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広島県の文化財 - 貝ケ原遺跡出土の特殊器台形土器

貝ヶ原遺跡出土特殊器台

【解説】
この特殊器台形土器は,昭和43年(1968)御調町貝ケ原に位置する御調川沿いの左岸丘陵の土取り工事中に出土したといわれる。特殊器台形土器は,特殊壷形土器とともに,弥生時代後期の中頃(2世紀頃)以降に,吉備(岡山県・広島県東部)を中心とした墳墓から出土する。集落遺跡から出土する日常使用される器台や壷に比べて,極めて大型化すること,鋸歯文(きょしもん)・斜格子文(しゃこうしもん),連続S字状の文様などの特徴ある文様で飾られること,赤色顔料が表面全体に塗られることなどの点で大きく相違し,墳墓の葬送に関わる土器と考えられている。本例は特殊器台形土器の中では古式の様相を示すものであるとともに,吉備の中枢(岡山県南部)においてもこのような完存に近いものはなく,極めて貴重な資料の一つといえる。

名称 貝ケ原遺跡出土の特殊器台形土器
よみがな かいがはらいせきしゅつどのとくしゅきだいがたどき
指定 県指定
種別 重要文化財
種類 考古資料
所在地 尾道市久保
員数 1点
指定年月日 昭和62年12月21日
構造形式  
法量 現高68.5cm,脚部最大径41.1cm,胴部最大径23cm
公開状況  
交通案内  
関連施設 名称 おのみち歴史博物館
開館時間 10時~18時(入館は17時30分まで)
休館日 火曜日(休日の場合は翌日),12月28日~1月3日
入館料 一般200円(160円),中学生以下無料
※( )は20人以上の団体
所在地 尾道市久保1丁目14-1
電話番号 0848-37-6555
交通案内 ○尾道市役所北50m

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