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広島県の文化財 - 紙本墨書定証起請文

紙本墨書定証起請文

【解説】
鎌倉時代の嘉元4年(1306),真言律宗の西大寺叡尊(1201~1290)の弟子定証が浄土寺の伽藍を再建した時の自筆起請文である。
定証以前の浄土寺は紀州高野山に所属し,尾道の人光阿弥陀仏の外護によって本堂・五重塔・多宝塔・地蔵堂,鐘楼などが建てられていたが,専属の僧侶もおらず閑寂としていた。浄土寺が定証に寄進されると彼の勧進によって更に金堂・食堂・僧房・厨舎が造営され,広範な地域の人々の信仰を集める活気のある寺となったことが記されている。
文書は更に続き,嘉元元年(1303)の舎堂落成のほか,嘉元4年に行われた盛大な落慶供養の次第も詳細に記され,その文書中に見える定証の朱色の手印があざやかである。当時の盛観を知る資料である。

名称 紙本墨書定証起請文
嘉元四年トアリ
附同案文(残簡)1通
よみがな しほんぼくしょじょうしょうきしょうもん
指定 国指定
種別 重要文化財
種類 典籍
所在地 尾道市東久保町
員数 1巻
指定年月日 明治43年4月20日
構造形式 紙本墨書
法量 縦33.2cm,横918cm
公開状況 浄土寺宝物館に展示(展示替えにより見学できない場合あり)
交通案内 ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車
関連施設 名称 浄土寺宝物館
開館時間 9時~16時30分
※入館希望者は浄土寺に申込
休館日 無休
入館料 400円
所在地 尾道市東久保町
電話番号 0848-37-2361
交通案内 ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車

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