【解説】
五鈷鈴は金剛鈴と総称されるものの一つで,密教修法の時,諸尊を驚覚歓喜させ,眠っている仏心を呼びさますために用いられる。本品は鈴身に仏像を鋳出した五鈷仏像鈴で,その仏像の種類によって梵天帝釈四天鈴(ぼんてんたいしゃくしてんれい)と称されるものである。把柄(つかえ)は蓮華をかたどり,五鈷は獅子の爪の形をした精巧な細工の逸品で,寺伝に弘法大師将来という晩唐期(9世紀頃)の作品である。
名称 | 銅製五鈷鈴(伝僧空海将来) | |
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よみがな | どうせいごこれい | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 工芸品 | |
所在地 | 尾道市西久保町 | |
員数 | 1口 | |
指定年月日 | 明治32年8月1日 | |
構造形式 | 銅製 | |
法量 | 高さ22cm,口径5.5cm | |
公開状況 | 非公開 | |
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