【解説】
錫杖は有声杖とも言われ,頭部の輪形に遊鐶(ゆうかん)を通し,これを揺って音を出すものである。錫杖の渡来は仏教初伝の頃と言われ,長さは等身丈で,字の如く杖として用いられていたが,後には柄を短くして手錫杖とよばれ,杖としてではなく法要の時の梵音具として用いられるようになった。この錫杖も「手錫杖」で,双竜の頭に蓮華をさした花瓶をおき,竜尾で錫杖の輪をかたどり,頂上に定印(じょういん)の三尊仏を配し,朱色の短い杖をつけた精巧な品である。寺伝では弘法大師将来という晩唐(9世紀ごろ)の作である。
名称 | 錫杖 | |
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よみがな | しゃくじょう | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 工芸品 | |
所在地 | 尾道市西久保町 | |
員数 | 1柄 | |
指定年月日 | 明治44年4月17日 | |
構造形式 | 銅製 | |
法量 | 長さ79.6cm | |
公開状況 | 非公開 | |
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