【解説】
原爆ドームは,昭和20年(1945)まで広島県産業奨励館と呼ばれていた。大正3年(1914)細工町の元安橋の東河畔に,広島県物産陳列館として建築され,大正4年(1915)に開館した。
館の業務は,県内の物産販路開拓や生産品の陳列及び委託販売等であった。しかし,戦争が激しくなると,産業奨励館の展示も徐々に縮小され,昭和19年(1944)3月31日には館の業務は廃止された。
戦局も悪化した昭和20年(1945)の8月6日,原子爆弾が産業奨励館の東方約150m,高度約580m前後の地点で爆発した。産業奨励館も爆風と熱線を浴びて大破,全焼したが,建物本体は奇跡的に倒壊を免れた。当時,この建物内にいた約30名の職員は全員即死した。
戦後,原爆ドームは原爆の惨禍とともに平和を訴えるシンボルとして保存され,昭和42年(1967)と平成元年(1989)には保存修理が行われている。
平成8年(1996)には,厳島神社とともに世界遺産に登録された。
名称 | 原爆ドーム(旧広島県産業奨励館) | |
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よみがな | げんばくどーむ(きゅうひろしまけんさんぎょうしょうれいかん) | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 史跡 | |
種類 | ||
所在地 | 広島市中区大手町 | |
員数 | ||
指定年月日 | 平成7年6月27日 | |
構造形式 | ||
法量 | ||
公開状況 | 常時公開 | |
交通案内 | ○JR「広島駅」から市内電車「西広島行」「江波行」「宮島行」で「原爆ドーム前」下車 ○JR「広島駅」から「吉島営業所行」バスで「平和記念公園」下車 |
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関連施設 | 名称 | 広島平和記念資料館 |
開館時間 | 3月~11月:8時30分~18時(入館は17時30分まで) 12月~2月:8時30分~17時(入館は16時30分まで) |
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休館日 | 12月29日~1月1日 | |
入館料 | 一般50円,小・中・高校生30円 一般30人以上の団体は40円,小・中・高校生20人以上の団体は無料 ※8月6日~8月9日は小・中・高生は無料 |
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所在地 | 広島市中区中島町 | |
電話番号 | 082-241-4004 | |
交通案内 | ○JR「広島駅」から市内電車「西広島行」「江波行」「宮島行」で「原爆ドーム前」下車 ○JR「広島駅」から「吉島営業所行」バスで「平和記念公園」下車 |