【解説】
尾道浄土寺に伝わる元の時代(1271~1368)の作品で,延祐2年(1315)銘の浄土寺所有孔雀●金(くじゃくそうきん)経箱や光明坊所有孔雀●金経箱と意匠がほとんど同じことから,同時代に製作されたと思われる。
印籠蓋造りで,蓋表には黒漆塗を施し,身の長側面に双孔雀,短側面には双尾長鳥文,蓋の側面には唐花文をそれぞれ沈金で埋めつくして,蓋の正面に「天」,身の四隅に「性・静・情・逸」の文字を薬研彫にしている。蓋と身の内部は朱漆である。
●は倉へんに戈
名称 | 孔雀文沈金経箱 | |
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よみがな | くじゃくもんちんきんきょうばこ | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 工芸品 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
員数 | 1合 | |
指定年月日 | 昭和44年6月20日 | |
構造形式 | ||
法量 | 縦54cm,横36cm,高さ29cm | |
公開状況 | 浄土寺宝物館に展示(展示替えにより見学できない場合あり) | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 | |
関連施設 | 名称 | 浄土寺宝物館 |
開館時間 | 9時~16時30分 ※入館希望者は浄土寺に申込 |
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休館日 | 無休 | |
入館料 | 400円 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
電話番号 | 0848-37-2361 | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 |