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広島県の文化財 - 僧行賢関係遺品

僧行賢関係遺品

【解説】
鎌倉時代後期から南北朝時代(13世紀後半~14世紀)にかけて,僧行賢が発願して作ったといわれる石造物群。東広島市高屋町稲木を中心に分布する。行賢については詳細不明である。
廃長楽寺跡にある石造不動明王は船形光背(ふながたこうはい)に陽刻彩色され,元享2年(1322)の銘がある。その簡潔な作風や独自な形式から,行者系彫刻の先駆的なものとして注目される。共存する多聞天(たもんてん)も銘はないが同時の作と考えられる。
ここから西品寺に運ばれた水槽(みずぶね)は石製湯槽とも推測されており,縁上面(ふちじょうめん)に元享2年銘が刻まれている。
稲木西山の廃西福寺跡付近の供養碑(板碑)2基のうち1基には法華経臂諭品(ほけきょうひゆぼん)の一節がある。他の一基は正中2年(1325)銘がある僧入蓮の供養碑である。背後に立つ地蔵菩薩(じぞうぼさつ)像は石に陽刻され背面に暦応4年(南朝年号,1341)銘がある。

名称 僧行賢関係遺品
石造不動明王立像1躯
石造多聞天立像1躯
石造地蔵菩薩立像1躯
石造供養碑2基
石造水槽1口
よみがな そうぎょうけんかんけいいひん
指定 県指定
種別 重要文化財
種類 彫刻
所在地 東広島市高屋町
員数 6点
指定年月日 昭和31年3月30日
構造形式 石造
法量 不動明王/像高51cm,高さ82cm
地蔵菩薩像/像高51cm,高さ1m
公開状況 常時公開
交通案内 ○JR「西高屋駅」から西に約1km程度の範囲に点在
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