【解説】
鎬(しのぎ)造りで鎬の高い庵棟,鍛は板目に大板目交り地斑入り,刃文は小乱れに小丁字(こちょうじ)交り,大きな焼落しがある。腰反りの高く踏張った太刀姿である。
包次は鎌倉時代初期(13世紀前半)の備中青江派の刀工で,大きな焼落しと太刀銘ある作は少なく好資料である。戦国時代(16世紀)の武将・吉川元長の寄進と伝えられ,「新髭切(しんひげきり)」の号があるという。拵(こしらえ)は,室町時代(1333~1572)の半太刀拵の現存するものとして貴重である。
名称 | 太刀 銘包次 附黒塗半太刀拵 |
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よみがな | たち | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 工芸品 | |
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
員数 | 1口 | |
指定年月日 | 大正3年4月17日 | |
構造形式 | 鍛え板目,刃文直刃 | |
法量 | 刃長70.8cm,反り2.8cm | |
公開状況 | 厳島神社宝物名品展で一部公開 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km | |
関連施設 | 名称 | 厳島神社宝物館 |
開館時間 | 8時~17時 | |
休館日 | なし | |
入館料 | 一般300円(250円),高校生200円(150円),小・中学生100円(70円) ※( )は50人以上の団体,特別展は別料金 |
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所在地 | 廿日市市宮島町 | |
電話番号 | 0829-44-2020 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km |