【解説】
厳島神社に伝わる安土桃山時代(1573~1602)の具足。社伝では,毛利元就が奉納したものと言われている。兜は烏帽子(えぼし)形に作り,その上から銀箔を押し広狭二筋(こうさふたすじ)を黒漆で描き,頸部を護る●(しころ)には孔雀の羽毛を縫いつけた独特のものである。胴は右脇で引合わせて伝統的な胴丸(どうまる)形式によって作られているが,銀箔押の小札(こざね)や正面胸板には銀梨子地(ぎんなしじ)に菊・桐文を金蒔絵で散らすなど,細部には桃山時代の特色がうかがわれる。威毛(おどしげ)は白糸威であるが,生ぶ糸でまだ鮮やかな色調を留め,草摺(くさずり)と大袖の耳糸のみ萌葱(もえぎ)で威し,これが何となく全体を引き締った感じにしている。
●は革へんに毎
名称 | 銀小札白糸威胴丸具足 (兜・大袖・小具足付) 附鎧櫃1背 |
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よみがな | ぎんこざねしらいとおどしどうまるぐそく | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 工芸品 | |
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
員数 | 1領 | |
指定年月日 | 昭和60年6月6日 | |
構造形式 | ||
法量 | 胴高36.9cm兜高34.8cm | |
公開状況 | 厳島神社宝物名品展で一部公開 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km | |
関連施設 | 名称 | 厳島神社宝物館 |
開館時間 | 8時~17時 | |
休館日 | なし | |
入館料 | 一般300円(250円),高校生200円(150円),小・中学生100円(70円) ※( )は50人以上の団体,特別展は別料金 |
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所在地 | 廿日市市宮島町 | |
電話番号 | 0829-44-2020 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km |