎歴史民俗資料館 |
開館時間 | 10時~16時 | |
休館日 | 月曜日,休日,12月28日~1月4日 | |
入館料 | 無料,特別展は別料金 | |
所在地 | 三次市吉舎町吉舎 | |
電話番号 | 0824-43-4400 | |
交通案内 | ○JR「吉舎駅」から南へ約500m |