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広島県の文化財 - 太刀 銘 備前國長船兼光 延文三年二月 日

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【解説】
 南北朝時代・延文3年(1358)の作品。
 備前兼光は長船鍛冶の正嫡系で南北朝時代に活躍している。作風は動乱の影響を受け,父景光風のものから沸(にえ)づいた弯(のた)れ刃のものへと大きく変化している。
 この作は延文三年の年紀があり,時代の様相をよく示した,身幅が広く寸法の長い大太刀である。刃文は沸づいた直刃(すぐは)で地沸がよくつく。
 上杉謙信,景勝ともに長寸の太刀を好んだと伝えるように,同家伝来の特色ある一口で,中ほどに刃こぼれがあり戦場での働きを窺わせる。
 (写真・解説は『国宝の刀剣 ―秀吉,家康の愛刀など―』〔ふくやま美術館編,平成20年〕から引用)

名称

太刀 銘 備前國長船兼光 延文三年二月 日

よみがな たち
指定 国指定
種別 重要文化財
種類 工芸品
所在地 福山市西町
員数 1口
指定年月日 昭和27年7月19日
構造形式 刃文:中直刃互の目交
法量 身長:2尺9寸3分(生ぶ),反り:7分5厘,元幅:1寸1分8厘
公開状況 特別展等の際,期間限定で公開
交通案内 ○JR福山駅から西へ約400m
関連施設 名称 ふくやま美術館
開館時間 9時30分~17時
休館日 月曜(祝休日の場合,翌日),年末年始
入館料

所蔵品展:一般300円(20名以上の団体は2割引,高校生以下無料)
特別展:その都度定める料金

所在地 福山市西町
電話番号 084-932-2345
交通案内 ○JR福山駅から西へ約400m

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