【解説】
平安時代(794~1191)の作。一木造。冑(かぶと)を着,後補の鬼座に立つ天部の姿に彫成し,腹部には古式の獅噛(しかみ)をあらわす。腰から半円形に垂れる腰緒は磨滅度はひどいが,翻波(ほんぱ)式の彫法を用いていることを明らかに示している。更に背中の冑尾垂(かぶとおだれ)も短かく時代の特徴をよく表したものである。なお,材質の木目を巧みに利用した秀作ではあるが,円光背・打抜銅製宝冠(うちぬきどうせいほうかん)・持物及び腰部左右に垂れる鰭(ひれ)は後補である。
名称 | 木造毘沙門天立像 | |
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よみがな | もくぞうびしゃもんてんりゅうぞう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 福山市神村町 | |
員数 | 1躯 | |
指定年月日 | 昭和48年12月18日 | |
構造形式 | 一木造,獅子岩座 | |
法量 | 像高66.5cm | |
公開状況 | 事前に連絡必要(福山市教育委員会文化課:084-928-1117) | |
交通案内 | ○JR「福山駅」から「尾道線」バスで「松永ゴルフ場入り口」下車,北へ約800m(県立松永高等学校の東側約200mにある神村町第十区公民館内) | |
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