【解説】
表面は桐,底面は梓材を用い,全面漆塗で表面は丸味をつけ底面は平らにし,前方が広く後方は狭い。絃は生桑の繭糸を用い,前方の絃眼の下部に軫(しん)がついている。軫は玉や象牙製で,徽(き)(13個の小円)は螺鈿(らでん)である。七絃琴は,平安時代(794~1191)に盛行した楽器であるが,その完存品はほとんどなく,社伝に言う平安時代末期の武将・平重衡所用も時代的には信ずるに足りる作品である。
名称 | 七絃琴 (伝平重衡所用) |
|
---|---|---|
よみがな | しちげんきん | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 工芸品 | |
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
員数 | 1面 | |
指定年月日 | 明治32年8月1日 | |
構造形式 | 全面漆塗 | |
法量 | 長さ121cm | |
公開状況 | 厳島神社宝物名品展で一部公開 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km | |
関連施設 | 名称 | 厳島神社宝物館 |
開館時間 | 8時~17時 | |
休館日 | なし | |
入館料 | 一般300円(250円),高校生200円(150円),小・中学生100円(70円) ※( )は50人以上の団体,特別展は別料金 |
|
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
電話番号 | 0829-44-2020 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km |