【解説】
顕著な断層崖の浸食が進めば,断層線(帯)の部分が早く低くなり,これを境に断層崖下に小さく分離した丘陵(断層丘陵)ができる。
押ヶ峠断層帯は,太田川上流の戸河内町立岩ダムから坂根地区に至る2kmの間,左岸に位置し,線状に並ぶ四個の断層丘陵(ケルンバット)が存在する。これらはそれぞれ「タオ・ニゴヤ」などと呼ばれている。断層帯はこれら断層丘陵の西側鞍部(ケルンコル)を結ぶ線に沿って走り,さらに北東及び南西方向に延長20kmに及ぶ地質学・地形学上顕著な断層である。
安芸西部山地の谷間に見られるこのような典型的断層地形は,わが国では他に類例少なく,学術上価値が高い。
名称 | 押ケ垰断層帯 | |
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よみがな | おしがたおだんそうたい | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 天然記念物 | |
種類 | ||
所在地 | 山県郡安芸太田町,廿日市市吉和 | |
員数 | ||
指定年月日 | 昭和40年7月1日 | |
構造形式 | ||
法量 | ||
公開状況 | 県道吉和戸河内線から見学可能 県道恐羅漢公園線の内,黒峠付近からは断層全体が見渡せる |
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交通案内 | ○中国自動車道「戸河内I.C」から国道191号を益田方面へ約5km行き,県道吉和戸河内線を約10km | |
関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
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入館料 | ||
所在地 | ||
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交通案内 |