【解説】
中世瀬戸内海中央に勢威をふるった因島村上氏の主要な城跡群である。
因島の南端にある長崎城跡は,村上氏の燧灘(ひうちなだ)方面に対するもので最初の拠点と考えられるが,現在,日立造船敷地内にあり,遺構はほとんど失われている。
島の北端にある青木城跡は向島の余崎城とともに布刈(めかり)瀬戸を見張る城として利用され,標高50mの本丸を中心に東の大手にむかって郭が連なる。なお,城麓には的場・裏木戸の地名を伝える。
島の中央の青陰城跡は,標高275mの山頂に位置し各要衝を指揮する拠点になっていたと思われ,三の丸を西端に,東へ郭が並んだ城跡である。城麓には大手・裏木戸・陣屋・水落などの地名を伝える。
名称 | 因島村上氏の城跡(長崎城跡,青木城跡,青陰城跡) | |
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よみがな | いんのしまむらかみしのしろあと(ながさきじょうあと,あおきじょうあと,あおかげじょうあと) | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 史跡 | |
種類 | ||
所在地 | 尾道市因島土生町・重井町・中庄町 | |
員数 | ||
指定年月日 | 昭和32年9月30日 | |
構造形式 | ||
法量 | ||
公開状況 | 常時公開 | |
交通案内 | ○長崎城跡:JR「尾道駅」,「新尾道駅」から「因島土生港行」バスで「土生港」下車,東南へ約300m ○青木城跡:JR「尾道駅」,「新尾道駅」から「因島土生港行」バスで西瀬戸自動車道「因島北I.C」下車,北西へ約1.2km ○青陰城跡:JR「尾道駅」,「新尾道駅」から「因島土生港行」バスで西瀬戸自動車道「因島北I.C」下車,青陰山登山口まで車で5分 |
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関連施設 | 名称 | 水軍城資料館 |
開館時間 | 9時30分~17時 | |
休館日 | 木曜日,12月29日~31日 | |
入館料 | 一般310円(210円),小・中学生150円(100円) ※( )は30人以上の団体 |
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所在地 | 尾道市因島中庄町 | |
電話番号 | 0845-24-0936 | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」,「新尾道駅」から「因島土生港行」バスで西瀬戸自動車道「因島北I.C入口」で下車,東南へ約3km ○三原港から高速船・フェリーで重井港下船,車で5分 |