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広島県の文化財 - 絹本著色伝足利尊氏像

絹本著色伝足利尊氏像

【解説】
 画面中央部に,束帯姿で高麗縁(こうらいべり)の上げ畳に坐す人物像を描く。人物の容貌は穏やかな印象に整えられており,その描写には似絵的な特徴が見られる。着している袍(ほう)には足利将軍家も家紋に用いた五七桐(ごしちのきり)が一面に散らされている。室町時代(16世紀)の制作と考えられる。
 本画像は,足利尊氏と深い関係があった浄土寺に尊氏像として伝来した肖像画である。画賛や花押,奉納文書などはなく,像主は未詳であるが,足利将軍家との関わりをうかがわせる図様などや高い技量を身に着けた中央絵師の手による制作と見られる出来映えは,広島県内の中世に遡る数少ない武人肖像画の中でも大変貴重である。

名称 絹本著色伝足利尊氏像
よみがな けんぽんちゃくしょくでんあしかがたかうじぞう
指定 県指定
種別 重要文化財
種類 絵画
所在地 尾道市東久保町
員数 1幅
指定年月日 平成28年3月28日
構造形式  
法量 縦107.0m,横56.7cm
公開状況 浄土寺宝物館(0848-37-2361)に展示(展示替えにより見学できない場合あり)
時間:9時~16時,※入館希望者は浄土寺に申込
入館料:400円
交通案内 ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車
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