【解説】
南北朝時代,建武5年(1337)の作。胎内頭部に「建武五年十月二十四日院勢作」の墨書銘がある。
「南無仏のお姿」と称されるもので,玉眼入りの彩色された像である。三歳の尊像と言われ,上半身は裸形で下半身に緋の裳を着け合掌する姿である。同じ胎内から出た三尊仏の印仏(いんぶつ)には,本寺重修に尽力した道蓮,道性の名も見られ,本寺と太子信仰の関係も察せられる貴重な作品である。なお,作者の院勢は,孝養像の作者院憲と同じく京都院派の著名な仏師である。
名称 | 木造聖徳太子立像(南無仏太子像) 頭部内面ニ建武五年十月廿四日院勢作ノ銘アリ |
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よみがな | もくぞうしょうとくたいしりゅうぞう(なむたいしぞう) | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
員数 | 1躯 | |
指定年月日 | 昭和11年9月18日 | |
構造形式 | 寄木造,玉眼,彩色 | |
法量 | 像高68cm | |
公開状況 | 浄土寺宝物館で見学できる(展示替えにより見学できない場合あり) | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 | |
関連施設 | 名称 | 浄土寺宝物館 |
開館時間 | 9時~16時30分 ※入館希望者は浄土寺に申込 |
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休館日 | 無休 | |
入館料 | 400円 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
電話番号 | 0848-37-2361 | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 |