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広島県の文化財 - 絹本著色金岡用兼禅師像

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【解説】
戦国時代の永正8年(1511)の描かれた禅師の曲●(きょくろく)に椅座(きざ)する像である。その像の右脇に一本の長杖が描かれている頂相(ちんぞう)である。画面の法衣の筆法は直線的で陰影を与えていないのも製作時代のヒントとも思える。剥落で画様はうすくなっているが,曲●文様も派手な手法であったと推測される。
画面に描き出されている長杖は,現在も同寺に保存されており,木製で肌に一面小突起を彫刻した長さ205cmのもので,この長杖は禅師の常用のものであったと思われる。
製作年次の正確に知られる作品であり,絵画(肖像画)史の正確な基準作品として,本県における貴重な例品である。
洞雲寺は長享元年(1487)厳島神社神主家が金岡用兼を開山として創建した禅宗寺院。
金岡用兼は永平寺再興に尽力し,阿波の守護大名・細川氏からも帰依を受けていた。
●は碌の石へんをはずしたもの

名称 絹本著色金岡用兼禅師像
よみがな けんぽんちゃくしょくきんこうようけんぜんじぞう
指定 県指定
種別 重要文化財
種類 絵画
所在地 廿日市市佐方
員数 1幅
指定年月日 昭和60年12月2日
構造形式 絹本著色,軸装
法量 縦109.2cm,横50.7cm
公開状況 5月8日の「花まつり(通称:とおんじさん)」の時に他の文化財とともに一部を公開する。
交通案内 ○JR「廿日市駅」から北へ約200m
○広島電鉄「廿日市駅」から北へ約400m
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入館料  
所在地  
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