【解説】
平安時代中期(10世紀)の装飾経。法華経の巻第七の巻初は金字の行と銀字の行を1行ごとに交互に記し,後段は金泥(きんでい)書きにしたものである。巻末に,天暦3年(949)6月22日に紀則常と女性の物部氏が壇主として奉仕した旨の奥書があり,平安時代中期における金銀交書(こうしょ)経として注目される経巻である。
軸端は,撥型(ばちがた)で,鍍金魚々子(ときんななこ)地宝相華文である。
名称 | 紺紙金銀泥法華経巻第七 天暦三年ノ奥書アリ |
|
---|---|---|
よみがな | こんしきんぎんでいほけきょう | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 典籍 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
員数 | 1巻 | |
指定年月日 | 明治43年4月20日 | |
構造形式 | 巻初は金字銀字の交書,紺紙金銀泥 | |
法量 | 縦27.5cm,横671cm | |
公開状況 | 浄土寺宝物館に展示(展示替えにより見学できない場合あり) | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 | |
関連施設 | 名称 | 浄土寺宝物館 |
開館時間 | 9時~16時30分 ※入館希望者は浄土寺に申込 |
|
休館日 | 無休 | |
入館料 | 400円 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
電話番号 | 0848-37-2361 | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 |