【解説】
地蔵菩薩は,六道の衆生を救う菩薩と言われ,わけても地獄における救済の力を中心として信仰され,わが国でも平安時代中期から鎌倉時代(1185~1332)にかけて信仰が盛んになり,庶民生活と結びつき,その造像,絵画は多い。
本品も,そのような室町時代(1333~1572)に描かれたと思われる作品で,左足を下げ,右足を立膝にして岩座に坐す。右手を頬にそえ,左手には錫杖(しゃくじょう)を持ち,左右に掌善童子,掌悪童子の二童子を配した延命地蔵菩薩の像である。彩色は截金(きりがね)・金泥・緑青や朱を用いて精緻に描いた色彩感の豊かな画像である。
名称 | 絹本著色地蔵菩薩像 | |
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よみがな | けんぽんちょくしょくじぞうぼさつぞう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 絵画 | |
所在地 | 尾道市西久保町 | |
員数 | 1幅 | |
指定年月日 | 昭和30年3月30日 | |
構造形式 | 絹本著色 | |
法量 | 縦110cm,横55cm | |
公開状況 | 非公開 | |
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